カイディン帝廟 |【ツアー価格に自信あり！】ベトナム旅行の専門店ベトナム王

ベトナム中部の都市フエの郊外、チャウ山の中腹に12年もの歳月をかけて建てられたお墓がカイディン帝廟です。カイディンはグエン王朝第9代目の皇帝で、9年間在位してきました。しかし、統治能力がなかったばかりか自身の廟建設のために税金を上げ多くの批判を受けてきた人です。カイディンはフランスの影響を多く受け、王宮内の宮殿を増改築する際もバロック様式にするように命じてきました。

カイディン帝廟も彼が影響を多大に受けたフランス様式と中国の様式を足して2で割ったような外観をしています。廟としての歴史は短いながらも、世界遺産に指定されているのはこうした変わったデザインによるものでしょう。

カイディン帝廟は入り口として数十段ほどある広い階段が設置されています。階段は2段階に分かれており、ちょうど踊り場の地点に門があります。全て登り切ると、並んだ兵士と文官と馬の石像が向かい合わせに出迎えてくれます。帝廟内部は皇帝の像や写真、遺品が展示されており彼がいた時代の王朝の様子が分かるようになっています。