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ホーチミン旅行の予算

ベトナムで最大の観光エリアとなる南部ホーチミン。常夏の熱帯気候を持ち、フランス統治時代の名残を受けたコロニアル建築、雑貨街、並び立つスパ&マッサージを楽しむことができ、ツアーに参加すれば国際河川であるメコン川の川下りといったアクティビティで、思い出に残る時間を過ごすことができます。

今回はそのホーチミン旅行の予算に焦点を当ててみました。「いったいいくら持っていけばいいのか」という素朴な疑問におすすめ観光プランつきでお答えしたいと思います。

予算~3万円:メコンツアーで大冒険。現地人の生活の様子を覗いてみよう

ホテルは根気よく探せば清潔なところがきっと見つかる

ホテル

「ホーチミンはホテルとタクシーには困らない」と旅慣れた人はそろって口にします。それほどホーチミン市内にはいたるところにホテルが溢れています。星がついていないミニホテルでも、オープンしたてであれば清潔。朝食含むファシリティサービスはありませんが、寝るだけなら十分です。一泊あたりの予算は2500円前後。バックパッカーが泊まるようなゲストハウスでもよければ、1500円、あるいは1000円程度も見つけることができます。市民劇場周辺は高いので、ファングーラオ、グエンチャイ通り周辺で探してみてはいかがでしょうか。

ベトナム人が多く集まるところを探そう

現地人に溶け込んでローカル飯

この予算では高級レストランやバーで豪華な食事を......、というわけにはいきませんが、逆に見方を変えて、現地に溶け込んだ滞在をおくってみてはいかがでしょうか。彼らと肩を並べて食堂や屋台でプラスティックチェアに座って食事をする。味は正直そこらへんのレストランとたいして変わりませんよ。また、レストランに行くのであれば、ドンコイエリアから少し外れた場所がおすすめ。ベトナムのレストランの特徴は、なによりメニューの数が多いこと。100近く用意しているところがほとんど。外国人が行くような店であれば、一品10万ドン前後。二人で4品頼んだとして、1人当たりの予算は20万ドン(1000円)。

メコン川の川下り

せっかくホーチミンに来たのだから、メコンツアーには是非参加してほしいところ。雄大なメコン川に大自然。その密林の中を手漕ぎボートで下ります。他にもココナッツキャンディー工場やローヤルゼリーの試食、アオザイ女性による民謡鑑賞などイベントは充実しています。

また、1区市内で雑貨のショッピングもいいでしょう。余った予算はおそらく1万円を切っているかと思うので、ここで全部使い切るつもりで買い物してください。マッサージは格安店がいくつもあり、予算は1時間チップ込みで30万ドン(1500円)程度。

まとめ

3万円以内の予算では十分な欲求を満たすことはできないかもしれません(特に女性の方は)。しかし、ホーチミンの代名詞であるショッピングやメコンツアーなどは楽しむことができます。低予算で週末弾丸旅行を計画している人などにおすすめです。

予算3万~5万円:女子旅はこの予算を確保!ショッピング&スパ

Ⓒasianhotel

ホテル

ホテルは引き続き安ホテルを探すのが無難。市民劇場近くの中級ホテルであれば、安くとも100万ドン(5000円)ほどかかってしまうので、その分ショッピングやスパの予算を削らなければなりません。ただし、ゲストハウスに泊まる必要はありませんのでベンタイン市場周辺やグエンチャイ通り周辺を探してみてください。朝食つきの星1~2つの低級ホテルをいくつも見つけることができるはずです。

Ⓒseacret garden

滞在中はレストランでベトナム料理を堪能

冷房が効いている清潔なレストランでベトナム料理を楽しむことができるのもこの予算から。ドンコイ通りに並ぶレストランではディナータイムでベトナム人による民謡の生演奏を実施するところもあります。伝統衣装を纏った演者たちが古くに伝わる弦楽器や打楽器を用いて曲を披露。異国に来たことを実感できるひとときです。

バッチャン焼き

雑貨ショッピングに精を出す

ドンコイエリア、パスタ―通り、ベンタイン市場周辺を合わせると、100以上の雑貨店が所狭しと並んでいます。会社の同僚上司、友達、家族、恋人へと贈る相手を想像して雑貨を選ぶといいでしょう。雑貨店ではほとんどのお店が定価制なので、値段交渉はできません。その分冷房の効いた店内で落ち着いて品定めができます。また、たいていのお店では一人か二人は日本語ができるスタッフが常駐しています。

まとめ

それほど贅沢な目的がなければ、滞在に関して特に不自由することはないでしょう。近場でもタクシーで目的地まで行けますし、レストランも中級程度であれば選ぶ必要なく利用することができます。オーダーメイドをしたい、スパのパッケージメニューを楽しみたいという方は、別途予算を組む必要があります。

予算5万円以上:願いが叶う!贅沢な大人女子旅を

オスカーホテル。ドンコイエリアに位置する4つ星

ホテル

4つ星は6000円~1万円、5つ星は1万円~3万円程度が相場となります。ハイシーズンはどこも埋まる可能性があるので、日本から事前に予約しておくことをおすすめします。ファシリティサービスは屋外プール、フィットネスジム、複数のレストラン、スパ&マッサージなどが充実しています。フランス統治時代の面影を残すコロニアル建築のホテルもあり、プチパリ気分の優雅な滞在を保証してくれます。

スパで至高の時間を満喫

スパもショッピングも自由自在!

予算をとることができれば、プールやジャグジー、サウナがついている高級スパで2~3時間のパッケージメニューを満喫することだってできます。中には半日(4時間以上)かける美肌コースを用意している高級スパも。ちなみにスパのパッケージは要予約です。またショッピングではアオザイや洋服、スーツ、ジャケットなどのオーダーメイドもいいでしょう。こちらは翌日仕上げ~中1日かかりますので、滞在初日に向かいたいところです。

サイゴン号

サイゴン川を周遊する豪華ディナークルージングで締めくくる

4区の埠頭から毎夜複数社が就航しているサイゴン川ディナークルージング。夜のホーチミンとサイゴン川の夜景を眺めながらとる食事は格別です。またステージ上ではさまざまな催し物が開催されます。伝統民謡、舞踊、フラメンコ、マジックなどなど。予算はクルーズ船と食べる料理にもよりますが、1人当たり50~150万ドン(2500~7500円)。もちろんシーフードやフレンチを提供する高級レストランで食事をとるのもおすすめです。最後の晩餐くらいは財布を気にせず贅沢かつ思い出に残る食事を堪能ください。

まとめ

5万円以上の予算をとっているならば、ホーチミンでやりたいことはほぼ何でも叶います。5泊以上の滞在を予定される方は、いっそのことムイネーやダラット、ニャチャンといった中南部エリアまで足を運ぶのもいいでしょう。いずれも国内線(空路)で1時間以内で行くことができます。

ホーチミンの予算は買い物とスパ次第

ホーチミンに訪れる多くの旅行者は雑貨探しとスパを楽しみたいという理由。いずれも値段はピンキリ(特にスパ)となりますので、予算に合わせた店舗選びが重要になってきます。まずは「自分が何を目的にホーチミンに行くのか」を考えてから予算を組むといいでしょう。

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