初めてのベトナム旅行ではホテルや宿泊エリアの選定に迷ってしまいます。ベトナムは急速に発展を遂げているものの、まだまだ発展途上国のため、宿泊エリアやホテルを間違えてしまうと、思わぬトラブルに遭遇することもあります。
そこで、今回はビギナー旅行者に向けて、ホテル選びの注意点や滞在エリアを選ぶポイントを紹介します。
宿泊ホテルは観光エリアがおすすめの理由。郊外は治安が悪い
2度目のベトナム旅行者やアジア旅行に慣れている人の中には、「観光地よりもローカルエリアに宿泊したい」、「旅行者があまりいない郊外でホテルを探したい」という意見も少なくありません。しかし、ベトナムは東南アジアの中でもまだまだ発展途上にある国であり、都市化が進んでいるハノイやホーチミンでも30分も車を走らせるとビルやスーパーのないローカルエリアとなります。
ローカルエリアではひったくりや置き引き、ぼったくり、恐喝、違法賭博などが以前より絶えません。特に日本人旅行者は服装等が目立ちやすいので、たった1度の失敗が取り返しのつかないトラブルに発展することもあるかもしれません。旅のビギナーか否かに限らず、ベトナム旅行では観光エリアの中心部でホテルを探すことを強くおすすめします。
旧市街のホテルはおすすめしない。少し外れたエリアで探そう
ベトナム北部ハノイ旧市街、中部ホイアン旧市街、南部ホーチミン中華街といった古き町並みが残る旧市街は日本人旅行者にも人気の宿泊エリアです。
しかし、全国の旧市街エリアはインフラが進んでいないため、以下のデメリットを宿泊する上で実感します。
- ・シャワーや水の出が悪い
- ・時期によっては部屋全体がドブの臭いがする
- ・建物の老朽化が進んでいる
- ・防音がないため近隣の騒音が聞こえる
いずれも旅慣れない旅行者にとってはデリケートな問題となるので、これまで旧市街の滞在を経験したことがない人は避けるのがベターと言えるでしょう。
高級ホテルに宿泊するなら5つ星ホテル一択
初めてのベトナム旅行であれば、安いホテルよりも思い切って5つ星ホテルを選択するのがおすすめです。ベトナムのホテルに数多く宿泊してきた筆者の体感では、他のアジアの国よりもサービスは星1つ分少ない印象です。4つ星ホテルであれば、他国の3つ星相当の設備・サービスを受けることができると考えた方がギャップは少なく済みます。
一方で5つ星ホテルはインターコンチネンタルやシェラトン、ノボテル、プルマンなどホテルチェーン最大手の上位ブランドが揃っているので、国際基準のサービスを提供してくれるので安心です。せっかくの海外旅行だからホテルライフも楽しみたい、そのように考えている人は、迷わず5つ星ホテルを選択すると良いでしょう。
写真だけで判断しない。必要ならホテルや旅行会社に問い合わせる
コロナ後はホテルの標準サービス・設備が一部変更になっているケースが散見されます。ホームページ上の提供ファシリティと実際が異なることもあるので、どうしても気になる人はホテルに直接問い合わせるか、予約した旅行会社に質問してみると良いでしょう。
- ・プールが閉鎖している
- ・各種施設の営業時間が短縮している
- ・朝食ビュッフェがセットメニューになっている
などです。朝食ビュッフェを楽しみにしている旅行者も多いことでしょう。5つ星ホテルであればビュッフェを楽しめるところがほとんどですが、4つ星以下の場合は「宿泊客に応じてセット料理に変更する可能性あり」といった文面をよく見ます。要は宿泊客が少ないとビュッフェは出せないので、セットメニューになりますよ、ということです。
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リゾートホテルの客室は「ビーチフロント」がおすすめ
ダナンやニャチャン、フーコック島といったベトナムビーチリゾートを旅先に検討しているならば、海沿いに建つリゾートホテルに宿泊したいところです。リゾートホテルには「マウンテンビュー」、「オーシャンビュー」、「プールビュー」といった客室に分かれていますが、おすすめは「ビーチフロント」です。これは海が目の前にある客室となるため、水着を着用したまま客室から海に行けますし、何よりも夜は海のさざ波の音をBGMに就寝することができ、アジアの時間にどっぷりと浸かることができます。
ちなみに海沿い(砂浜に沿って)に建つホテルを「オンザビーチ」と言ったりします。ムイネーやフーコック島は、このオンザビーチホテルがたくさん並んでいることで有名です。
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まとめ:初めて&ベテラン旅行者もベトナムのホテルエリアは「定番」がおすすめ
アジア旅行に慣れている人は、ついつい冒険してしまいがちですが、ベトナムはまだまだ発展途上国です。日本人旅行者が満足できるサービスを提供してくれるホテルは観光の中心部にしかありませんし、郊外は治安が悪く旅行者におすすめできるエリアではありません。
ベトナム旅行では、少なくとも滞在エリアは「定番」となる場所を選ぶのがおすすめです。
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