ベトナム中南部のムイネーは、現地人や欧米人に人気のリゾート都市。欧米人にはロシアを中心に古くから知られていますが、日本人の間ではホーチミンの印象が強いので、あまり認知度は高くありませんね。しかし、最近は学生やカップルを中心に日本人の若者の旅行者もうかがえるようになってきました。ホーチミンから寝台バスで5時間強で行くことができるので、ホーチミンとムイネーの2都市観光もおすすめです。
そこで、今回はムイネーに来たら是非訪れてほしい一押しスポットを5つ紹介します。
1、ヒュイントゥックカン通りの漁船の風景
ムイネー旅行者のほとんどが宿泊するのは、グエンディンチウ通りという一本のメインストリート。その同通りをひたすら真っ直ぐ進むと繋がる通りが、「ヒュイントゥックカン通り」となります。同じ一本道ですが、グエンディンチウ通りはリゾートらしくホテルやレストラン、マッサージ店などが所狭しと並ぶ傍ら、ヒュイントゥックカン通りはいたって静か。常に傍には海が広がり、写真上のような漁船が無数に停まっている風景をみることができます。この風景が見られるスポットには常に多くの観光客が集まって写真を撮っているので、すぐに分かることでしょう。
また、道路から石段を下りて砂浜に降りることも可能です。早朝から午前中はテントを張った屋台が出て、朝に水揚げされた魚介を売っています。都心では食べられないような安い値段ですし、買ったらその場で調理してくれるので、同じテント内で食べることができます。是非下町リゾートをお楽しみください。
[local, 120]2、グエンディンチウ通り沿いの昼カフェ&ナイトレストランバー
グエンディンチウ通り沿いはムイネーで最もにぎわうメッカ。特に海側はバンガローやロッジ風の宿泊施設が並び、砂浜はすぐそこという理想のシチュエーションです。そういった宿泊施設内で営業しているカフェやレストランも一押しスポットの1つ。昼間は海を見渡しながらカフェをするのはいかがでしょうか。もちろん宿泊者以外も大歓迎です。欧米人が多いせいか、扱う料理は西洋料理が中心のところがほとんどです。日本人も馴れている味なので、おいしく食べることができるでしょう。
夜は人気のないお店よりも、大勢でにぎわっているお店を見つけて入ってみてください。フィリピン人や欧米人によるライブ演奏を聴くことができるお店もありますし、ぶ厚いステーキを頬張ることができる欧米風レストランもあります。南国の雰囲気を存分に満喫していってください。ちなみに、先に紹介したヒュイントゥックカン通りまで行くと、途端にお店はなくなってしまいます。
[local, 107]3、黄色と白の2つの砂丘
ムイネーの名物ともいえるのが「砂丘」。観光エリアには2つの砂丘があり、それぞれ「イエローサデューン」と「ホワイトサデューン」に行くことができます。イエローサデューンは黄砂の砂丘で、面積は非常に広大。また、ヒュイントゥックカン通りをひたすら進んだ先にあり、比較的近いためビギナー旅行者でも気軽に訪れることができます。子供はそりで砂滑りをして楽しむことができ、ベトナム人の団体でよく賑わっています。
一方ホワイトサデューンはメインエリアから少し離れています。バイクをレンタルする手もありますが、ベトナム旅が慣れていない方はツアーに参加するのが確実。グエンディンチウ通り沿いのツアーデスクで申し込みすることができます。こちらは湖に広がる白砂の砂丘。まだ観光地化されていないため、人もそれほど多くありません。ジープやバギーで砂丘を疾走することができます。筆者としてはホワイトサデューンが一押しであり、ムイネー旅行の最大のハイライトにもなります。是非幻想的な風景をその目に焼き付けてください。
[local, 78, 42]4、グエンディンチウ通り沿いのホテルプール&ビーチ
グエンディンチウ通りの海沿いのホテルの多くは敷地内にプールがあります。日本人観光客はよくホテルライフを楽しまないで、アクティブ観光に集中する傾向がありますが、それではせっかくのビーチリゾートがもったいありません。ホテル内のプールでひとしきり泳ぎ、疲れたらプールサイドのデッキチェアに座ってのんびりと。ウェイターを呼んでカクテルやトロピカルジュースをオーダーするのもいいでしょう。
砂浜で網焼きの魚介を頬張るのも、ベトナムのビーチリゾートの楽しみの一つ。砂浜にでて掘立小屋をまずは探してみましょう。ビーチ用具を売っているお店がありますので、そこで魚介を売ってくれます。また、早朝は網魚を見学することもできますので、朝5時と早いですが、一見の価値があります。ちなみに網魚で獲れた魚介も、その場で購入して掘立小屋で調理してもらえます。
5、シーリンクスビーチリゾート&ゴルフ
シーリンクスビーチリゾート&ゴルフはグエンディンチウ通り並行して走る小高い丘の上にある5つ星ホテル。広大な敷地面積を保有し、敷地内には「ワインキャッスル」と「ゴルフ場」があり、宿泊者以外も行くことができます。ワインキャッスルはベトナム国内だけではなく、世界各国からのワインを直輸入して展示。入場券に試飲できるチケットもついていますので、ボトルを買う必要もありません。ただ、ワイン好きであれば、自分の好きな銘柄をお土産に買っていくこともできます。
全18ホールの広々としたカントリークラブ(ゴルフ場)はゴルフ好きなら一度はラウンドしてみたいコース。ムイネーの海をずっと遠くまで見渡すことができる丘に設計されていて、海風が吹き付けるため難易度が高いコースもあります。現在は世界から注目されているゴルフコースとなっています。
ムイネー旅行を満喫するツボ
ムイネー旅行を楽しむコツとしては、「日本では体験できない時間をおくる」ことです。ここで紹介したどのスポットも、日本の現代社会とはかけ離れた非現実的な時間を満喫することができます。是非ムイネーに足を運んでみてください。
[local, 302, 24]