ベトナムの観光エリア、バンメトートの郊外スポットの一つ「ヨックドン国立公園」。こちらは1991年に設立された自然公園で、敷地面積は11万ヘクタール。東京ドーム2個分となります。この面積はベトナムの国立公園の中では最大規模となります。
今回は「ヨックドン国立公園」をご紹介します。
アクセス
ヨックドン国立公園はバンメトートの市街地から40キロほど郊外へ走った場所にあります。タクシーをチャーターして行くのがおすすめ。また、同スポットはブオンドン村と距離が近いため、ブオンドン村と併せて行くといいかもしれません。それでも9時頃にタクシーに乗って、午後2時3時には同公園とブオンドン村を楽しんで市街地に戻れるかと思います。
道中はかなりの田舎道を走ることになります。1時間ほどかけて郊外へ向かうので、途中お腹が空いたり、ちょっと酔ったりした場合は、カフェや御覧のような大衆食堂に立ち寄って休憩するのもいいのではないでしょうか。
ヨックドン国立公園
ヨックドン国立公園は11万ヘクタール以上の敷地面積を持つ自然公園ですが、特にテーマパークのようなアトラクションもなければ、ブオンドン村のように観光施設が充実しているわけでもありません。同公園が国立指定された目的は、敷地内に生息している野生動物の保護となります。
ヨックドン公園内には、入口傍にある小さなカフェとゲストハウス(宿泊施設)、そしてエレファントライディングがあります。エレファントライディングは近郊のブオンドン村でも乗ることができますが、ここで乗る方が安く、長い時間自然の中を散歩することができますので、節約したい方にはおすすめです。
いまはもう使われていない昔のバイクですが、当時はこれでゾウも運んでいました。現在ヨックドン国立公園には鳥351種、哺乳類62種、植物500種以上が生息しています。哺乳類の中にはゾウはもちろん、トラ、ヒョウ、水牛のような大型動物も生息しています。
エレファントライディングはヨックドン国立公園がおすすめ
ベトナムには100数十のアジアゾウがいまだ野生で生息していて、その内の半数以上はこのダクラック省にいるといわれています。ヨックドン国立公園はそのゾウの保護としても重要な役割をしていて、同敷地の気候、環境、植物はゾウの育成と保護に最適らしいです。ただし、保護は今以上に強化しないと、5年から10年の間でベトナムにいるアジアゾウは絶滅してしまうのでは、とも懸念されています。
ヨックドン国立公園の目玉はエレファントライディング。1人、もしくは2人で一頭のゾウに乗ることができます。所要時間はおよそ30分ほどで、森林や湖の中をゆっくりと散歩することができます。2メートル以上のゾウの背中に乗ってみる景色は、目線が普段より高くて不思議な爽快感があります。また、それ以上に自然と一体になっている気がして満喫することができます。
タクシーで行った場合は、運転手に写真撮影をお願いしましょう。最後にチップで5万ドンほどわたせば十分です。かなりインスタ映えする写真が撮れるはず。また、ゾウを操る人も親切で、写真を撮影する度にわざわざゾウをとめてポーズをとってくれます。彼にも感謝の意味を込めて5万ドンほどチップをわたしてあげてください。
エレファントライディングが終わったら、バナナをゾウにあげることもできます。バナナは道中で買っていってください。ゾウにこれほど間近に接することができるのもベトナムならでは。ここで暮らす人にとっては、ゾウは本当に身近な存在であることが分かります。
DATA
名称:ヨックドン国立公園
アクセス:タクシーで約1時間。ブオンドン村より近い