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ベトナム生活でびっくりトラブル!~自宅編

一昔前から、シニアライフを東南アジアに移す日本人が増加中です。マレーシアは特に受け入れ態勢が整っていて、長期滞在のビザ取得が容易なことから一躍移住先人気の国となりました。しかし、ここ数年で人気急増中なのがベトナム。治安がとてもよく、発展途上国でまだまだ物価が安いので、快適な海外ライフをおくることができます。

現在ベトナムに移住および長期滞在している日本人は1万2000~1万5000人程度と言われています。その中でも人気都市は1位が南部ホーチミンで、2位が首都ハノイ。その他中部ダナンや中南部ニャチャンに暮らす人も若干ながらいます。

そして、今回紹介するのはベトナムに移住および長期滞在者が経験しているベトナムライフのトラブル編。

日本人はどこに住む?

IMG_2118.jpgベトナムのマンションは広く、普通で80~100平米

日本人が暮らす家は、「ルームフォーレント」、「中級~高級マンション」、「一軒家」のいずれか。ルームフォーレントは縦長の一般戸建ての一部屋を間借りさせてもらう形態で、ベトナム人の大家と一緒に暮らす場合もあります。マンションはベトナムではアパートメントと呼び、日本人はこちらに住む人がほとんど。一軒家は家賃が非常に高額なので、会社が負担してくれる駐在員もしくはベトナム人と結婚した高所得者しかいません。

今回はベトナムライフの中でも、自宅の中で巻き起こるトラブルやびっくり編。ベトナム人や在住者からするとありふれた内容かもしれませんが、これからベトナムに滞在される方にとっては指南書代わり。これでもベトナムに住めますか?

出るのはゴキブリだけではない!

IMG_2148.jpg田舎の農村地方では平屋が多い

ベトナムに住んでいると、まず日ごろから対峙しなければならないのがゴキブリ。台所キッチン回りだけではなく、あらゆるところに出ます。これだけなら「全然大丈夫」という人もいるでしょうが、次にお目にかかるのがヤモリ。日本ではあまり見かけることはありませんが、ベトナムでは必ず自宅に住み着いていて、糞がしょっちゅう床や机に散らばっています。しかし、このヤモリは蚊を食べてくれることから、慣れてしまえば気になりません。また、ゴキブリと違って床よりも壁を這うので、びっくりして飛び上がることもないでしょう。

ベトナムで最大の強敵は「ねずみ」。これはどんな高級マンションであっても必ず遭遇することになります。天井裏でガタガタ走り回っているのはしょっちゅうで、ひどいときは気になってなかなか寝付けません。さらに、部屋に忍び込むこともあります。台所が最も見かける頻度が多く、ネズミの尿がまな板にかかっていたり、食べ物が入った袋がやぶかれていたりします。駆除するのはなかなか難しいので、ベトナムに住んでいる間は毎日格闘しなければなりません。

家具家電がすぐに壊れる

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電球は数か月に一度はどこかしら交換しなければなりません。また、シャワーがひび割れていたり、ドアノブがはずれたりドアが軋んで開閉がうまくいかなかったりします。特に木造漆塗りのテーブル椅子や階段などは長持ちするとベトナム人に支持されている定番の材質ですが、経年劣化が激しく、約5年後に大きなヒビが走ります。基本は保証の範囲内で無料で補修してくれるのですが、それを大家に報告しなければなりませんし、大家が面倒くさがって無視することも。

大家との人間関係トラブル

IMG_0341_R.jpg大家との良好な関係もベトナムライフには欠かせない

ルームフォーレントに暮らす日本人も非常に多いです。200~500ドルの手頃な家賃で、ベトナムの一般戸建てに暮らすのでベトナムらしさも満喫することができます。しかし、多くのルームフォーレントには家主の家族も暮らしているので、彼らと良好な関係を築かなければなりません。

大家によってはかなりこちらの生活に干渉してきて、「今晩ご飯一緒に食べましょう」、「来週の日曜は日帰りで旅行しましょう」などと、ありがた迷惑のときもあります。また、家主によっては自宅の鍵を渡してくれない場合もあり、その際は自宅に着いたらわざわざ電話をしなければなりません。また、夜遅くだと大家一家も寝ているので電話に出てくれないことも。大家との人間関係作りにまいってしまい、高めのアパートメントに引っ越す人も少なくないようです。

頻繁に発生する停電

Hurricane_Sandy_Blackout_New_York_Skyline.jpg家ではなく町全体が停電する

ベトナムの電力供給は需要においついていないため、都心であっても定期的に計画停電が実施されます。また、雨季の時期は電線が切れて町全体が突然停電することも珍しくありません。自宅で料理中に突然停電する困りますし、日中や就寝中に停電すると、エアコンも扇風機も使えませんので大変です。部屋が停電した場合は外の方が涼しいので、ベトナム人はみなさん外に出て近所の人たちと談笑して電力が回復するのを待ちます。ちなみに高級マンションであっても予備電源を常備しているところはほとんどありません。停電中はエレベーターも起動していないので、「私、30階に住んでいるんだけど......」と階段で上る羽目になる人も......。

泥棒トラブル

thief-1562699_1280.jpgベトナム生活で最も危惧しなければならない

ベトナムの治安は確かによく、女性の一人歩きも問題ありません。ただし、窃盗、泥棒、ひったくりといった事件は非常に多く発生しています。自宅に忍び込まれて金品を盗まれることもありますし、雇っていたお手伝いさんが犯人だったことも。自分の住んでいるエリアで空き巣被害が発生すると、すぐに噂は広まり近隣住民は揃って鍵を補強したり、ドアの前にもう一つ鉄格子の門を作ったりします。これはアパートメントでも同様。マンションのドアの前に門を作るというのは日本では見られないですが、ベトナムでは普通です。最低限の危機管理は自分で行わなければなりません。

同じ階の人とのトラブル

apartments-1845884_1280.jpgありがちなマンショントラブル1位かもしれない

ベトナムではアパートメントに住む人が多くなったのはここ最近の出来事。ですので、中高年から高齢者の方の中には、まだマンションの一般的なルールを知らない人も多くいます。例えば、ベトナムでは肉を焼くときは外で七輪で網焼きするのが一般的ですが、それをアパートメントの公共の廊下でやってしまう人がいます。また、ベトナム人は自宅に人がいるときは、玄関のドアを開けておくのが習慣の一つ。ですので、アパートメントでも同じように玄関ドアを開ける場合があるので、料理の匂いなどが廊下に漏れてしまったり、音楽やテレビの音が自分の部屋まで聞こえてきます。根付いてしまった習慣なので、注意してもなかなか直してくれないですし、逆に「私はこのアパートを買ったのよ!なんでそんなこと言われなきゃいけないの」と逆切れされることもあります。

ベトナムで快適なハウスライフを

今回紹介した意外にも、「私の家なんかこの前こんなことがあった!」といったトラブルもたくさんあることでしょう。日本に住んでいるとちょっと考えられないことですし、このようなベトナムトラブルは、往々にして解決をするのが難しいので、割り切った上で上手に付き合っていかなければなりません。そのような寛容な姿勢ができる方は、ベトナムでも問題なくハウスライフを築くことができるかと思います。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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