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ベトナム基本情報

共産主義ならでは。旅行者が知るべきベトナムの行事事情

ベトナム旅行を計画している方は、現地のイベント事情も確認しておきたいところです。もし運よく行事と重なっていたら、積極的に足を運んで参加したいですよね。いつもとは変わったベトナムの一面を見れたり、ベトナムの伝統や習慣をより深く知ることができるかもしれません。

しかし、予定通り現地に足を運んだはいいけれど、「行ったらイベントがやっていなかった」といったことも実はあります。そこで、今回はベトナムならではの行事とお国事情をご紹介したいと思います。

ベトナムではイベント情報の宣伝が少ない

ジャパンフェスティバルの様子

これはベトナム在住日本人、及びベトナム人であっても常に思うことなので、現地情報を入手しにくい旅行者は特に不便に感じることでしょう。現在はネットが普及しているので、ちょっと調べれば現地で開催予定のイベントスケジュールを入手することができますね。しかし、ベトナムのイベントスケジュールを探そうにも、ほとんど見つけることはできません。

タイフェスティバル

近年は民間企業やイベント会社がイベントを実施するようになりましたが、まだまだベトナムは共産主義国としての色が濃く、主な行事は自治体が主催します。行事近くなると役人が民間企業を回ってカンパを貰いにくるほど。そういった自治体主催の行事の場合は、開催場所にイベント開催期間の旗が上がっているくらいで、大々的に宣伝されることは早々ありません。「毎年参加していたイベントだけど、いつの間にか終わってた......」といったこともよくあります。

お正月の連休は政府が決める

テトと呼ばれるベトナムの正月

日本では毎年12月31日に大晦日、翌1月1日が元旦で、そこから正月三が日がはじまります。多くの役所、企業は三が日から5~7日程度まで連休となりますね。一方ベトナムのお正月は旧暦で祝うため、毎年日付が変わります。また、それだけではなく、お正月休みとなる連休は、政府が決めるのが毎年の恒例。毎年お正月近くになると、テレビニュースにて「2019年の正月休みは〇日〜〇日です」と伝えられます。それを確認して、通常の民間企業も連休を決めるという図式となっています。

花火は法律で禁止。打ち上げ花火は自治体が主催する

異国の花火も情緒があっていい

花火といえば夏祭りに見る打ち上げ花火や、自分たち仲間内で楽しむ手持ち花火がともに夏の風物詩。しかし、ベトナムでは花火は法律で禁止されており、手持ち花火であっても個人が扱うことはできません。大きなイベントごとでは決まって打ち上げ花火が上がり、旅行者にとっても楽しみの一つとなりますが、こちらは自治体が主催&実施しています。自治体によっては「今年は予算が足りないので、花火は中止です」と突然イベントをキャンセルすることもあります。旅行者にとってはまたとないチャンスだったので、非常に残念です。

政府重役の死去を受けた際はすべてのイベント&娯楽が中止

ⒸWikipedia

2018年9月21日、ベトナムの序列No.2であるチャン・ダイ・クアン国家主席が死去。それを受けて、9月26日、および27日は弔問と告別式を実施するため、ベトナムでは娯楽に関わるすべての行事が自粛されます。さらに公共施設では半旗を掲揚。共産主義国としての顔をのぞかせることとなります。ハノイやホーチミンの観光エリア内でもいたるところで交通規制が敷かれ、旅行者にも影響が出ます。他にはレストラン内での生演奏や、水上人形劇、ショーなども中止となります。

イベント&行事に参加する場合は、現地旅行会社に訊ねてみる

もしベトナム現地で開催されるイベントに参加したい場合は、本当に当日開催されるのか、現地の旅行会社に訊ねてみるのが確実です。また、ベトナムではまだまだ毎年恒例のイベントが少なく、2年に1度の開催のイベントが実は多いです。今年が開催年に当たるかなども、しっかりと確認しておいてください。

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