ベトナム中部の一大ビーチリゾート・ダナン市内から車で行くこと約20分(空港からだと約30分)。
近代的なリゾート地・ダナンとは全く趣が異なる街、それがホイアンです。1999年に世界文化遺産に登録された旧市街を歩いていると、どんどん心がほぐれ、ほっこり気分になります。
街全体がレモンイエローの建物で統一され、歩いているとおとぎ話の世界にいるかのような錯覚を覚え、どこか懐かしい気分にさせてくれる街です。ホイアンの通りにはベトナム雑貨店(しかもホーチミンやハノイより安い!)やお洒落なカフェ、ベトナムの歴史と共に歩んできた観光名所も日本や中国、ヨーロッパなど世界各国の建築様式の建物が点在しています。
またホイアンでは夜の散歩が特におすすめ。日が暮れランタンに明かりが点り始めると街並みは一気に幻想的に。旧市街と新市街の間を流れるトゥボン川では毎日灯籠が流され、月に1回、満月の夜はランタン祭りが開催されています。
日本橋(来遠橋)
1593年、ホイアンに住んでいた日本人が建造したと言われ、新2万ドンの紙幣にも印刷されています。なんと橋の中央に航海の安全を祈願する小さなお寺があり参拝もOK。18:00〜22:00にかけて毎日ライトアップされ、世界各国から訪れた旅人で賑わいます。
タンキーの家(進記家)
今から200年以上前、広東省出身の漁師をしていた進記(タンキー)の家。最初に文化遺産として登録されたのがこの家で、古い民家というだけでなく、重厚感や存在感が魅力です。内部は日本様式(柱や梁の置き方)と中国様式(柱の細やかな彫刻)の両方を取り入れた建築になっています。
海のシルクロード博物館
ホイアンの伝統的な民家をそのまま利用した温かみのある2階建ての建物に、南シナ海に沈んでいた貿易船から引き上げられた陶磁器や遺物などを展示している他、ホイアン界隈で発見された青磁や白磁、古伊万里やペルシャの器なども並んでいます。エントランスには貿易船の模型も。
フンフンの家(馮興家)
200年以上前に、シルクやガラスなどの貿易商人の家として建てられた木造建築で、柱やドアは中国、屋根は日本、壁はベトナムの3国を合わせた建築様式です。ホイアンの数ある民家の中で最も美しい建築の家として知られています。現在も8代目の子孫が住んでいて、2階ではお土産屋さんも併設しています。
福建会館
ホイアンには中国華僑の会館が5つあり、福建会館はその中でも1,2を争う規模の会館です。17世紀に福建省に住む中国人家族がホイアンの地に来て建てたと言われています。天井から吊された渦巻き線香の香りが漂う敷地内に福建省で信仰されていた天后聖母が祀ってあります。
ホイアン市場
6時過ぎから獲れたての野菜や生きた魚、肉類、日用雑貨などが2階建ての建物内だけでなく路上までぎっしり店舗(その数200以上)が並ぶホイアン最大の市場。建物の中央部に屋台風(食堂)が並び、ホイアン名物のカオラウ(日本のうどん風)やコムガー(鶏だしで炊いたご飯の上に鶏肉やハーブを乗せたもの)が食せます。
廣肇会館
日本橋のすぐ近くにあり、1786年に建築された広東人の集会所。祭壇には三国志の関羽や航海の神様“媽祖”を祀っています。庭園の真ん中には9つの頭を持つ龍の像が置かれ迫力満点。石像や絵画など他の華僑の会館に比べ豪華絢爛です。屋根を支える柱の彫刻も一見の価値ありです。
ホイアンの街は道の両側に、雑貨屋・洋服・オーダーメイド店・カフェ・ローカルフードレストラン・バーなど小さなお店が軒を連ねています。歩くだけでウキウキ気分になれる楽しい街です。しかも女性同士でも安心して散歩できます。
空がピンク色に染まる頃、ホイアン名物のランタンの明かりがノスタルジックに街を照らします。
その中心とも言えるのがランタンを扱うお店がぎっしり集まるナイトマーケット。
色とりどり、大小様々なランタンを眺めながらそぞろ歩き。
ローカルフードを扱う屋台や軒先に並べられたベトナム雑貨を見ているだけでも気分が盛り上がってきます。
赤・青・黄色・紫にオレンジ…色とりどりのランタンが夜の通りを賑やかに照らします。
ヨーロッパの人々がお土産に買い始めた事から人気になったランタン。大きさもさまざまです。畳むことができるのでお土産(65,000ドン/約310円〜)にも。
新市街アイホン島から見た旧市街の夜景は21世紀とは思えないほどノスタルジック。
ホイアンを流れるトゥボン川を流れる無数の灯籠流し。日本のお盆でもお馴染みの光景ですが、ここホイアンでは毎日行われています。
細長い鉄の棒を使って、灯籠をひっかけあとは願いを込めて川にそっと浮かべるだけ。
日中では見ることができない幻想的な夜のホイアンをお楽しみください。
女性はベトナム民族衣裳アオザイに身を包み、
カップルで記念撮影するのがトレンド。
カメラマンも船に乗り込み本格的にスチール撮影しています(笑)
毎月満月の夜に街中の明かりを消し、ランタン(提灯)の明かりだけを灯す祭がランタン祭です。
日中の街並みとランタンが灯る幻想的な夜の街並みは毎日見ることができますが、ランタン祭は月に1度、満月の時だけ。
月の明かりを頼りに街をそぞろ歩きしているとどこか懐かしい気分に。
2024年 開催日
1月24日(水)、2月23日(金)、3月23日(土)、4月22日(月)、5月21日(火)、6月19日(水)
7月19日(金)、8月17日(土)、9月16日(月)、10月16日(水)、11月14日(木)、12月14日(土)
※現地事情などにより開催日が前後することもあります。また台風や大雨などの影響で中止となる場合もございます。
ホイアンのいたる所で目にするランタン。そのランタンを自分の手で作ることができるとっておきの企画!
