ベトナムにはおよそ1万5000から2万人近くの在住日本人が暮らしています。その内の90%以上がハノイとホーチミンですが、この在住者数は年々増加中。旅行でベトナムに初めて訪れ、それからセカンドライフをベトナムに決めた人もいれば、発展途上国に投資・起業を決意した若きビジネスマンなど、移住の理由はさまざまです。
そこで、今回は在住者が思う「移住先をベトナムに決めてよかったこと」を10個ご紹介します。
目次
① 生活費が安い
「東南アジアは物価が安い」とはよく言ったものですが、最近は輸入品が溢れていて、スーパーで日用品の買い物をしていると、それほど安いとは感じなくなりました。しかし、ベトナム産で日用品や食料品を占めるのであれば、一か月の生活費はぐっと安くなります。特に野菜や果物は破格の安さです。
② カフェが本当に多くてお洒落
ガイドブックでも「カフェ天国」などと称されているベトナムですが、町中には本当に数多くのカフェがあります。冷房付きのカフェは都心限定ですが、田舎町であってもカフェは多々あり、現地住民の憩いのたまり場となっています。これほどカフェが身近に浸透しているのはベトナムくらいではないでしょうか。
③ 移動公共料金が安い
ベトナムではガスや電気代はそれほど安くは感じませんが、移動インフラは非常に安いです。路線バスは市内ならどこまで走っても30円程度ですし、タクシーも初乗り50円。飛行機を利用したとしても、LCCであれば国内往復5000円未満で移動できるのもざらです。
④ 週末旅行も楽!世界一安いホテル宿泊料
ホテルの宿泊料金は世界一安いと評判のベトナム。それは在住者も共通して思うことでもあります。どこか旅行にいっても、1泊5000円から1万円あれば上等な4つ~5つ星ホテルに宿泊することができます。週末旅行も気軽に計画できるのは、旅行好きの人ならば本当に魅力に感じるはずです。
⑤ 日本の食材&日用品が簡単に手に入る
在住者にとっては本当に大事な「日本の食材や日用品」。100均に売っているような便利品は日本ならではです。ベトナムには日系スーパーのイオンやダイソーが進出していますし、またベトナム人が個人輸入で卸した日本の品々を売っているお店もたくさんあります。コンビニもファミマ、セブンイレブン、ミニストップがありますので、日本の調味料やレトルト品も買うに困ることはありません。
⑥ ベトナム料理がおいしい
こちらもベトナム在住者が口をそろえて言う言葉。ベトナムに来る前は南米に仕事で暮らしていたAさん。「意外かと思うかもしれないけれど、海外移住で一番大切なのはその国の料理が自分に合うかどうか」と言います。ベトナムは香辛料が少なく、野菜をふんだんに使った料理が多いため、日本人の舌にも合います。また、中国に支配されていた歴史もあるため、中華系料理も多々あるのも、日本人にとってはプラスです。日々の暮らしの中で”食事”は非常に重要な欲求。これだけでもベトナムを選んでよかったと思えることでしょう。
⑦ 日本から近い
日本からベトナムまでは5~6時間のフライト。東南アジアの中ではフィリピンに次ぐ近い距離です。急な帰国を余儀なくされたり、1年に何度かの一時帰国のときもフライトが重荷になったりしません。半日で日本に帰れると考えると、ベトナムといっても案外近いですね。
⑧ 日本人は歓迎してくれる
ベトナムは世界でもトップの親日国として知られています。多くの若者が学校や塾で日本語を学び、味の素やトヨタ、ホンダ、カラオケは日本の代名詞。日本人だと言うと、大抵は笑顔で歓迎してくれます。
⑨ プール付きの家に住める
びっくりしますが、ベトナムの高級マンションには屋外プールやフィットネスジム、カフェなどが併設していて、在住者は無料で利用できるのが普通です。高級マンションといっても、家賃は500ドルから探すことができますし、会社の経費で落とすことができれば、家賃1000ドル以上のマンションや戸建てに住むことも可能。夢のような滞在をおくることができます。
⑩ 治安がいい
スリやひったくりといった軽犯罪は確かに多いですが、暴力事件や発砲事件、テロなどに巻き込まれることは普段の生活ではまずありません。ベトナムは銃が禁止されていますし、ドラッグの持ち込みは厳しく罰則されます。子供を一人で遊ばせておくことは難しいかもしれませんが、女性の夜歩き程度は問題ありません。
移住して第二の人生をベトナムでおくるのも悪くない
今回はベトナム在住者に聞いたベトナムに住んでよかったことをご紹介しました。住めば都と言う言葉があるように、どこの国でも長く住んでしまえば、それなりに満足はするものです。ただ、ベトナムは新興国の中でも比較的ビギナー向きの国と言えるかもしれませんね。