今回は、「ベトナム旅行がはじめて!」という方に是非ともおすすめしたいレストランをご紹介したいと思います。レストラン「クアン・アン・ゴン」は、日本語に訳すと、おいしい小さな食堂」という意味。外国人旅行者向けのレストランですが、昼時やディナーは現地人も多いです。そのことからも、本場の味を提供してくれるベトナム料理レストランと言えるでしょう。滞在初日、とりあえずベトナムらしい空気を感じたい方に訪れてほしいお店です。
統一会堂から徒歩3分!
クアン・アン・ゴンは、ホーチミンの1区にある統一会堂から、徒歩約3分という好立地。統一会堂はホーチミン旅行では欠かせない観光スポットなので、こちらを観光したあとに、昼食がてら立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。
[local, 149]歴史を感じる門構えと古風な外観
古風な外観は中部古都をイメージした建築で、ベトナムの古き良き雰囲気が漂います。なんとなく中国や日本のものと似ていますが、ベトナムは長く中国の影響を受けていたので、建築様式も中国風となっています。
落ち着いたテーブル席で憩いの時間を
店内は吹き抜け二階建ての建物。漆の色で統一されたテーブル席は、落ち着いた雰囲気があるので、ゆっくりと食事することができます。晴れた日は屋外のオープンエア席を確保することも可能です。
オープンエア席はパラソルが日陰を作ってくれるものの、日中はかなり日差しが強め。南国といえばオープンエアでの食事と考えている方もいるかと思いますが、バテてしまっては元も子もありません。ちなみに、ディナータイムは屋外が非常に人気となります。
屋台風レストランで王道料理を食す!
クアン・アン・ゴンは一風変わったレストラン。そのわけは、「店内に屋台がある」というもの。店内には複数の屋台があり、料理のいくつかは
ここで実際調理します。外国人旅行客向けのパフォーマンスといったところでしょう。
屋台にはキッチンスペースのほか、ショーケースに材料があり、ここで作ることができる料理が写真付きで解説されています。屋台は英語で「ストリート・フード」として欧米人にも絶大な人気があり、特にベトナムは屋台がたくさん並んでいます。屋台を東南アジアの象徴の一つと考えている方は、レストランと屋台がフュージョンしたこちらのお店で様子見してみてはいかがでしょうか。
こちらは生春巻きを作っています。春巻きといえば、みなさんご存じの通り中国が発祥の料理です。ただし、ベトナムであそれは揚げ春巻き。生春巻きは世界共通でベトナムが発祥という認識。中国語でも、生春巻きはベトナム春巻きという意味になります。
生春巻きは水に浸したライスペーパーの上に米粉麺のブン、野菜、香草、豚肉、エビなどをのせて巻いた料理。ヌクマムや甘い味噌につけて食べます。外国人旅行者にとっては、レストランで食べる王道料理の一つですが、ベトナム人からすると、屋台や家庭の食卓に上がる庶民派料理となります。
筆者も時折生春巻きを食べますが、いつになってもベトナム人のようにうまく巻くことができません(苦笑)
おすすめのベトナム料理
クアン・アン・ゴンで是非注文してほしい料理を3つご紹介します。フォーやバインセオといった定番料理以外にも、ベトナムに来たら食べたい本場の料理があります。
揚げ春巻き
お馴染み揚げ春巻き。みなさんの中にも、日ごろから食べているという方もいることでしょう。ベトナムの揚げ春巻きは、中身の具はとても豊富で、お店によって異なります。こちらはコーンや野菜が入っている、お店オリジナルの揚げ春巻き。甘辛のチリソースにつけて召し上がってください。
蒸した野菜
野菜をボイルしただけの超がつくシンプル料理。しかし、野菜をつける甘辛いタレは、日本のどの味にもない新しいもの。多少辛いですが、クセになるおいしさがあります。野菜はブロッコリーやゴーヤ、ウリ、ニンジンなどです。
ミー・サオ・ジョン
最後はミー・サオ・ジョンという料理。日本でいう固焼きそばに該当します。フライした麺の上に、とろみのあるタレと野菜をかけて食べます。麺はぱりぱりのうちに食べるべきという人もいれば、タレに浸して味を染み込ませてから食べるべきという人もいますが、これも日本人と同じですね。
お店によっては、タレがやたら多かったり、野菜が多かったりしますが、このレストランは比較的バランスはいいです。コリアンダーがトッピングされているので、食べられない人はよけておきましょう。
<DATA>
名称:クアン・アン・ゴン(Quan an ngon 138)
住所:138 Nam Ky Khoi Nghia St. Dist.1
営業時間:7:00〜22:00