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ベトナム人の目に日本人はどう映る?日本人のいいとこ悪いとこ

日本のテレビでは、日本や日本人の印象を訪日外国人に尋ねる番組がやっていますね。対外印象を気にする日本らしいといえばらしいのですが、それでもやはり周りからどう思われているのかは気にしてしまうのが本音のところかと思います。

そこで、今回はベトナム人の目には、日本人はどう映っているのかをご紹介。良いところだけではなく、悪いところも訊いてみました。

>>ベトナム人が考える日本という国

日本人の良いところ:礼儀正しい!

13de490abce8831efc1307d14edb1eaf_s.jpgお辞儀はとても礼儀正しいと思われている

海外に滞在した経験を持つ日本人も、多くがそう考えるであろうこと。「やっぱり日本人は礼儀正しい」というもの。深く頭を下げるお辞儀の動作や、姿勢正しく食事をする光景、スーパーのレジに列を作って待つ様子など、挙げればキリがありません。逆に、これらはベトナム人に欠けているもの。だからこそ、彼らの多くが「日本人を見習わなければ」と考えているのです。ベトナムに訪れる旅行者の方は、こういったイメージを下げないよう適切な振る舞いを心がけてくださいね。

日本人の良いところ:規律正しい

00_PP27_PP_TP_V.jpg日本の社会のイメージの象徴でもある

「日本人は非常に規律のある人種だ」とはよく言われるものです。誰もがルールとマナーをキチンと守ろうと日々心がけています。日本人にとっては当たり前のことかもしれませんが、個性豊かなベトナム人にとっては、驚くことであり、また、尊敬の眼差しをおくることでもあります。近年ベトナムのビジネス社会で非常に重要視されている「集団秩序」。ベトナムの企業が日本のコンサルティング会社に、ベトナム人従業員へ規律・秩序の教育を依頼するケースが増えてきています。

日本人の良いところ:勤勉・真面目

AL204kusukusu320140830152421_TP_V.jpgベトナムには現在約5000の日系企業が進出していると言われている

一つの物事を建設的に考え、論理的思考を持ち、常に二つ、三つ先のことを考えて物事を行動に移す。それが日本人だというベトナム人もいます。少々過大評価の気もしないではありませんが、主にベトナムで働く日本人ビジネスマンはきっとそのような優秀な人たちばかりなのでしょうね。多くのベトナム人が答えるのは、「日本人は仕事に対してとても勤勉で真面目に打ち込む」というもの。日本の厳しい社会とベトナムの新興ビジネス社会との違いかもしれませんね。

日本人の良いところ:お金にしっかりしている

CCC9V9A9997_TP_V.jpg節約はもはや日本の文化

書店に行って、これだけの種類の家計簿の本を見ることができるのは日本だけ。そう言い切れるほど、日本人はお金のやりくりに関して熱心ですね。特にお金に不自由していない家庭でも、「節約できると楽しい」と趣味のように見なしている主婦もいるほど。一方、ベトナム人はあまり節約・家計簿をつけるという概念はない様子。また、お金に頓着しない人も多いため、中高年世代を中心に借金をする人が増加中。借金の理由は「お店に失敗した」、「家を建て替えた」、「ポーカーで負けた」といったあまり日本では見られないもの。ベトナム人の中には「日本に留学して、お金の大切さを学んだ」という若者もいれば、「息子に日本に住んでお金の使い方、大切さを学んでほしい。自分も昔そうしたから」という方もいました。日本人からすると、もしかしたら意外な発見かもしれませんね。

日本人の良いところ:女性が優しい

KIM150922077467_TP_V.jpg着物姿は日本女性の象徴

「西洋の家に住み、中華料理を食べ、日本人の奥さんをもらう」、このような俗諺があるベトナムでは、日本人女性は非常に眩しい存在。優しく、慎ましやかで、男性の一歩後ろを歩く、そんなイメージをベトナム人は男性女性ともに持っているようです。現代社会を生きる今どきの日本人女性は少し異なるかもしれませんが、ベトナムに住んでいると、確かにそのようなイメージを持ってもおかしくないほど、ベトナム人女性はたくましくみえます。大衆、公共で大きな声で叫ぶのは女性が多いですし、カップルで喧嘩して、勝つのもきまって彼女の方。草食系男子が多いベトナム人男性にしてみたら、日本人女性は天使のように映るようです。

