お盆や夏休みにベトナム旅行を検討している人に向けて、近年注目されているおすすめの観光地を紹介します。旅先に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
近年変化するベトナム旅行の観光地。お盆&夏休みはどこにする?

ニャチャンビーチにて
ベトナム旅行といえば北部首都ハノイ、南部ホーチミン、中部ダナン&ホイアンが定番の旅先でした。しかし、昨今はベトナム国内の道路インフラが急速に整備され、いままで外国人旅行者が行けなかった観光地にも比較的気軽に行けるようになりました。
「ベトナムは2回目だから、少しニッチな場所に行きたい」
「ホーチミンから1泊か2泊で行けるリゾート地を探している」
といった人は、以下で紹介する観光地を検討してみてはいかがでしょうか。
カムラン|夏と言えば海!主要都市から国内線で行けるビーチリゾート地

カムランのアルマリゾートホテル
カムランはベトナム中南部リゾート地のニャチャンの近くにあるリゾートホテルが集まるエリアです。利用空港はニャチャンと同じなので、ハノイ、ダナン、ホーチミンのどの都市からでもアクセスが良好です。

アルマリゾートホテル内のBBQ場
カムラン自体には観光スポットがないため、基本はリゾートホテル内で1日過ごすことになります。そのため、1泊や2泊の短期滞在でも十分満喫できますし、もし屋外観光をしたいのであれば、タクシーで30分北上すればニャチャンの繁華街へ行くこともできます。
ダラット|ホーチミンから行くネイチャーリゾートでひと夏を過ごす

ダラット中心市街地のスアンフーン湖
あまり日本人には馴染みのない旅先ですが、ベトナム人の間では新婚旅行先として知られているほか、欧米人観光客に高い支持を得ているのが高原「ダラット」です。ホーチミンから寝台バスで5時間強で行くことができ、アジアのバス旅も体験できます。

ダラットの屋外BBQ
ダラットでは高原山岳リゾート独特のゆっくりとした時間を楽しむことができます。日本のストレス社会を忘れて、湖畔のカフェでゆっくり読書をしたり、絶景BBQで山岳料理をほお張ったり、バリスタカフェで本格的なコーヒーを啜ったりと、観光の慌ただしさを忘れて自由な時間を過ごすのがおすすめです。
ちなみにダラットーホーチミン間で高速道路建設が2025年より着工開始予定。完成後はホーチミンからわずか3時間で行けるようになるとのことです。
フエ│ベトナム最後の王朝があった旧市街で過ごす

世界遺産の建造物
ダナンから車で2時間半で行ける古都フエ。歴史的建築物が好きな日本人旅行者にいまでも高い人気を誇る観光地です。ダナンから日帰りツアーも催行されていますので、気軽に行くことも可能。

中国の紫禁城に似せられている
世界遺産に指定された歴代皇帝の建築物を見て回ったり、阮朝王宮周辺の美術館・博物館見学、ナイトマーケット散策等旧市街で古き良きに時間を満喫できます。
ダナン旅行ではホイアン、フエ、ミーソン遺跡と3つの世界遺産巡りができるのも魅力で、これらの観光エリアに訪れてもお盆や夏休みを使った5日間の旅程で十分回ることができます。
フーコック島|夏休み&お盆はリゾートアイランドで非日常体験

フーコック島のオンランビーチにて
ホーチミンから空路で1時間で行けるベトナム最先端にあるメコンデルタの離島「フーコック島」は、近年日本の旅行会社もPRしているリゾートアイランドです。
5つ星のリゾートホテルや巨大エンタメ施設、真珠の養殖場、コショウ畑の見学、イカ釣りツアー、マリンスポーツ等、楽しみ方は満載。

ⒸNOVOTEL PHU QUOC
フーコック島にはベトナムのほかの観光都市のようなスパやお土産店はそれほど多くなく、また観光できる中心市街地も狭い範囲となるので、基本はホテルライフとビーチを楽しむことになります。
そのため、フーコック島旅行を検討している方は、ホテルをよく吟味するといいでしょう。ホテル選びのポイントは「予算を少し増やしても5つ星のリゾートホテルを選ぶ」ことです。
ムイネー│夏休み&お盆の家族旅行に最適。ホーチミン発の幻想的な体験

ムイネーの砂丘にて
2024年末からホーチミンームイネー間に高速道路が開通し、わずか3時間で行けるようになったリゾート地「ムイネー/ファンティエット」。もともと欧米人に知名度の高いビーチリゾート地でしたが、昨今は日本人旅行者も着実に増えています。
旅行日数が足りない人はホーチミン発の日帰りツアーに参加するのもおすすめですが、可能な限り1泊でも宿泊してほしいところ。旅の満足度が違います。

南国らしい雰囲気のホテルが多いのが魅力
ムイネーの魅力は海側に面して建つバンガロー&ロッジ風のオンザビーチ・ホテル。宿泊料金もダナンのリゾートホテルと比較すると安いですし、なによりもホーチミンからわずか3時間で行けるのが嬉しいです。
また、観光スポットでは幻想的な砂丘「ホワイトサデューン」や砂滑りができる黄色の砂丘、石灰岩に囲まれた小川を探索できる「妖精の渓流」、「ワインキャッスル」などが見どころとなり、子供連れのファミリー旅行にもおすすめできます。
まとめ:夏休み&お盆はベトナムのどこにする?選び方
今回はホーチミン、ハノイ、ダナン以外の旅先を紹介しましたが、いずれも三都市から空路、もしくは長距離バスで行くことができるので、「やっぱりホーチミンは外せないよね」という旅行者にもおすすめできます。
ベトナムは飛行機、バスとともに移動費用が安いので、しっかりと旅程を組むことで充実した旅が保証されます。