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バンテアイ・スレイ
バンテアイ・スレイはカンボジアの寺院遺跡で967年に建造されました。建造に当たっては、当時の王様の顧問であったラージェンドラヴァルマン2世が建造命令を出したと言われています。長年忘れ去られていた寺院遺跡ですが、20世紀になってフランス人に発見されました。
バンテアイ・スレイに行くにはアンコール中心から車で約50分の距離にあります。遺跡は赤い砂岩でできているのが特徴で、そのために建設の加工がやりやすかったとも言われています。建造物にはたくさんの細かいオリジナルな彫刻がされていて、保存状態も全体的には良い方です。また一部入れないエリアがあるので注意しましょう。
バンテアイ・スレイの構造は城下町のようにできていて、四方を壁で覆われているのですが、それが3重構造になっていて3つの壁を超えないと中心部にたどり着けません。そしてこの遺跡で最も注目されているのが中央祠堂の北側の壁面のデバターで、東洋のモナリザともいわれる美しい細かい彫刻がされています。
この遺跡を拝見するには入場券が必要です。入り口にはチェックポイントはあるものの売り場はなく、事前に他の場所で他のアンコール遺跡を含めまとめて拝見できる遺跡入場券というのを申請して顔写真付きで購入する必要があります。なお入場券は1日用、3日用、7日用と複数種類があります。