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アンコール・ワット
アンコール・ワットはカンボジアの有名観光地の遺跡の1つで、12世紀前半くらいに建造されたといわれています。その遺跡はアンコール・トムの南側に位置していまして約300年使用されていましたが、その後は放置されてしまい長らく無人の荒れ果てた廃墟と化していました。
その後、再発見されて東洋の中でも屈指の有名地として世界中に知られることになりましたが、1970年代になると内戦で再度荒れ果てた姿になってしまいました。内戦の終結で平和が訪れるようになると1992年に世界遺産として登録されて現在も修復作業の途中であります。
そんな現在も修復途上のこの遺跡ですが、建物や参道や回廊を含めてほとんどはすべて石でできていて、東西南北に約1キロ半ほどの壮大な規模を誇っており、その周囲には水がためられた濠で守られております。また回廊は中央の塔の周囲を3重構造で作られているのですが、中央塔にたどり着くための第3回廊の階段は傾斜角度65度という急勾配であるため、登りたい場合には万が一の危険に注意をする必要があります。ちなみにここへの公共交通機関はないので自前でタクシーをチャーターするなどしてアクセスしないとなりません。また、入場時間は17時までとなっています。