2017年のベトナムを見る

ベトナムには毎年70万人以上の日本人旅行者が訪れます。その内半分は南部ホーチミン、次いで人気のエリアが北部首都ハノイと中部ダナンを拠点としたホイアンなど。またここ数年でニャチャンやフーコック島、ムイネーといったビーチリゾートエリアも注目されはじめてきています。

そんなベトナムは2017年も世界中の旅行者が訪れる人気のアジア諸国の一翼を担うことでしょう。今回は2017年のベトナム情報をお届けしたいと思います。ベトナム旅行を計画されている方は、是非参考にしてください。

2017年のベトナムの祝日

DSCN9940.jpgゲストハウスが続くホイアンのバーチウ通り

日本の祝日は約20日ありますが、実はベトナムは祝日が非常に少ない国です。しかもオフィスアワーは月曜~土曜の午前までと週休1~1.5日と少ないので、祝日はみんなが楽しみにしている行事。国内旅行や帰省する人で交通インフラは大変混雑しますので、この時期に計画している方は、早めにチケットなどの手配を行ってください。

祝日

新正月:1月1日~1月2日
旧正月(テト):1月26日~2月1日
フンヴォン記念日:4月6日
戦勝記念日&メーデー:4月30日&5月1日
建国記念日:9月2日

2017年、ランタン祭りの日程

IMG_2201.jpgホイアンランタン祭りにて

中部世界遺産ホイアンでは、毎月旧暦の14日は『ランタン祭り<』が開催されます。旧暦なので毎月日付が変わるので注意してください。ランタン祭りでは歴史保護地区内にてランタンとろうそくの明かりだけが町を照らし、昔から伝わる娯楽を見学することができます。日本橋のライトアップやトゥボン川に浮かぶ灯篭など幻想的な光景を目の当たりにすることができます。

日程

1月11日、2月10日、3月11日、4月10日、5月9日、6月8日、7月7日、8月5日、9月4日、10月3日、11月2日、12月1日、12月31日

天候によって日付がづれることがありますが、原則雨天決行。ただし、9月11月にかけて道路が冠水することがあるので、その際は中止になることもあります。

[local, 145]

旧暦で祝うテト正月。2017年は1月28日

IMG_9921.jpgフラワーロード

旧暦でお正月を祝うベトナム。2017年は1月28日が元旦となります。前日27日が大晦日で、多くのベトナム人は年間で最も大切であり、長い連休に入ります。国内旅行者も帰省する人も大変多いので、エアチケットや長距離バス、長距離列車などの手配はなるべく早くしましょう。

また、テト連休中は公的機関は休みに入るので、正月三が日は博物館や美術館といった観光名所も閉館する可能性があります。レストランやスパなども休みに入る店が多いので、思うように観光できないときはツアーに参加するなりと臨機応変に対応することが肝要です。

IMG_9871.jpgホーチミン9月23日公園で開催された花市

また、テト正月より一週間ほど前には、町中の公園や広場で花市が開催されます。黄色や赤、ピンクに橙といったカラフルな花は家の玄関に飾ります。大きな鉢をバイクでかついで走る風景を見ると、「そろそろお正月かあ」という気にさせられます。ちなみに一番人気のあるのはキンカンです。昔から縁起がいいと言われています。

[basic, 403]

全国で開催されるマラソン大会

Izs7Vj4C.jpgⒸTuoi tre news

ここ数年でベトナムの民間会社が開催するマラソン大会が大人気。地場及び日系含む外資企業も積極的にスポンサーに名乗りを上げて、現在ではハノイ、ホーチミンだけではなくダナやニャチャン、フーコック島でも開催されています。もし旅行の日程が合えば、是非異国の地で疾走してみてはいかがでしょうか。外国人の参加もかなり目立っています。

マラソン大会開催予定

ホーチミンシティマラソン:1月15日

カラーミーラン:5月27日(ホーチミン)、4月22日(ハノイ)

フーコック国際マラソン:6月11日

ダナン国際マラソン:8月6日

ハロン湾マラソン:11月26日

11月はジャパンフェスティバルに注目!

IMG_4526.jpgジャパンフェスティバルにて

毎年11月はホーチミンの9月23日公園にてジャパンフェスティバルが開催されます。現在ベトナムでも日本のオタクカルチャーは浸透しつつあり、年に一度のコスプレビッグイベントとしても人気が高まっています。日越の交流イベントの中ではかなり大規模。数百の屋台ブースも出るのでお祭り騒ぎ。是非参加していってください。

[local, 73]

2017年ベトナムの主要観光エリアを一挙ご紹介!

