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タンソンニャット空港からホーチミン市内までの移動

タンソンニャット国際空港はベトナムホーチミンの空の玄関口。ホーチミン旅行者は、漏れなくこの空港を利用することになります。荷物をピックアップして、必要なベトナムドンを両替した後は、市内までの移動手段を考えなければなりません。しかし、移動手段はいくつかあるようですが、どれがおすすめなのでしょうか。今回はタンソンニャット国際空港からホーチミン市内までの移動方法をご紹介したいと思います。

お金はどのくらい両替すべき?

移動手段を確保する前に、お金を両替しなくてはなりません。タクシーやバスではアメリカドルや日本円は使えませんので、ベトナムドンと呼ばれる現地通貨に両替する必要があります。移動費だけであれば、2000円もあれば足りますが、市内に着いたら飲み食いするでしょうし、深夜着の場合は市内の両替所は閉まっている場合もあります。食事も併せれば5000円程度、ここで両替しておくのはいかがでしょうか。

王道はタクシー

緑の車体はマイリンタクシー

ベトナムにおけるメインとなる移動手段がタクシーです。ホーチミン市内までの所要時間は約30分程度。夜の空いている時間であれば、20分ほどで行くことができます。悪質なタクシーに捕まる心配もあるかと思いますが、空港に乗り入れできるタクシー会社は決まっていますので、変な運転手に当たらない限りは大丈夫かと思います。ちなみに、ホーチミンで有名なタクシー会社はマイリンタクシーとビナサンタクシーです。

料金は中心部の1区まででおよそ20万ドン~25万ドン。行き先のホテルの名前と住所をメモしておいて、運転手か係員に渡しましょう。タクシー乗り場は到着ロビーを出た左手。左に向かって歩くとすぐに縦列して客待ちしているタクシーが見えてきます。ベトナム人は列に並ばないので、こちらも割り込み覚悟で行きましょう!

ローカル気分を味わうなら市バスで

152番バスは水色の綺麗な車体

空港からホーチミンの市内中心部まで行ってくれる市バスも利用できます。ハノイと異なり、終点まで乗っていればいいので利用価値はあります。終点はベンタイン市場前バスターミナルと、市内中心部です。そこからタクシーでホテルまで行けば、移動費は数百円に抑えられます。

バス乗り場は到着ロビー正面です。152番バスのみの乗り入れなので、客待ちしているバスにとりあえず乗車すれば問題ありません。ベトナムの市バスは乗務員がいるのが普通ですが、こちらは試験的にワンマンバスを取り入れています。運賃は5000ドンですが、荷物が大きいと2人分運賃を徴収されることもあります。また、小額紙幣しか使えません(お釣りがないため)ので、予め両替するときに、1万ドン札も混ぜてもらいましょう。

定額を求めるならハイヤー

ちょっと高級な気分を味わえるが......

「タクシーはぼったくりが心配」、「バスはローカルすぎてちょっと......」といった方には、定額で市内まで運んでくれるハイヤーもあります。到着ロビーを出た正面にハイヤーの受付があります。表を見て、自分の目的地の区と料金を照らし合わせてください。料金は移動手段の中では最も高く、タクシーの1~2割程度高いです。車はミニバン、ワンボックスカーです。

定額制をうりにしているのですが、もし利用客がたくさんいる場合は、同じ方角の乗客と相乗りとなります。これが嫌だ、という人もいるので、その人はタクシーを利用してください。筆者の感覚としては、いずれにせよ市内観光でタクシーに乗ることになるので、いまのうちに慣れておいた方がいいかなと思います。

バイクタクシーはご法度?

ベトナム庶民の足となるバイクタクシー

空港で荷物を持ってうろうろしていると、「バイクタクシーに乗らないか?」と誘ってくるベトナム人がいます。バイクタクシーはベトナム人にとって庶民の足。在住者外国人にとっても重宝する移動手段です。料金は交渉ですが、タクシーの半値以下まで値切ることもできます。ただし、企業に属していないため、トラブルも抱えがち。また、ここタンソンニャット空港では、バイクタクシーの乗り入れを一切禁止しています。

筆者はそれと知らずに空港からバイクタクシーに乗ったことがあるのですが、セキュリティに捕まって、数十分待たされたあげく運んでもらえませんでした。かなり厳しく取り締まっていますので、こちらに空港で乗るのは賢明ではありません。

悪質なツアーガイドに注意

カタコトの日本語を喋るベトナム人には気を付けたいところだ

空港には、「市内まで送ってあげるよ」、「格安で観光スポット回るよ」などと言ってくるベトナム人がわんさかいます。彼らのすべてとは言いませんが、そのほとんどは悪質なぼったくりです。通常のツアーで行く何倍もの料金をふっかけてきたり、送迎だけでも高額な上チップを要求してきたりします。

異国の地において、日本語を喋ってくれる現地人にはついつい安心してしまいがち。しかし、そこをつけ狙った犯行に及ぶのが彼らです。見ず知らずのベトナム人についていってはいけません。

まとめ

市内までの移動手段として第一候補に挙げられるのは、間違いなくタクシーです。20万ドン程度だとしても、日本円にしておよそ1000円。そこまで高くはありませんね。安さを求めるなら市バスですが、はじめてのベトナム旅行で、いきなりローカルバスに乗るのはかなり勇気が必要です。出鼻を挫かれないように、市内までは無難な移動手段を選んでみてはいかがでしょうか。

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