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【4月】ベストシーズンの観光エリア

桜が舞う4月の春うらら。春風が吹く清々しい天気が続くこの頃ですが、4月に海外旅行を計画されている方も多くいます。4月上旬までは学生は春休み期間、そして4月の下旬からはゴールデンウィークに入ります。ゴールデンウィークは企業によって連休日数は異なりますが、中日を休暇がとれるならばおおよそ8~10連休となりますね。

4月にベトナム旅行を計画されている方は、早い段階でベトナムのどのエリアに行くかを決めておくといいでしょう。今回は4月旅行がベストのベトナム観光エリアをご紹介します。

北部旅行を決行するまたとないチャンス!

北部は首都ハノイや郊外のバッチャン村、南方のニンビン省、ハロン湾といったエリアが観光として人気。北部の気候は複雑で常夏ではありません。

北部は4月~10月頃までは春と夏の季節に該当する気候です。つまり夏服で観光できるシーズンですね。ただし、それと同時に雨季でもあります。真夏の気温で雨に降られたら、嫌な汗をかいて大変です。そこで、夏服で観光でき、なおかつ比較的降水量の少ない時期が、この4月となります。5月以降は降水量がぐっとあがりますし、3月までは肌寒い日が続くという、なんともアンバランスな気候。ハノイ旅行を希望される方は、4月の時期に検討してみてください。

ベストエリア:郷愁にかられる「ハノイ」の都

外国人と現地人が行き交うホアンキエム湖にて

ベトナムの首都であり、政治の中枢である「ハノイ」は、ホーチミンに次ぐ観光エリアです。数々の伝説が残るホアンキエム湖を観光の中心におき、北部に旧市街やタイ湖、西部にホーチミン廟、南部に博物館といったように、景勝地や博物館めぐりがメインとなります。

4月のハノイは降水日は月の13日程度。半分以上は晴れる日となります。また、雨に降られても長時間降りはしませんので、カフェやレストランなど建物内で雨宿りしましょう。平均気温は約24度なので、春服の格好で観光できますが、朝と夜は多少冷え込むので、上に羽織る長袖のシャツやカーディガンなどを持っていくといいでしょう。

ノスタルジー香る旧市街

旧市街の街角にて

かつてハノイが「タンロン」と呼ばれていたころ、旧市街はタンロン城の城下町として栄えていました。現在でもその古き良き町並みは残されていて、世界遺産ではないものの政府の歴史保護地区に登録されています。

場所はホアンキエム湖の北部で、湖から徒歩で行くことができますので旅行者にとって重要な観光エリアとなるでしょう。毎週金曜~日曜はナイトマーケットが開催されます。こちらも足を運んでおきたいところです。

郊外観光も魅力

バッチャン村にて

ハノイ市内で観光をするなら、旧市街のほかは博物館巡りがメインとなります。その他におすすめできるのは郊外エリアです。中国との国境近くにある山岳地帯のサパでは、少数民族の華モン族たちと交流することができます。

茶碗や湯飲みなどが定番

また、バッチャン村はハノイ市内から20分程度郊外に走った近場のエリア。全国の雑貨店で売られているバッチャン焼きは、この村で作られた陶磁器のみを指します。現地では陶磁器を売る店が数十と並んで、通常の雑貨店では見かけないようなデザインもあります。お土産はここで調達するのもいいでしょう。

ベストエリア:10万年以上の歴史を持つ世界遺産「ハロン湾」

世界遺産ハロン湾にて

ハロン湾」は1994年にユネスコ世界遺産に登録された、ベトナムの誇る景勝地。ハノイ旅行者が行く定番のツアー先ですが、場所は3時間ほど南方に行ったところで、多少距離があります。

各旅行会社が扱っているハロン湾ツアーは日帰り、もしくは1泊クルージングツアーが主。オリジナルプランを依頼すれば、ハノイからハロン湾までハイヤーで行くこともできます。小さなお子さんがいる方は、バスだと車酔いやトイレ時などに不便なので、一台車を貸し切りにするのもおすすめできます。

かつては海賊の棲み処だったことも

ハロン湾は1500キロ平方メートル以上の面積を持つ広大な湾です。現地ではスピードボートによる周遊をあっせんしてくる現地人もいますが、スピードボートだと風がものすごいので景色を十分楽しめないほか、ポイントまで非常に距離があるので、その間に船酔いしてしまいます。

おすすめはクルージングツアーにあらかじめ申し込んでおくこと。おすすめは1日ツアー。湾に沈むサンセットを眺め、夜は甲板でディナーをとり、明け方にはサンライズとともにヨガ体験といったプログラムがあります。外国人旅行者の中ではハネムーン先としても高い支持を受けています。

ティエンクン鍾乳洞にて

ハロン湾の見どころは大小3000以上の水面から突き出た奇岩。石灰岩なので長年水に浸食されて、現在のユニークな形にいたったとされています。

発掘調査が進んだ鍾乳洞は一般公開されていて、鍾乳石のライトアップは非常に美観。その他旅行会社によっては湾内に家を作って暮らす水上生活の人々の様子を見学したり、学校や一般の家屋を訪問するツアーもあります。どんなツアーが理想なのか、イメージしてから申し込むようにしましょう。

郊外エリアは滞在期間を考慮して

ハノイ旅行者の中で、3泊以上される方は郊外エリアを検討されていることでしょう。人気エリアのハロン湾やニンビン省などは日帰りツアーも催行されていますが、いずれも片道3時間、往復6時間以上かかりますので1泊2日ツアーを組むのも一つの手です。また、サパへは列車旅となるので、ハノイ滞在も含めて5泊以上ないと厳しいでしょう。郊外エリアへ行く場合は、弾丸旅行にならないよう、余裕をもった滞在期間を計画しましょう。

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