トゥドゥック帝廟 |【ツアー価格に自信あり！】ベトナム旅行の専門店ベトナム王

ベトナムの古都フエ郊外にはグエン王朝の皇帝が眠る帝廟がいくつか観光名所として遺っています。第四代皇帝で、歴代の皇帝の中では最も在位期間が長かったトゥドゥック皇帝のお墓もそんなフエの郊外に位置しています。

トゥドゥック皇帝は政策としてキリスト教の弾圧を強化、そのためにフランスの怒りを買うこととなりました。ダナンやホエに侵攻し、さらにはサイゴンやビエンホアなどの都市が占領されコテンパンにやられます。戦いが集結すると賠償金の支払いを受け入れ、キリスト教の布教を認めることとなりました。その後もグエン王朝とフランスの摩擦は続き、中国の介入によりフランスとの間で戦争が勃発、長期間の戦争は清仏戦争と呼ばれています。トゥドゥック皇帝もそのさなかに没し、その後の王朝は皇帝が短期間で入れ替わる混乱が起きました。結局、清仏戦争はフランスが勝利を収めました。

トゥドゥック帝廟は生前彼が別荘としていた場所を3年間かけて改築したもので、中央には大きな池と船の乗り付け場があります。そのため、皇帝は船で釣りに興じていたのではないかという説が一般的です。

廟はその池の左手にある階段を登った先にあります。ここでは、皇帝の衣装を着て記念撮影ができるサービスがあり、海外からの観光客が撮影をする姿をよく目にします。しかしながら皇帝の棺がある場所は誰も分かりません。これは財宝とともに埋葬したために秘密がもれるのを恐れ召使の首を切ってしまったからです。