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1日コース!バンメトートの市内観光

ホーチミンから国内線に乗って約1時間。ハイランズ地方のバンメトートにせっかくやってきたのだから、主要の観光スポットは余すことなく楽しみたいところです。帰国後に「あっ、ここも行っておけばよかった」と思うのは非常にもったいないですね。

そこで、今回はバンメトートの市内観光の1日コースをご紹介したいと思います。

9:00~:観光の最初の一方は「バンメトート市場」から

IMG_5254.jpgバンメトート市場内部の様子

まず最初はバンメトート市場。市場は早朝に賑わい、昼にかけて徐々に雑踏は落ち着いていきます。朝の6時から8時くらいがもっとも賑わうので、できれば少し早起きして行ってみてください。また、市場内は普通のお客から仕入れ業者まで非常に混雑していますので、歩くときは足元注意。また、スリにも気を付けたいところです。

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10時~:バンメトートを知ろう。「ダクラック博物館」

IMG_5434.jpgダクラック博物館の様子

ダクラック博物館は市場から徒歩15分程度。まだ朝方なので日差しも柔らかく、散歩にはちょうどいい気温。是非歩いてみてください。

ダクラック博物館では、ここバンメトートとダクラック省の地質学、民族学、歴史学を学ぶことができます。特に民族のエリアは非常に興味深い資料や展示品を見学することができます。ダクラック省には先住民といわれるエデ族がいまでも各地で暮らしていますが、彼らの生活習慣や伝統をみることができます。日本のそれとはもちろん、ベトナム人ともまるで異なる文化を築いているので、是非お楽しみください。

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11時~:暑くなる前に「市内散策」&昼食

IMG_5091.jpg市内中心市街地

博物館を覗いたあとは、ちょっと市内散策をしてみましょう。ビクトリーモニュメントを中心に、イーユット通りやノーチャンロン通りには、個人商店が所狭しと軒を並べています。感覚的には商店街が何百メートルもずっと続いているような感覚。お店をのぞいてウインドウショッピングをしたり、若者がたむろしているカフェに入ってみたりと、下町風情を楽しんでください。

IMG_5070.jpgブンドーと呼ばれる屋台料理

また、昼食もこの界隈でとりましょう。他の都市部のように外国人向けのレストランは正直ありませんので、大衆食堂で食事をとることになります。お腹を壊さないか不安になるかもしれませんが、せっかくここまで来たので、是非バンメトートの下町料理も味わっていってください。

13時~:午後の最初の観光はここから「カイドアン寺」

IMG_5188.jpgフエ建築とエデ族の民族家屋の融合

午後最初に訪れるのは、ここカイドアン寺。バンメトートで最大の寺院です。中北部フエ王朝の伝統建築と、ダクラック省に暮らす少数民族の中では最大規模を誇るエデ族の民族家屋を融合した寺となります。本堂は非常に豪華で華々しく、それでいて歴史の重みも感じることができ、他の寺院とは一味違う雰囲気。ここで修行している僧侶や参拝に来る仏教徒の姿も見ることができます。

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14時30分~:エデ族の家屋が並ぶ「アコドン村」

IMG_5114.jpgエデ族の家屋

カイドアン寺の見学が終わったら、タクシーを呼んでアコドン村へ行きましょう。同村は市内中心にありますが、徒歩では遠いのでタクシーで行くことになります。

IMG_5115.jpgロングハウスのカフェ店内

アコドン村はエデ族の人々がのんびりと暮らす小さな村。並ぶ家々の多くはエデ族の家屋であるロングハウスで、村中には雑貨店やカフェなどもあります。この村人全員がエデ族ではありませんが、半数はエデ族とのこと。しかもすぐ隣にはベトナム人の住宅街があり、ここで暮らすエデ族はベトナム人と共存することができているようです。

家の中に入りたければ、カフェを利用するのがいいでしょう。一般家屋は家前に門があって入れないようになっているので、外からの見学となります。

16時~:「チュングエンコーヒービレッジ」で最高級のコーヒーを

IMG_4520.jpg17時以降になると日も暮れ始める

アコドン村まで観光すると、バンメトートの市内観光はほぼ網羅した形となります。一日中歩き続けたのでは、かなり疲労しているはず。最後を締めくくるのは、コーヒーの町と呼ばれるバンメトート旅行でふさわしい「チュングエンコーヒービレッジ」。アコドン村からタクシーで15分から20分程度となります。

IMG_4531.jpgコーヒーwithミルク

チュングエンコーヒーの用意するコーヒーは複数種類あり、大雑把にいえばロブスター種、アラビカ種、ブレンド種となります。ロブスター種は渋みが強いので、ミルクを入れるときはフレッシュミルクではなくコンデンスミルクとなります。

ベトナムの最大手コーヒーチェーン店が生まれた場所で、最高級のコーヒーを味わってみましょう。敷地内にはお土産店もあり、チュングエンブランドのコーヒー豆やインスタントを買うことができます。コーヒーを嗜んだあとに、いろいろ見ていってください。

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18時30分~:夕食は民族料理店「ハイムオン」レストランで

IMG_4687.jpgハイムオンレストラン

ディナーはここが一押し。「ハイムオン」レストランは、少数民族のムオン族が経営する異例のレストラン。従業員の半数がムオン族というから驚きです。ただ、ムオン族はベトナム人と顔つきは変わらないですし、ベトナム語も流暢なので、ぱっとみではベトナム人であっても見分けはつかないとのこと。

IMG_4700.jpg郷土料理の鍋

ここで食べられる料理はムオン族の民族料理と、バンメトートの郷土料理。フォーや生春巻きといったベトナムの名物はホーチミンやハノイといった都市圏で食べているかと思うので、同レストランではこの地でしか食べられない郷土料理を堪能していってください。

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20時~:夜のエンタメ「BMTストリートフード」

IMG_4647.jpg雑貨を探すなら市場よりここ

バンメトートで夜を楽しむなら、ここが一押し。「バンメトートストリートフード」には数十の雑貨店とグルメ屋台が並んでいるナイトマーケットのようなエンタメスポット。雑貨と言えば市場がベトナムの王道ですが、バンメトート市場はローカル市場なので、お土産になりそうな雑貨物や洋服はほとんど見かけません。

一方こちらのスポットは若者が多いため、お洒落なデザインの洋服やハンドメイドアクセサリーがたくさんあって、ベトナムらしい飾らない土産として最適です。

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バンメトート市内観光を振り返って

バンメトートの市内観光はいかがでしたか。今回紹介したルートを確実に回るならば、徒歩で行くところとタクシーを利用するところをしっかりと押さえることです。道中は道に迷うことも考えられますので、市内マップやスマホのグーグルマップを見て、辿り着く自信がなさそうならば近場でも迷わずタクシーを捕まえましょう。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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