タイランド湾に面しているフーコック島では、近海で複数種の真珠貝を水揚げすることができます。今回ご紹介するのは、真珠工場。フーコック島にはベトナム系日系、外資系問わず多くの真珠工場が点在しています。今回紹介するのは、ベトナム人に人気の「ゴックチャイ」ブランドの真珠を作っている工場です。
アクセス
市街地からのアクセスは、島内に点在する真珠工場の中ではおそらく最も良好といえます。ユーンドン市のナイトマーケットのエリアを拠点に、バイクもしくはタクシーで約15分程度で行くことができます。ただし、途中からまだ舗装されていない赤土と砂利道を走ることになるので、バイクで行く方は、運転に注意が必要です。
とはいっても、他の真珠工場はかなり距離があるので、買うかどうかも分からない真珠工場のためにひたすらバイクを走らせるのは少し現実的ではありません。ですので、工場を見学したいのであれば、こちらがおすすめとなります。
真珠を取り出す過程
人が集まると、スタッフはテーブルに立って真珠貝から真珠を取り出す過程を実演してくれます。個人で来た場合は、他の見学者が集まるまで待つ必要がありますが、ベトナム人、外国人問わずツアーの立ち寄り場所にもなっているので、団体客はひっきりなしに来ます。少し待てば見学することができるでしょう。
果物ナイフ二枚貝割り、身を切るとその裂け目からなんとも綺麗な小粒の真珠が現れました。これはまだ小さな真珠で、価値は20万ドン程度といいます。日本円にすると約1000円。イヤリングなんかにおすすめです。
真珠をリーズナブルに購入
ゴックチャウでは、幼生のころの真珠貝を仕入れて養殖しているので、真珠の品質を一定に保つことができるほか、小粒から中粒、大粒にいたるまでさまざまな種類の真珠を見ることができます。幼生から原玉サイズまで育ち、加工された真珠はここに展示されます。すべてが直送されているので、見学者はリーズナブルに購入できるというわけです。
ここで真珠アクセサリーを購入することもおすすめです。ナイトマーケットや他の土産ショップだと割高のほか、本当に本物かどうかも分かったものではありません。最も安いのは一つの真珠をつけたイヤリングとなります。次いで指輪。ネックレスやブレスレットは多数の真珠を使うので、それだけ値段も倍々になってきます。
特別なショーケースに収められているアクセサリーは100万円〜の商品群。さすがに買う人はほとんどいないでしょうが、見てるだけで一粒一粒の輝きと存在感が違うのが分かります。女性の憧れというのも納得です。
加工された大粒の真珠が20粒も連なったブレスレット。申し分ない照りで光が淡く反射しています。白い真珠以外にもブラックパール、ピンクパールなど種類も多数あります。かつては「人魚の涙」とも呼ばれていた美しい色目の真珠を是非見学ください。
番外:ここから見るサンセットにも注目
タイランド湾に面しているフーコック島。沈みゆく美しいサンセットも見逃してはいけません。島内の随所に景観スポットがありますが、この真珠養殖場の裏もその一つ。砂浜の面積は少ないので海水浴には適していませんが、ここに座ってただただ海と夕日を眺めるだけの時間も贅沢な気分です。アイランドビーチに来た実感を味わえるはずです。
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