【ふ】で始まる用語集
プノンバケン
プノンパケンはカンボジア北西部、シェムリアップに位置する寺院です。9世紀末にクメール王朝の王、ヤショーヴァルマン1世が都をヤショダラプラに遷都させます。その都の中心部にプノンパケンが建てられました。65mの山の上にそびえ立つその姿は須弥山を象徴しています。
六層基壇のピラミッド型をしており、てっぺんには祠が安置されています。プノンパケンがなぜ観光地として有名になったか、それは、この寺院から見られる夕景が絶景な点が挙げられます。西には空港や西バライが、東南の樹海の向こうにはアンコールワットの神々しい姿がそれぞれ望めます。但し足元があまり良好ではなく、参拝者は高さ60mの急斜面に開けた参道を登り、寺院の急な階段を登らなければなりません。
しかしながら近年、安全上の理由により寺院に参拝できる人数が300人までに限定されてしまいました。そのため、あっという間に満員になることが多く、不満の声があちらこちらから聞こえてくるようになってしまいました。その上、寺院周辺の夕日鑑賞スポットも人が多く集まってしまったために現在では夕日鑑賞が非常にしづらい状況となっていますのでご注意ください。