海外旅行保険ってなぜ必要なの?
海外で、急な病気にかかったり、思いもしないケガをしたり旅行先によっては、多額な治療費が必要になることが少なくありません。
日本国内のように健康保険を直接利用することが出来ないことも要因の一つです。
海外旅行保険は、ケガや病気に関する補償はもちろん、万が一の死亡補償や旅行中の手荷物盗難や破損や飛行機が遅れ自己負担することとなった宿泊代や食事代などの旅行中に発生した緊急費用にも対応しています。
クレジットカード付帯の保険だけで十分だと思っていませんか?
●事故にあったときにどこに連絡すれば良いか判らない場合があります。
緊急連絡先がカードに書かれていない場合がありますので注意が必要です。
●補償内容を把握していますか?
一般的にカードでは疾病死亡や航空機の遅延に伴う補償などは付いていません。
●適用条件を確認しましたか?
旅行代金をクレジットカードで決済しないと補償が付かない場合があります。
また、カード発行から一ヶ月未満の場合にも補償が付かない場合があります。
一般的なカードの場合、補償額が50万円~200万円となっており、入院等を伴う場合に費用が不足する場合があります。
海外では日本の健康保険は直接使えません
海外では日本の健康保険は直接使えません。日常生活の延長上の病気(風邪、発熱等)やケガ(転んでケガした)などの軽いものでも、現地で治療を受けると日本では考えられないような高額な治療費用を請求されることもあります。ましてや、入院を伴うような病気や事故にあわれた場合は、入院費代、救急車代、手術代、日本への帰国搬送代等、数百万円かかることもあります。「自分の身は自分で守る」国外ではなおさら必要な意識です。
(日本に帰国後、外国での治療費用について健康保険で払い戻しの申請はすることは出来ます。しかしながら、手続きが複雑なのと、日本で治療を受けた場合の費用代に換算されるため、全額の払い戻しを受けられるとは限りません。)
外務省も海外旅行保険の加入を勧めています
外務省によれば、海外で事件・事故にかかわった対象者の人数は平成25年統計より年間19,500人を超えます。
このような背景から、外務省ホームページ内でも海外旅行保険への加入を勧めているのが現状です。
(参考)外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/pdf/2013.pdf
ベトナムで海外旅行保険の加入により保険金が支払われた事例
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Aさんの場合
(男性23歳)事故内容携帯品海水浴中に、日焼けするため横になっている隙にカバンが盗まれていた。
携行品17万円 -
Bさんの場合
(男性75歳)事故内容疾病死亡、治療・救援費用観光中、急に胸の痛みを訴えた。病院に向かう途中、急性心筋梗塞で死亡。
死亡2,000万円
疾病治療費用50万円
救援者費用100万円
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Cさんの場合
(女性26歳)事故内容治療・救援費用ダイビングスポットまで送迎するワゴン車に同乗中、ワゴン車が横転事故。外傷多数の重症で現地病院から、設備が整った病院へプライベートジェットで移送。11日間の入院の後、迎えにきた家族の付き添いで帰国。帰国後も治療を継続。
傷害治療費用690万円 -
Dさんの場合
(年齢不詳)事故内容治療・救援費用サーフィン中に波にのまれ、サーブボードに足を打ちつけた。
病院へ行ったところ、左足首骨折と判明し、手術を受けて入院した。傷害治療費用101万円
救援者費用20万円