日本語の話せるスタッフのレッスン付なので(かなり手伝ってもらいながら)ぶきっちょさんでも大丈夫。
ホイアンを旅した思い出が日本に帰ってからも蘇ります。
好きな布地を選んでランタンの骨組みに接着剤をつけます。
布をひっぱりながら貼る作業が続きます。簡単そうに見えますが、布がよれてしまいピンと貼れませんっ(涙)
いよいよ最終のツメに、上下にはみ出した布を中に入れ込んでいきます。
やった〜!完成!かなりスタッフの方に手伝っていただきました(汗)
ランタンが灯されたエキゾチックな街の夜景とトゥボン川の灯籠流しが一望できるのが、川と並行して走るバクダン通り。
その通りに建つリバーサイドレストラン「SAKURA」の2階のテラス席をご用意し、ベトナム料理とともにホイアンの夜景をお楽しみいただけます。「SAKURA」の外観はホイアンの伝統的な建物、レモンイエローの壁でレトロな内装もキュート?。日本人の味覚にも合うベトナム料理に舌鼓ながら至福のひとときを。
グリーンマンゴーと野菜のシャキシャキ感がたまらないっ「マンゴーと海鮮サラダ」!酸味のあるドレッシングが爽やかです。
ソースが甘辛くご飯がすすむ味付けが人気の「魚のフィレ甘酢ソース」。
ベトナムの人気のおやつといえば「揚げバナナ」。外はカリッ、中はトロッとした食感が楽しめます。
近年ブランドホテルが次々とオープンし世界的にも注目を浴びているリゾート地ダナン。ダナンは街の真ん中を流れるハン川の西側に広がる市街地と東側のビーチリゾート開発が進むソンチャー半島に分かれています。夜の過ごし方もホテルだけでなく街中でも楽しめるのが都市型リゾートの良いところ。街なかはさほど広くないので半日もあれば十分観光が楽しめます。
ドラゴン・ブリッジ
2013年3月29日、ダナン解放記念日にドラゴン型の鋼橋としては世界最大となる橋が完成したのがドラゴン・ブリッジ(ハン橋)。全長666mのこの橋は「世界最長の鋼鉄製ドラゴン」としてギネスブックに登録されています。龍の頭側の歩道には展望スペースがあり、市民の憩いの場所に。週末には龍の口から火を噴き、水を吐き出す一大イベントが行われています。
リンウン寺
ソンチャー半島とハン川が交わる場所に19世紀初めに建てられたリンウン寺が戦争により破壊され2004年に再建。従来と同じように海の守り神として市民から愛されています。寺院の真下にある道路から見上げると巨大な観音像が…その高さ67mもありベトナム最大です。メインの参道を上がった高台からはミーケビーチを挟んでダナン市内が見渡せます。
マーケット
ダナン市民だけでなく観光客も大勢訪れる市場はお土産探しにおすすめのスポット。果実や野菜、獲れたての魚介類など生鮮食品の他、ロータス(蓮)ナッツやドライフルーツ、サンダルやTシャツなどの服飾品などお土産にもなりそうなローカル商品もいろいろ揃っています。
Pheva(フェーヴァ)
ベトナム人の女性とフランス人の男性が手がけるお洒落なチョコレートショップ。ベトナムの特産品を使った黒胡椒やシナモンなどひと口サイズで食べやすいチョコレートが勢揃い。パッケージもピンク、水色、黄色、オレンジなど好みの色が選べるので大切な方へのお土産にも最適です。