ホーチミンからバスで1時間30分~2時間ほど走ったところにあるブンタウは、人口24万人ほどの海の町。ホーチミン人にとっては土日を利用して気軽に遊びに行ける海水浴場として人気が高く、近年はリゾートホテルも建設され、徐々にではありますが日本人旅行者にも認知されてきています。
そのブンタウに来たらマストで食べたいのが「バインコッ(Banh Khot)」。そして、今回紹介するのは、そのバインコッがおいしいとされる大人気レストラン「コバ」です。
アクセス
場所はブンタウの市街地。この通り沿い、もしくは周辺にホテルをとっている旅行者も多いことでしょう。ホアンホアタム(Hoang Hoa Tham)通りには有名な名所「タンタム廟」があります。
バックビーチから行くのであれば、トゥイヴァン通りからホアンホアタム通りに行くことができ、そこから道なりにまっすぐですがかなり距離があります。ですので、ホアンホアタム通りは思っている以上に長い通りなので、タクシーで一気に向かうのが得策かと思います。ちなみに道中涼むことができる冷房つきのカフェなどはありませんのでご注意を。
[local, 218]趣ある内装は昔のブンタウ家屋をイメージ
250人収容の大規模レストランはこの界隈にはコバだけ。木造テーブルとレンガをイメージしたさ床と外壁が特徴で、古き良き雰囲気が漂っています。ブンタウは昔から海の町として南部人に親しまれていて、現在ホーチミンで食べられる海鮮もブンタウ産が多く使われています。
そんなブンタウの昔ながらの家屋で食事をするような、温もりある店内が印象的です。席につくと、愛想のいいスタッフがメニューを持ってきてくれます。ランチの時間帯は現地人の姿が多く、昼下がりから夜にかけては外国人旅行客もちらほらとうかがえます。
壁にかけられている絵画はベトナム人画家が描いたもの。ベトナムおよび海の町としてのブンタウの昔と伝統を表現したものばかりで、素朴な生活や風景を見て取ることができます。
ブンタウ名物「バインコッ」を食べる
写真のこちらがバインコッと呼ばれる食べもの。日本のたこ焼きのように作りますが、半円なのが特徴。小エビやそぼろ肉、刻みネギが主な具で、パパイヤサラダを付け合わせに食べます。
ホーチミンでは時折バインコッを専門に扱う個人経営の食堂を見ることができますが、訊けばやはり店主はブンタウ出身であることがほとんどです。レストランや市街地のレストランではメニューにもあまり見かけることはありません。
こちらはバインコッと同様に人気のあるバインセオ。南部名物として知られていて、中部や北部ではあまり食べる機会はないでしょう。ホーチミンではどのレストランでもたいてい取り扱いがありますが、ブンタウのバインセオはとりわけおいしいとベトナム人の間で評判があります。こちらも頼んでおくといいでしょう。
ちなみに、このコバが一躍人気となったのは、2010年のミスユニーバスの候補者が揃ってここに集まって食事をしたのがきっかけ。そのときの写真もかけられてあるので、是非目の保養としてチェックしてみてください。
<DATA>
名称:コバ(Co Ba)
住所:1 Hoang Hoa Tham St. Word,3. Vung Tau
営業時間:6:30~22:00