ベトナム旅行では現地人との会話が旅の醍醐味。これまでもベトナム語をいくつもご紹介してきましたが、今回紹介するのはたった一言で相手に自分の意志や気持ちを伝えることができる単語15選。簡単に覚えられるものばかりですし、どれも旅行中に使うものなので、是非すべて覚えておきましょう。※これまでのベトナム語学習は記事末にて紹介。
目次
形容詞
① Ngon (qua!) ゴン(ワー!)
「おいしい」という意味。「qua!=ワー」は通常感嘆句として使います。ベトナム語は1語で済ませることを嫌うため、形容詞を一言しか喋らない場合、qua!を最後につけるのが普通。この場合は感嘆の表現にはなりません。
② Dep デップ
「キレイ」という意味。こちらも「Dep qua!=デップワー!」と言います。物に対して、風景に対して、人に対してとすべてにおいて使うことができます。
③ De thuong イェートゥン
「かわいい」という意味。小さな子供や雑貨に対して使います。日本語でも同じように、小さな子供に対しては「Dep」は使いません。
④ Nong ノン
「熱い/暑い」という意味。天気にも料理にも使えます。例えば「Caphe nong=ホットコーヒー」という意味になるように、飲み物の単語の最後に付けると、ホットメニューに変わります。
⑤ Lanh ラン
「冷たい」という意味。「Caphe lanh=アイスコーヒー」となります。また、「寒い」と訳すこともできますので、「Hom nay troi lanh qua=今日は寒い」ということもできます。
⑥ Mac qua! マックワー
「高い!」という意味。もしかすると、旅行を通してこの単語が一番使うかもしれませんね。これは値段が高いという意味で使うことができ、「建物が高い」などの高低差を表現する高いは「Caoカオ」を使います。
⑦ Re qua! レーワー
「安い!」という意味。屋台で1杯50円のチェーを食べたりした場合に、おばちゃんに言ってみてください。
副詞
⑧ Ai? アイ?
「だれ?」という意味。日本語の「あい」と同じ発音なので、相手にも完璧に通じます。
⑨ Tai sao? タイサオ?
「なぜ?なんで?」という意味。「Tai sao mac?=なんでこんな高いの?」などと使えます。
⑩ o dau? オーダウ?
「どこ?」という意味。「o day la o dau=ここはどこ?」と地図を開いて質問したり、「Ban song o dau?=あなたはどこに住んでいるの?」という疑問形を作ることができます。こちらは文末に持ってくるのがポイント。
⑪ Khi nao? キーナオ?
「いつ」という副詞。いつ、と訊ねている時点で未来を表しているので、その後の文章は現在形となります。ただし、「Ban den vietnam khi nao?=あなたはいつベトナムに来たの?」のように過去の時間を聞く場合は、khi naoは文末に持ってきます。
動詞
⑫ Di ディー
「行く」という意味の動詞。タクシーに乗って「Di di=行ってください」、「Di nha hat=市民劇場へ行く」といった表現ができます。ただし「Di di!」と強くいうと、「行っちまえ!」という喧嘩腰になってしまいますので注意も必要。
⑬ Co コー
「持つ」という意味。完了形のroiをつけて「co roi=すでに持っている」となりますので、市場で「これ買って!」と言われた場合は、「co roi co roi!」といって切り抜けましょう。
⑭ mua ムア
「買う」という意味。市場に行くと、決まってお店のおばちゃんが「mua di=買いなさいよ!」と言ってきます。先ほどの「co roi=もう持っているよ」や「mua roi=買ったよ」などと返すといいでしょう。
⑮ ~thu ~トゥ
「~してみる」という意味。「an thu=食べてみる」、「mac thu=着てみる」、「di thu= 行ってみる」といったフレーズとして使うことができます。例えば洋服店で「mac thu duoc khond?=試着できますか?」や物産展で「an thu duoc khong?=試食できますか?」ということができます。
まずは実践。どれも発音も簡単
今回紹介した一言単語は、どれもカタカナ読みで通じるものばかりです。言葉を覚えたら、まずは実践してみてください。最初相手は突然旅行者がベトナム語を話すことに驚くかもしれませんが、絶対に喜んで対応してくれます。是非異文化交流を楽しんでください。