異国の地で現地の人々と彼らの言葉を使って会話をし笑い合う。そんなひとときが一生忘れられない思い出になることもあります。しかし、自分から話すのは苦手、という人もいますね。そんな方は、相手に質問を投げかけてみてはいかがでしょうか?ベトナム人は自分のことを訊ねられると嬉しくてたくさん応えてくれます。
今回は一朝一夕で覚えられる簡単なベトナム語質問文をご紹介します。
目次
- ① Ban ten la gi? バン テン ラー ジー?
- ② Ban lam gi? バン ラム ジー?
- ③ Ban di dau? バン ディー ダウ?
- ④ ~ nhu the nao? ~ニューテーナオ?
- ⑤ Khi nao ve nha? キーナオ ベーニャー?
- ⑥ tu may gio den may gio? トゥ マイヨー デン マイヨー
- ⑦ Cho toi biet ~ チョートイ ビェッ~
- ⑧ Que cua ban o dau? クエ クア バン オーダウ?
- ⑨ Tai sao ~ タイサオ~?
- ⑩ Ban co gia dinh chua? バン コー ヤ―ディン チュア?
- 相手の言葉が分からなくとも大丈夫
① Ban ten la gi? バン テン ラー ジー?
「あなたの名前はなんといいますか?」という基礎的質問文。「あなた」の人称代名詞は自分と相手との関係によって変わってきますが、同年代くらいであれば「Ban=バン」、年上の男性であれば「Anh=アン」、女性は「Chi=チー」、年配の男性であれば「Ong=オン」、女性は「Co=コー」となります。
② Ban lam gi? バン ラム ジー?
「あなたは何しているの?」という拡大質問。その場で何か作業をしている場合は、今現在何をしているのか、という意味になりますが、腰を据えて話している場合は、「あなたの職業は?」という解釈にもなります。
③ Ban di dau? バン ディー ダウ?
「どこへ行くの?」という単純質問。例えば公園で知り合ったベトナム人に質問してあげると、「これから大学に行くんだ」、「いまから友達とカラオケ行くんだよ」といった応えたが返ってきそうですね。
④ ~ nhu the nao? ~ニューテーナオ?
「~はどのようですか?」という質問文。例えば食堂で料理を出されたけど、食べ方が分からない場合は「an com nhu the nao?=どのように食べるの?」となります。「an com=ご飯を食べる」という言葉は覚えておくと便利です。
⑤ Khi nao ve nha? キーナオ ベーニャー?
「いつお家に帰りますか?」という意味。「Khi nao=いつ」という時間を訊ねる単語で、冒頭に持ってくると、そのあとの文章が疑問文に変わります。
⑥ tu may gio den may gio? トゥ マイヨー デン マイヨー
「何時から何時まで?」という意味。「may gio?=なんじ?」という意味なので、これだけを使うと「いま何時ですか?」という意味になります。上記の質問は主にお店のスタッフに営業時間を訊ねる場合に使えます。
⑦ Cho toi biet ~ チョートイ ビェッ~
「~を教えてください」という意味。単独でも使えますし、~の部分に文章を入れることもできます。例えば「Cho toi biet nguoi vietnam nhu the nao?=ベトナム人はどんな人か教えてください。」となります。
⑧ Que cua ban o dau? クエ クア バン オーダウ?
「あなたの田舎(出身地)はどこですか?」という意味。「ちょっとプライベートでは?」と思うかもしれませんが、ベトナム人はとにかく自分の田舎を愛し、大事にします。この質問はベトナム人も相手と打ち解けるためによく使う常套句です。相手は喜んで自分の田舎の魅力を応えてくれるでしょう。
⑨ Tai sao ~ タイサオ~?
「なぜ~」という疑問形を作る疑問副詞。「Khi nao=いつ」と同じように文章の頭に持っていくと、それ以後が疑問文となります。「Tai sao ban o day?=なぜあなたはここにいるの?」、「Tai sao mac?=なんで高いの?」といった風に会話を成立させます。
⑩ Ban co gia dinh chua? バン コー ヤ―ディン チュア?
「あなたは家族はいるの?」という意味。独身なのか,既婚者なのか、子供はいるのか、といった身の上を聴く質問です。「あまり聞かない方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、ベトナム人との会話では至って普通。相手のことを知る上でも、是非質問してみてください。
相手の言葉が分からなくとも大丈夫
こちらが質問しても、返ってくる言葉の大半は意味が分からないでしょう。しかし尻込みしないでください。それも国際交流では普通のことです。まず最初に大切なのは、長い時間お互い話して、相手を知ろうとすることです。意味が分からなくとも、仲良くなることは十分できます。是非実践してみてください。