【わ】で始まる用語集
ワットプノン
カンボジアの首都プノンペン、この街中に1434年に建てられたワットプノンという寺院があります。ワットプノンはプノンペンの成立に深い関わりがあります。14世紀、ペン夫人という裕福な女性が川を流れる仏像を目にします。その仏像を祀るために近くの丘に寺院を設置し安置することにしました。ペンは信心深かった為、その丘の名前はプノンペンと名付けられ、その名前が街の名前として使われるようになりました。すなわちプノンペンはペンの丘を意味します。
ワットプノンに入るためには入り口で1ドルを支払う必要があります。寺院へ続く階段には立派なナーガと呼ばれる大蛇の彫刻が両側に設置されています。
本堂はきらびやかで、寺院内部には仏陀の一生を描いた絵が壁一面に広がっています。日本人だけでなく、欧米から来た旅行者もこの豪華さには感動を覚え帰っていきます。本堂の背後にはストゥーパがあり、その四隅には立派なシンハー像が置かれています。周囲にはペン夫人を祀った小さな祠もあり、どちらもお参りをする人が絶えることはありません。