ホーチミン旅行でショッピングを大きな目的に置く人も多くいますね。特に観光エリアである1区とその周辺地区には、昔ながらの市場や近代的なショッピングセンターがうまい具合に共存しています。
そこで、今回は筆者が厳選する10個の市場及びショッピングセンターをご紹介したいと思います。
目次
① ビンコムセンター
市民劇場から最も近場にある大型ショッピングセンターの「ビンコムセンター」。ベトナム最大手の不動産投資グループの「ビン・グループ」が手掛けている近代的なショッピングセンターです。縦に長く聳える建物内部はロの字の回廊、中央吹き抜けとなっていて、週末には多くの現地人でにぎわいます。アクセサリー店、洋服店、ブランド店などが多く、またザラやギャップといった日本人にも人気のチェーン店、ファストショップも入居しています。おそらく日本人旅行者が最も多く訪れるショッピングセンターと言えるでしょう。
名称:ビンコムセンター(Vincom Center)
住所:72 Le Thanh Ton St. Dist.1
② 高島屋
2016年にオープンしたサイゴンセンター高島屋。基本は高級ブランド店で占めていますが、地下街のお土産コーナーは旅行者に非常に人気。また、最上階にはレストラン街もあり、世界中の料理を食べることができます。高島屋だけではなくあらゆるお店が入っているので、全部をゆっくり見て回ると、それだけで半日かかってしまうかも。
③ アンナムグルメ
外資系の輸入雑貨スーパー「アンナムグルメ」。市民劇場裏の本店か高島屋地下フロアに行くのがおすすめ。世界各国の輸入食品を扱っているだけではなく、最近はベトナム産の品質のいい野菜や生鮮食品も扱うようになってきました。また、ベトナム生まれの高級ブランド(レ・フルーツやマルゥなど)品も販売しているので、お土産の調達の場としてもおすすめできます。
名称:アンナムグルメマーケット(Annam Gourmet Market)
住所:16-18 Hai Ba Trung St. Dist.1
④ パークソンCTプラザ
パークソンは市内中心に複数店ありますが、その中でも旅行者に最も支持されているのが、こちらのCTプラザ。比較的リーズナブルに変える化粧品やアパレル店が多く、空港の目の前にあるため、最後のお土産購入の場として利用されています。最上階のフードコートから望めるタンソンニャット空港も絶景。
名称:パークソンCTプラザ(Parkson CT PLAZA)
住所:60A Truong Son St. Dist. Tan Binh
⑤ クレセントモール
1区からタクシーで20分程度のところにあるクレセントモール。高級住宅街フーミンフンの中心に建つショッピングセンターで、広々とした面積と近代的なデザインが人気です。ベトナム系から外資までホーチミンで人気のアパレル店が軒並み入っているので、ベトナムで流行っているファッションもここで押さえることができます。クレセントモール外周遊歩道沿いは夜になるとライトアップされて美観。デートスポットとしても知られています。
名称:クレセントモール(Crescent Mall)
住所:101 Ton Dat Tien St. Dist.7
⑥ サイゴンスクエア3号店
サイゴンスクエアは現在ホーチミン市内に2つあり、1つは高島屋の向かい、もう1つはハイバーチュン通りを北上した場所。おすすめは後者。前者はかなりローカル向けで、衣類は安いのですが、ファッショナブルな日本人女性が気に入るものは少なめ。一方3号店は衣類はもちろんバッグやポーチ、アクセサリーなど服飾雑貨がとりわけ多いので、ベトナムらしいアイテムを見つけることができることでしょう。徒歩では厳しいのでタクシーに乗って向かってください。
⑦ ベンタイン市場
ベトナムの象徴である市場。ホーチミンでは最大規模の屋内市場である「ベンタイン市場」は、およそ4000以上のお店が入っています。お土産にふさわしいあらゆる雑貨類を買うことができますが、値段交渉は必須。言い値で買ってしまうと、相場の何倍の値段となってしまうので注意してください。
⑧ アンドン市場
チョロンの玄関口に建つアンドン市場。ビル型の問屋市場としては最大規模を誇り、朝から晩まで多くの業者や観光客でにぎわいます。日本人含む外国人のバイヤーも少なくなく、英語を話せるスタッフがいるお店も多々あります。お土産になりそうなものはありませんが、ベトナムと中華街の雰囲気がまじりあった異質な時間を体験することができるでしょう。
⑨ タイビン市場
ベンタイン市場から徒歩10分程度のところにあるタイビン市場は、100%現地人向けのローカル市場。屋外は主に鮮度のいい野菜と魚類を売っているお店がずらりと並び、早朝は特に賑わいます。市場内部は日用品、食品、肉類とカテゴリー分けされています。昔から今にわたり、現地人の台所として活躍している様子はまさにベトナム。彼らの熱気を直接感じることができる貴重な観光名所です。
⑩ チョロン・果物市場
最後はこちら。中華街チョロンのバスターミナル傍を通るチャントゥー通り沿いは、朝から昼過ぎ頃まで毎日果物市場が開かれます。日本では見ることができないジャックフルーツやブースア、ブーイ、スターフルーツ、マンゴスチンなどあらゆる果物が並んでいるので、見るだけでもベトナムらしさを感じることができます。買うときは1つ1つ傷んでないかを確認してください。
名称:青空果物市場
住所:Trang Tu St. Dist.6
ベトナムの今の姿を見よう
成熟した先進国の日本では、ショッピングセンターやスーパーマーケットの発展に伴い、商店街や市場は廃れていってしまいました。ここベトナムでも同じ現象は起きていますが、それでもまだまだ市場は根強く支持されています。近代的なベトナムのショッピングセンターを見学したあとは、市場に足を運んで、もう1つのベトナムの今を見ていってはいかがでしょうか。