ホーチミン観光といえば、スパやショッピングを目的とする方も多いかと思いますが、せっかくの海外旅行ですので、見どころとなる観光地へはしっかりと足を運んでおきたいところですよね。しかし、2泊や3泊で回り切れるものでも到底ありません。ツアーを使えば市内だけではなく近郊、郊外エリアも自在に行くことができますし、いずれも旅行者に人気があります。
そこで、今回は筆者が厳選した10個の観光地をご紹介したいと思います。
目次
① 1区(市民劇場&ベンタイン市場)
ホーチミンの魅力の1つでもあるのが、「主要の観光地は徒歩もしくはタクシー圏内」というもの。東南アジアで人気の国と言えばタイのバンコクやマレーシアのクアラルンプール、シンガポールなどですが、いずれも電車移動が必要なので、旅慣れない方にとってはちょっとハードルが高いです。その点ホーチミンは1区と呼ばれるエリア内に市民劇場やベンタイン市場、統一会堂にドンコイエリア、バックパッカー街など、おおよその見どころが詰まっています。市内観光と言えば、基本はこの1区内を往復することになるでしょう。
② 2区タオディエン地区
市民劇場からタクシーで20分ほど走ったところにある2区のタオディエン地区、西洋の町並みが広がるエリア。高級住宅街としてベトナム人富裕層や外国人が暮らしていて、旅行者にも人気のスパやレストラン、カフェ、バーなども多々あります。町歩きをするというよりも、事前に目的となるお店を見つけてから向かうといいでしょう。
③ チョロン
ホーチミンの下町風情が広がるチョロン地区は、1区から西に15分から30分ほど走ったところにある5区と6区に跨る中華街。あちらこちらに仏教や道教の寺院があり、参拝に訪れる華人で絶えません。また、卸売り市場も多く、ビンタイ市場やアンドン市場は旅行者にも人気。買うものがなくとも、見て回るだけでもベトナムらしさを感じることができます。
④ クチトンネル
半日で行けるクチトンネルは旅行者に人気の随一の観光地。ホーチミンクチ県はベトナム戦争時はゲリラ戦が展開された激戦区でした。その一区画には、ベトコンが築いた全長250kmにも及ぶ巨大な地下トンネルが張り巡らされていて、一部一般公開されています。ベトナム戦争を知る上でも貴重な観光地なので、是非ツアーに参加して見学していってください。
⑤ ブンタウ
ホーチミンから車で2時間のところにあるブンタウは、ホーチミンから一番近いビーチリゾートとして人気の観光地。日本人にとっては田舎風情漂うのどかな港町風情を楽しめる場所として人気で、旅行会社各社から1日日帰りツアーが催行されています。新鮮な海産物を食べたり、キリスト像を登ったり仏教寺院を参拝したりといった歩き方となります。気に入ったら一泊するのもいいかもしれません。ブンタウの夜の海沿いは賑やかです。
⑥ カンザー
ブンタウと同程度の距離にあるカンザーではマングローブの森を見学するボートツアーが人気。いまだ謎が多い大地にも水中にも根を張ることができる植物で、その生態系は神秘と表現されています。また、マングローブの森の傍には自然景勝地や猿が放し飼いされているモンキーアイランドなどもありますので、こちらも1日がかりで充実した観光をおくることができます。
⑦ ミトー&ベンチェー
ホーチミンの催行ツアーで断トツ一番人気の「ジャングルクルーズ」。その開催地であるのが、メコンデルタのミトーとベンチェーという観光地。メコンデルタの入り口にある町なので、ホーチミンからわずか90分で行くことができます。そして、メコン川の川下りやココナッツキャンディ工場、蜂蜜工房などさまざまなイベントを1日かけて満喫することができます。
⑧ カントー
ミトーからさらに4時間ほどメコンデルタの奥地へ車を走らせると、「カントー」という町にたどり着きます。メコンデルタで最大の都市であり、ホーチミンやハノイにならぶベトナムの中央直轄市の1つです。このカントーの見どころとなるのが水上市場。早朝のみの開催なので前泊する必要がありますが、その価値は十分あります。またそれ以外にもカントー博物館、カントー市場、ディナークルーズなども見どころです。
⑨ チャウドック
ホーチミンとはまるで違う町並みを歩くことができるチャウドックは、ホーチミンからバスで6時間かけて行くことができる観光地。遠方にもかかわらず旅行者に根強い人気があり、仏教の聖地サム山に登って寺院参拝や麓にある絶景のホテルに宿泊するのが人気の歩き方。滞在日数に余裕がある方は、近郊のカントーと併せて足を運んでほしいです。
⑩ フーコック島
ホーチミンから国内線で1時間で行けるフーコック島もホーチミン旅行者に人気の観光地。4泊~7泊のホーチミン滞在者が1~2泊かけて行くのが流行っているようです。ブンタウと異なりプライベートビーチ感が強く、カップル夫婦、ハネムーン先として近年支持されています。
ホーチミンから一歩足を延ばして
ベトナムには電車がありませんので、近郊の観光地までは長距離バスを利用するため、時間がかかるのが難点。しかし、基本は乗り換えなしで一つのバスに乗っているだけなので、初心者でもハードルは低いはず。滞在日数に余裕がある旅行者は、市内だけではなく、ここで紹介した近郊/郊外へも足を運んでみてください。