ニャック・ポアン |【ツアー価格に自信あり！】ベトナム旅行の専門店ベトナム王

アンコールの遺跡群の中でもひときわユニークな寺院がここニャック・ポアンです。地図上では英語読みをしたニークピーンとも表記することがあります。ニャック・ポアンは他の石造りで出来た重厚な寺院とは違い、池がメインです。中央に大きな池が築かれ、その周囲には東西南北に一つずつ、合計四つの小さな池が配置されています。祠堂は大きな池の中央にある丸い島の部分にあり、歩いてわたることができるようになっています。祠堂の入口に面し神馬ヴァラーハの彫像が鎮座しています。

中央の池から周りの池に水が注がれるようになっており、北から象、ライオン、人間、馬の顔の形をした彫刻がかたどられています。ニャック・ポアンの名称は祠堂の基盤に当たる部分にかたどられた二匹の大蛇のモチーフに由来します。元々は病を治すご利益がある寺院で、東西南北の小さい池は水、土、火、風を象徴しています。設計に携わった古代の王ことジャヤーヴァルマン7世はこうした病院を数多く建てていったのです。