日本人の悪いところ:時間に厳しい・神経質

PASONA_28_TP_V.jpg日本人とベトナム人の時間に対する概念の違いもある

「日本人は出勤時間に遅れるとすごい怒る。でも帰社時間はとってもルーズ」日系企業で働くベトナム人の多くがそう皮肉を言います。確かにこれには同意せざるをえませんね。一方ベトナム人は朝の時間にとてもルーズなので、5~20分程度の遅刻は許容範囲とする企業が多いです。また、時間に厳しいのは仕事だけではなくプライベートでも同様。待ち合わせ時刻には遅刻しないで来るのも日本人らしいと言います。しかし、それがベトナム人にとっては非常に窮屈で付き合いづらいようでもあります。「ここはベトナムだから、私たちの多少の遅刻も許してほしい」、「仕事は仕方ないけれど、プライベートまで日本の文化を持ち込まないでほしい」といった手厳しい意見も見受けられました。

日本人の悪いところ:排他的

NSH0I9A1297_TP_V.jpg実は「排他的」というのはベトナム人に限ったことではない

「排他的」と言われると、あまりピンときませんが、いわゆる「日本人には日本人の領域があり、そこに外国人は入り込めない」ということです。日本でよく言われる「KY(空気が読めない)」。これもその一つ。空気を読まないベトナム人にすると、日本人特有の阿吽の呼吸が理解できないとのこと。日本人とベトナム人の団体で飲み会を開催したら、たいてい日本人同士で固まったり、ベトナム人がいる前でひそひそ話をする。このような日本人同士のやり取りは、ときに排他的といわれます。国によっては「日本人は排他的=日本人は差別をする」と考えられているところもありますが、ベトナムにおいては、そこまで深い意味合いはありません。

日本人の悪いところ:見下すことがある

AL203elvdoki420140830110253_TP_V.jpg致し方ない部分もあるが......これも同意せざるを得ない

ベトナムに住んでいると、何気なく言ってしまう「ベトナム人は〇〇だよなあ」、「なんでベトナム人はこれができないんだ!」のように、ベトナム人をひとくくりにして発言してしまうと、日本人はベトナム人を見下していると思われてしまいます。特にベトナム人の間で「教育・教養」というキーワードは非常にセンシティブな問題。ベトナム人の間でも、相手と口論して見下す最上級の悪口となります。ベトナム人の日本人との異なる考え方や所作、マナーに対して、「ベトナム人は教養がなっていない」というと、ベトナム人は敏感に反応し、とても悲しくなるそうです。「私たちは少しずつ変わっていっている。だからそれ以上言わないで!」というベトナム人の若者の心の叫び声が聞こえてきます。

日本人の悪いところ:本音を言わない

TSU_chikakuniirukedokaiwahazenbu_TP_V.jpgYESとNOをはっきり言わないで言葉を濁すのは国民性?

「日本人の上司はベトナム人と違って怒鳴ることはしないで静かに注意する。でも、裏で何を考えているか分からないから、余計に怖い!」
「私の彼氏は日本人。喧嘩したとき、本当は本音を言ってほしいのに、何も言わないで「もういいよ」という。これはやめてほしい」
「日本語を勉強しているけれど、イエスともノーともとれるような曖昧な言葉の使い方がよくわからない」

こんな意見を聞きました。ベトナム人は言いたいことをはっきりと言うのに対して、日本人は持ち前の「俺(私)の言いたいこと分かるよね?」、「言われなくても察してくれ」といった相手の本心を勘ぐらせる習慣があります。これがベトナム人にとっては理解に苦しむことのようです。

日本人の悪いところ:男性はレディファーストを知らない

TAKEBE160224540I9A0512_TP_V.jpgベトナム人女性はむしろレディファーストを当然だと思っているので、接し方に注意が必要

ベトナムの都心ではレディファーストの習慣が浸透しています。お店に入るときや出るときは、男性がドアを開けてあげてください。タクシーもしかり。レストランでは女性をソファ席に座らせてあげて、料理を小皿にとってあげるのも男性の仕事。しかし、日本人を知人に持つベトナム人は、みんな「日本人男性はレディファーストを知らない」、「日本人の男は女性を喜ばせることを知らない」と言います。レディファーストの習慣がない日本で、すぐさま実践するのはなかなか難しいところですが、ここはベトナム。是非レディファーストを意識して行動してみてください。

ベトナム人が持つ日本人の印象

ここで紹介した5つの日本人の良いところと悪いところ。ただし、全体的に日本人は非常に評価が高く、「お前は韓国人か?中国人か?」と訊かれて「日本人だ」と答えると、基本はいい顔をしてくれます。それもイメージだけではなく、実際ベトナムに滞在してる在住者や旅行者の振る舞いのおかげ。ベトナムに来る旅行者も、自分が日本代表であることを自覚して、彼らと接してみてください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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