旅行者向け。ベトナムの年間イベント特集

ベトナムでも年間を通してさまざまなイベントが開催されます。しかし、まだ組織的に計画的運営されているイベントは少ないため、イベントの多くは突発的に行われる傾向にあります。ドイモイ政策が開始されてからまだ日が浅いベトナムでは、『毎年恒例』というイベントはほとんどありません。

今回は旅行者は覚えておいてほしい、ベトナムの参加型のイベントを集めてみました。自分が参加せずとも見学だけでも楽しめるものもありますので、もし運よくその期間中に旅行することになったら、積極的に顔を出してみてください。

ベトナムのイベント開催の方法とは

ベトナムのイベントは一昔前までは政府自治体が主催でしたが、最近はイベント会社も出てきて、彼らが大きなイベントを取り仕切っていることもあります。しかし、まだまだ毎年恒例のイベントとして定着しているものは少なく、基本は2年おき、3年おきとなります。毎回参加客が多ければ、毎年恒例になります。

イベント参加の魅力

旅行客がイベントに参加する魅力は、なんといっても国際交流ができる点です。現地のベトナム人や同じ外国人旅行者、ベトナム在住の外国人など、幅広い国際交流をすることができます。ただし、イベント開催日は非常に多くの人で混雑して、区間によっては歩行者天国にもなるほど本格的。基本は観光エリアの町中で行われるので、旅行者が行くのも容易です。

イベントの参加方法

イベントの参加方法は2つ。1つはHPで申し込む方法。もう1つは現地で申し込む方法です。HPで申し込むのにおすすめなのは、マラソン大会など参加費用が高いイベントです。早期に申し込むと何割か安くなります。その代わり、払い戻しはありませんので、一度支払ったら必ず参加してください。

また、ベトナムのイベントは現地人でも情報をキャッチするのが難しいので、基本は当日現地で申し込むことも可能です。また、国際友好イベントなどは参加費無料のイベントも多いので、見つけたらとりあえず参加してみてください。

カイト・ウィンドサーフィン大会

ムイネーはベトナム中南部、ホーチミンからバスで6時間ほど走ったところにあるリゾート地です。一部の外国人にとっては、カイトサーフィンやウィンドサーフィンのメッカとして知られています。特にウィンドサーフィンは毎年国際大会もありますので、趣味でもやっている方にとってはムイネーの知名度は高いようです。

ムイネーのサーフィンビーチに行けば、大会以外でも毎日多くのサーファーがウィンドサーフィンを楽しんでいます。スクールも開催されていますし、レンタルももちろん可能。見るだけでも楽しめますし、参加してみるのもいいでしょう。

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コーヒーフェスティバル

コーヒー豆の特産地であるバンメトートと呼ばれる小さな町は、ホーチミンからバスで9時間ほど走ったところです。飛行機もあるので、国内線ですいーっと行くこともできます。そのバンメトートの町では、毎年コーヒーフェスティバルが開催されます。当初は卸業者の見本市のような専門祭事でしたが、現在では地元住民や観光客がはるばる押し寄せてくる人気のイベントとして毎年開催するに至っています。

イベント開催期間中は数多くのコーヒーを無料で飲むことができる以外にも、コーヒーの文化紹介、ナイトマーケット、打ち上げ花火などイベントは盛りだくさん。離れに少数民族が多く暮らす町でもあるため、ゾウに乗って町中を闊歩する彼らの姿も異国を感じます。

2015年の情報：http://vietnamflavor.com/buon-ma-thuot-coffee-festival/　※英語

カラーミーラン

日本ではカラーミーラッドという名で知られているこちらのマラソン大会は、米国発祥。カラフルのパウダーが降りかかりながら、市街地を疾走します。ベトナムの民間企業が開催しており、現在では多くの大手会社をスポンサーに抱えているので、当初は2年に一度の開催予定でしたが、現在では毎年開催しています。

場所はホーチミン、ハノイ、ダナンの3都市でそれぞれ開催し、2016年はホーチミンが4月、ハノイが5月、ダナンが6月にそれぞれ行われ、大盛況でした。参加は下記公式HPから申し込むか、現地で直接申し込むことができます。

公式HP：http://www.colormerun.vn/

ホーチミンマラソン

2014年に初開催したのち、2015年、2016年と成功を収めたマラソン大会。ホーチミン市内南方の7区にはフーミンフンと呼ばれる新興住宅街があり、その町中で開催されまう。5km、10km、21kmの3つに区切られているので、自分の体力と相談して申し込んでください。

すでに2017年も開催が決定していて、例年通り1月を予定しています。詳しい情報は下記公式HPで確認を。ちなみにこちらのマラソン大会はホーチミン在住日本人にも人気があり、参加者の中にはちらほら日本人の姿も見かけます。是非旅行者の方も参加してみてください。

公式HP：http://www.hcmcrun.com/index.html

ホイアンのランタン祭り

ベトナム中部世界遺産の町ホイアン。毎月旧暦の14日に開催されるランタン祭りは、毎回多くの参加客でにぎわっています。夜が深まる19時過ぎになると、続々と町の人口的な明かりは消えて、ランタンや蝋燭の淡い明かりのみとなります。トゥボン川では灯篭が流れ。日本橋は幻想的にライトアップ。バクダン通りの広場では伝統の大衆娯楽や民謡などが始まり、古き良き時代にタイムスリップすることができます。

もしホイアン旅行に行かれるのであれば、その月の旧暦カレンダーを調べてみましょう。新暦の日付は毎回変わるので注意してください。

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五行山観世音祭り

中部都市ダナン市街地から車で20分ほど走ったところにある五行山。旅行者の観光スポットにもなっていますが。そこでは毎年4月に開催される観世音祭りも現地人に有名。もともと仏教のゆかりの山で、この祭りの期間中は全国各地から熱心な仏教とが訪れます。徳の高い僧侶と読経する光景や、仏教とは関係なボートレースなども開催します。

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国際交流イベント

自治体や企業主催の国際交流イベントもハノイとホーチミンを中心に多く開催されます。日本とベトナムはもちろん、韓国、オランダ、ドイツ、東南アジア諸国など、年間を通して不定期開催されます。中でも日本とベトナムの友好イベントは参加客も多く、毎回非常に多くのにぎわいをみせます。

毎年恒例となりつつあるのは、『フィールジャパン』と『ジャパンフェスティバル』。特に後者はコスプレ衣装を纏ったベトナム人も多く、さらに日本からもアイドルや歌手が来て大人気です。

イベントに参加して旅行を盛り上げる

ベトナム各地で開催されるイベントは旅行者も気軽に参加して楽しむことができます。ベトナム人のおおらかな心は外国人も漏れなく歓迎してくれるでしょう。ベトナムはお国柄、事前にイベント情報を知るのが難しいのですが、恒例イベントは公式HPで確認したり、旅行会社に訊ねてみるといいでしょう。