ベトナムの中部地方といえば、近年リゾート地として注目されているダナンがその筆頭。その他ホイアンやフエといった世界遺産のある都市も近くにあるため、日帰り、もしくは1泊でそれらを回るツアーも数多く催行しています。そこで、今回は中部地方の要所となる観光スポットを10個ご紹介してみたいと思います。初めてのベトナム旅行であれば、是非ここでご紹介した名所に訪れてみてください。
目次
① ミーケービーチ(ダナン)
ダナンの要所となるミーケービーチ。ロン橋を渡った東部にある海で、南へ行くとノンヌオックビーチ、クアダイビーチと名称が変わりますが、これらすべて同じ海域となります。ミーケービーチはその中でも市街地に広がる海の名称。ハイシーズンには現地人と外国人観光客で毎日にぎわいます。周辺には物産展やレストランも数多く並びます。
② ロン橋(ダナン)
ダナンバクダン通り南方にあるロン橋はミーケービーチのある対岸を繋ぐ橋。歩いて渡れる遊歩道もあり、ここから眺めるダナン市街や大観覧車の風景は撮影スポットとして有名。また、毎週末の夜に開催される龍の口から火と水を噴くイベントは、旅行者にとって1日を締めくくるハイライト。
③ 五行山(ダナン)
ダナンとホイアンのちょうど中間地点に聳える5つの連山。山全体で大理石を発掘できることから、「マーブルマウンテン」と英訳されています。この連山のうち、「水山」と呼ばれる山がトレッキング用に一般公開されています。山頂から眺められるオーシャンビューや、洞窟内に鎮座する仏像、仏教寺院など見どころは多々あり、リゾート地らしいアクティブスポットとして人気が高いです。
④ 鯉の滝登りと愛の桟橋(ダナン)
ロン橋を渡ったすぐ傍の川沿いに建つ鯉の滝登り像。夜になるとイルミネーションのライトアップを見れるデートスポットです。また、その像の隣にある桟橋では、愛の南京錠を橋にかけることができます。トレビの泉のように、「ここに南京錠をかけたら、もう一度来れる」という言い伝えがあるそうです。周辺はカフェやレストラン、屋台もあるので、ファミリーで訪れるのもおすすめ。
⑤ 福建会館(ホイアン)
世界遺産ホイアンには20か所以上の観光名所があります。入場にはチケットが必要な場所も多いので、実際旅行者が行くのは5か所程度。その中でも見どころとなるのが「福建会館」です。中国の福建省出身の華人が開いた集会所で、現在でも華人の拠り所。またホイアンのメインストリートとなるチャンフー通り沿いにあるので、連日多くの旅行者でにぎわいます。
⑥ ナイトマーケット(ホイアン)
中部旅行におけるナイトマーケットプレイスといえば、ここホイアン。あいにくダナンやフエには、旅行者が集まるようなナイトマーケットはありません。ホイアンナイトマーケットはアンホイ橋を渡った先に毎夜開催され、世界遺産地区から外れるため、周辺のお店の中には深夜営業をしているカフェバーもあります。
⑦ トラディッショナルアーツパフォーマンス(ホイアン)
通称「ホイアンシアター」として旅行者に支持されている同スポットは、ホイアンに伝わる伝統や習慣を踊りで表現した演劇。伝統民謡などもあり、ボリュームのある40分を楽しむことができます。毎夜開催されているわけではないので、開催日は現地でチェックするといいでしょう。チケットは前売り、全席自由席です。団体ツアー客が多いので、チケットの入手は早めにしておくといいでしょう。
⑧ ミーソン遺跡
ベトナムとは異なる独立国家であり、度々カンボジアのクメールと抗争をしたチャンパ王国。その最大規模の聖域は世界遺産に指定されています。密林の中に広がる遺跡で、レンガ造りの祠堂をブロックごとに見学することができます。歴史好きの方にとっては中部旅行最大の観光スポットとなるでしょう。
⑨ 阮朝王宮(フエ)
フエの世界遺産建築物である阮朝王宮。歴代グエン皇帝が暮らしていた王宮跡となります。ベトナム戦争時に大半が破損してしまい、現在は復旧工事中。ここで鑑賞できる伝統音楽は無形文化財に指定されています。非常に広い敷地を有しているので、行きたい場所は予めピックアップしておくといいでしょう。また、周辺には美術館や博物館もあります。
⑩ カイディン帝廟(フエ)
最後はこちら。フエ最大の世界遺産名所は阮朝王宮ですが、次いでおすすめしたいのがカイディン帝。カイディン帝時代は宗主国が中国からフランスへと変わった時期だったため、ところどころに中国の名残は残っているものの、そのほとんどは西洋の美しさと自由さを見ることができます。
中部旅行の計画は綿密に
今回紹介したように、中部旅行ではダナン、ホイアン、ミーソン、フエの4都市が主要観光地となります。いずれも観光スポットはここで紹介した以外にも多くありますので、短い滞在時間で回るのであれば、事前にしっかりとスケジューリングしておくことが必要です。是非有意義な中部旅行を成功させるよう、綿密に計画してください。