チャウスレイヴィボル |【ツアー価格に自信あり！】ベトナム旅行の専門店ベトナム王

シェムリアップの中心街から東に車を走らせること約40分、見えてくるのがチャウスレイヴィボール遺跡です。東西に1km、南北に600mとアンコールワット並みの広さを持ち、建てられたのは11世紀前半、ウダヤティティヤバルマン2世の時代です。ヒンズー教の寺院として使われた歴史があります。

遺跡は自然の丘を利用して作られており、斜面をラテライトの壁で取り囲みその外側に環濠が巡っている構造です。このチャウスレイヴィボール遺跡ですが、保存の手が一切入っていないために崩壊が非常に激しく進んでおります。建物は崩れており、石材は著しく散乱しています。かろうじてカーラに乗った神像が刻まれたレリーフが残っており、パブーオン様式の彫刻ということがわかります。

あまりにもマイナーな遺跡のため、ガイドさんでも行ったことがなく、ガイドブックにも載っていませんが静寂な空間が広がっているため巡る価値はあります。さらに遺跡入口の手前には寺院があり、たくさんの僧侶がそこで修行を行っております。かつては美しい寺院だったのですが、内戦による銃撃の跡が生々しく残されています。