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ホイアン旅行者は是非!オーダーメイドも生地の調達も「ホイアン布市場」で

1999年に世界遺産に登録されたホイアン。日本とも縁がある歴史保護地区内は、古き良き香り漂うノスタルジックな町並みが広がっています。そのホイアンは年々右肩上がりで日本人旅行者が急増中。某旅行会社の調べでは、2016年のゴールデンウィークのホテル予約数はハノイを抜いてホーチミンに続く2位だったとのこと。2015年に直行便が就航開始して以来、ホイアンを含む中部旅行者が増加し、今後ますますベトナムの定番観光地としてホイアンが期待されることでしょう。

今回紹介するのは、そのホイアンの歴史保護地区内にある布市場。ベトナム旅行を計画している女性の中には、オーダーメイドを考えている女性が非常に多くいます。そんな方は、一度『ホイアン布市場』に顔を出してみてください。

アクセス

DSCN2081.jpgホイアン布市場の外観

ホイアン布市場へは、まずは日本橋を拠点にして向かうといいでしょう。日本橋はグエンティミンカイ通りとチャンフー通りを結ぶ屋根付きの橋で、歴史保護地区の中心にあります。その日本橋のチャンフー通りを方面からスタート。といっても道はとても単純。ただひたすら真っ直ぐ進むだけです。じきにホイアン市場が見えてきます。布市場は、そのホイアン市場の隣にあります。ちょっと奇抜な色をした外観が特徴。市場前の敷地は末広がりなので見落とすことはないでしょう。

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布市場へ潜入

DSCN2099.jpg内観。狭い通路が奥まで続く

布市場内は隣の生鮮食品市場と異なり、いたって静か。ミシンのゴトゴトといった音が時折聞こえてくる程度です。幅狭い通路を歩いていても、特に売り子に声をかけられるわけでもありません。ワンフロアの市場内には数十の店が並んでいて、ショップに卸す問屋がほとんど。ただし、世界遺産という場所柄外国人観光客も多く訪れるため、ほぼすべての店で一枚単位からのオーダーメイドおよび生地のみの購入ができます。

生地の種類は群を抜いている

DSCN2094.jpg店名の「Nguyen(グエン)」はベトナムでありがちの苗字

チャンフー通りやグエンタイホック通り沿いには、いくつかのアパレルショップがあり、そのいずれもオーダーメイドを受け付けています。ベトナム人にとってオーダーメイドはいたって普通のことで、値段も既製品と比べてそれほど差が出るわけではありません。もしオーダーメイドはアパレルショップで依頼したいのであれば、市場では生地だけの購入ができます。もちろんショップでも生地は充実していますが、やはり種類は市場が圧倒的です。

一般的に洋服は1.5から2メートル程度、ワンピースやドレスは3.3メートルほど必要になります。幅はいずれも150センチ程度。縫製の知識がない方は、どのくらい買えばいいのか分かりませんので、従業員に見立ててもらいましょう。その際は必ず生地を体にあててもらうのと、自分で生地の肌触りを確かめることはお忘れなく。

DSCN2109.jpg生地選びは慎重に行おう

ベトナムの生地はコットンやポリエステルなど一通りそろっていますし、混合生地もあります。ただし、日本では品質表示のタグに混率が記載されていますが、市場で買えるような生地に混率は表示されていないことも覚えておいてください。また、お店の人に「この色素敵よ」、「この生地にしなさいよ」と勧められても、鵜呑みにしないで自分ですべて決めるようにしましょう。実際アパレルショップを回ってみると分かるのですが、ベトナム人と日本人とではファッションに対する感性がかなり異なります。

オーダーメイドも布市場で

DSCN2136.jpg欧米人が非常に多い

ロンリープラネットをはじめ、数多くの旅行雑誌にこの布市場が紹介されているため、客層はほぼ欧米人。おそらく日本人は市場よりも綺麗なアパレルショップでオーダーメイドをしたいと思っているようです。ただし、この布市場の問屋はいずれも縫製技術が高く、アパレルショップの縫製依頼も請け負っているほど。縫製技術はその道何年、というのがものをいう世界。ここで店を持つ人たちは、みなさん縫製一本で商売している人たちなので、技術も大したものです。

DSCN2122.jpg長年使い古されているミシン

依頼したオーダーメイドを作る作業場はここ。使い古されたミシンが縦に並んでいます。オーダーメイドを依頼するお店選びの基準ですが、まずは従業員の英語力。さすがに日本語を話せる従業員はほとんどいません。ただし、オーダーメイドの工程は生地とデザイン選び、そして寸法までが重要で、その後は縫製に映るので、予めどんなデザインにするかを決めておけば、余計な会話なしにスムーズに事が運びます。ちなみにデザインは雑誌の切り抜きでもいいですし、スマホの写メでも問題ありません。いかに具体的に相手に自分のイメージを伝えるかで完成の出来栄えが決まります。

DSCN2118.jpgドレスのオーダーメイドが人気があるとのこと

店によってはドレス、スーツ、コートなどもオーダーメイドが可能。通常の洋服、ワンピースは一着2000~3000円、ドレスで4000~5000円、スーツ&コートは1万~2万円となります。これは刺繍やスパンコールなど飾りの有無や、生地の生産国によって決まります。店によってはイタリア製の生地を輸入しているところもあり、そちらはスーツに向いています。

また、完成後は必ずその場で試着してみてください。寸法が間違っていたらここで指摘をしてください。一度会計して持ち帰ってしまうと、取り合ってくれない場合もあります。

ホイアン旅行でオーダーメイドは布市場で決まり

歴史保護地区内の寺院や集会所、名所をただ歩くだけではなく、オーダーメイドといったちょっとしたイベントを計画してみてはいかがでしょうか。きっとホイアン旅行がより有意義なものとなるはずです。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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