今年も2017年10月31日はハロウィーンでベトナムは大盛り上がりでした。特に南部ホーチミンでは、例年以上の人でにぎわっていて、すっかりと若者の間で定着した様子です。そこで、今回は2017年のハロウィーンの様子をご紹介したいと思います。
若者の間ではビックイベントに成長
ハロウィーンがベトナムで浸透し始めたのは、実はここ数年の出来事。それまでは「ハロウィーンってなに?」といった感じでした。しかし、ここ数年で若者のアンテナはグローバルになり、世界で開催されているイベントに敏感になってきました。いまではこれほど町が賑わうのは、ハロウィーンと新旧の正月くらいではないでしょうか。そう実感するほどの人の賑わいを感じることができます。
ハロウィーン開催の10日前ほどから町は活発に動き始めます。スーパーやアパレル店はハロウィーンイベントを称してビッグセールをはじめますし、通りの雑貨店では揃ってハロウィーンのグッズを扱うようになります。また、映画館など人が多く集まるような場所では、お化けに扮したキャストと記念撮影ができるイベントも毎年の恒例です。
グエンフエ通りはファミリーで大盛り上がり
ハロウィーンが最も盛り上がるのは夜。ホーチミンではグエンフエ通りとファングーラオエリアに人が集まります。ホーチミンでは不思議とイベント時に人が向かうのは決まってこの2つのエリアなので、旅行者の皆さんも滞在が行事と重なっている場合は、とりあえずいずれかのエリアに向かってみるといいでしょう。
グエンフエ通りの中央道路は歩行者天国なので、バイクの心配もいりません。ドンコイ通りの隣にある道なので、外国人観光客の姿も多く見かけます。また、学生風の若いベトナム人が、小遣い稼ぎにハロウィーンの猫耳やドクロの仮面などを売っている様子もいたるところで見受けられました。
最大規模のイベントを目の当たりに。ファングーラオ
こちらはファングーラオエリア。デタム通りとファングーラオ通りの角にあるAliz Booは同エリアのシンボル的レストランバーです。大きなハロウィーンの垂れ幕がかかり、店内もハロウィーン仕様に装飾されています。ファングーラオエリアのメインストリートはブイビエン通りですが、すでにこのファングーラオ通り、デタム通りも人で埋め尽くされていて、警備員が交通整備しています。
こちらはブイビエン通りの様子。ベトナムで最大のイベントといえば新暦、旧暦のお正月です。旧正月は帰省組が多いので、人が最も集まるのは新暦12月31日から1月1日にかけてと言えるでしょう。しかし、今年のこの盛り上がりようは、お正月を凌ぐ勢いです。通りは夜遅くまで人で埋め尽くされ、もう歩くだけで精一杯。去年以上の盛り上がりです。
ハロウィーンではベトナム人の多くは仮装よりもペイントに力を入れます。ペイントは特殊なインクを使用して顔に模様を描くもの。水で洗うとゴムかすのようにぽろぽろと剥がれ落ちるので、次の日が仕事でも問題ありません。料金も200円、300円で依頼することができますし、ブイビエン通りには多数のアーティストがいます。
来年もさらに盛り上がることが期待
ハロウィーン以外のイベントも、ベトナムは年々規模が大きくなっています。ベトナム人の懐にも余裕が出てきている証拠でもあります。来年もさらに盛り上がることがで期待できます。もし旅行期間がイベントとかぶっている場合は、是非今回紹介したグエンフエ通りとファングーラオを歩いてみてください。いつもとは違う光景を見ることができるでしょう。
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