北部首都ハノイ

IMG_2760.jpgホアンキエム湖にて

政治と芸術の町と呼ばれる北部の首都ハノイ。東南アジアに位置しながらも、ホーチミンとは異なる気候を持ち、時期によっては長袖ジャンパーが必須です。ホアンキエム湖を散歩してベトナム情緒に浸るのもいいですし、南下して世界遺産のハロン湾やニンビン省に訪れるのもいいでしょう。

[basic, 267]

中部都市ダナン

IMG_2907.jpg五行山にて

近年急速に成長したダナンは、ベトナム第三の都市と呼ばれるまでに至りました。ハン川に沿って走るバクダン通りからはソンハン橋やロン橋のライトアップが見れるロマンティック街道ですし、ホイアンに向かう道中にそびえる五行山はかつて大理石の産地だった仏教山。そのほかにもチャム彫刻博物館やバナヒルズ、ミーケービーチといった観光スポットも人気があります。成田から直行便が出ているのも日本人旅行者が多くなったきっかけ。

[local, 33]

世界遺産ホイアン

IMG_1540.jpgホイアン目抜き通りのチャンフー通りにて

世界遺産の町ホイアン。中央に建つ日本橋は、かつてホイアンが交易中継地点として栄えたときに日本人の設計によって作られました。現在ではベトナム紙幣にも描かれているシンボル的存在。日本、ベトナム、中国の建築様式や文化、習慣が随所にみられるホイアンは、日本人もふと懐かしくなる情景の中を歩くことができます。夜はトゥボン川で灯篭流しの体験をすることができますし、川向うのナイトマーケットも毎日賑わっています。幻想的な時間を過ごすことができるおすすめの観光エリアです。

[local, 25]

ベトナム最大のビーチリゾートニャチャン

IMG_9281.jpgニャチャンビーチにて

ベトナム中南部ニャチャンは、欧米人に大人気のビーチリゾート。日本からの直行便がないため、まだまだ日本人には知られていませんが、現在では東南アジアでも屈指のビーチエリアに成長しました。どこまでも続く清潔な砂浜に、夜は海辺のバーでさざなみをBGMにカクテルを鳴らす。シーフードにベトナム料理、多国籍料理などに舌鼓を打ち、また観光名所も市内に多々点在しています。できれば5日ほど長く滞在して時間を持て余す贅沢な余暇をおくってほしいです。

[local, 20]

高原地帯ダラット

IMG_5883.jpgダラットの人気観光地、愛の盆地にて

高原地帯ダラットは標高の高い山の麓に築かれた町。フランス統治時代にフランス軍の保養地として開拓されたのが観光地化のはじまりです。現在でも少数民族が暮らしていて、観光名所にもなっているランビエン山では彼らから民芸品を買うことができます。ダラットの中心に建つダラット市場、スアンフーン湖、ダラット駅、愛の盆地とダティエン湖など、恋人と行きたいロマンティックなスポットがたくさんあります。ベトナム人の間では新婚旅行先として人気があります。

[local, 19]

砂丘のあるリゾートタウン、ムイネー

IMG_3020.jpgムイネーの妖精の渓流にて

中南部ムイネーは、ホーチミンから長距離バスで6時間強の場所にあるリゾートタウン。ガイドブックなどでは砂丘の広がる素朴な港町として紹介されることも多いですが、外国人が宿泊するグエンディンチウ通り沿いにはホテルやレストラン、スパ&マッサージ店、カフェバーにシーフード食堂などがびっしりと並んでいます。特にホテルの多くは海辺に面しているオンザビーチ。名所は砂丘のほかにも妖精の渓流、ワインキャッスル、チャム塔などがあります。

[local, 24]

南部はホーチミンだけじゃない。メコンデルタ地方

IMG_1568.jpgメコン川の川下り

南部旅行といえば、ホーチミンをイメージしますが、「東南アジアの大地と自然を満喫したい」という方は、滞在丸々メコンデルタ地方を周遊するのもおもしろいです。メコンデルタ地方の玄関口として知られるミトーとベンチェー、水上市場があるカントー。人々はバイクではなくボートを移動の主要手段として使うカーマウの町、さらに少数民族が暮らすチャウドッウなど、各町に特色があるので、歩いているだけで新しい発見がたくさん。是非バックパッカー気分で楽しんでください。

[basic, 243]

ベトナムのリゾートアイランド、フーコック島

IMG_0458.jpg田舎風情香る港町フーコック島

ベトナム最西端に位置するフーコック島は、ほんの5年前までは外国人は在住者以外よりつかないような未開拓の離れ小島でしたが、ここ1、2年で急速に発展。道路が整備され、5つ星のリゾートホテルが建設され、ベトナムで初のサファリパークがオープンしました。しかし、ほかのリゾートアイランドと違い、夜のネオンが煌めく繁華街はありませんので、素朴な港町風情を感じることができます。ホーチミンから国内線で1時間で行くことができるので、その気になれば弾丸旅行も可能。是非検討してみてください。

[local, 629]

2017年も見どころ満載のベトナムを宜しくお願いします

ベトナムはまだまだ発展途上国。タイやシンガポール、バリ島のように整備された観光エリアは少ないのが現状。しかし、だからこそベトナムの本質を垣間見ることができるのも事実。作られた観光地でない、本当のベトナムの姿を目の当たりにして、ベトナム情緒を満喫できる滞在をお楽しみください。

このカテゴリの他の記事を見る

ベトナム基本情報
トップに戻る

topへ戻る