ニンビン省はチャンアンやホアルーを有する世界遺産の都市です。大勢のハノイ旅行者が訪れる人気の観光地ですが、ここでは初めてのハノイ旅行者に向けて、チャンアン以外のニンビン省の楽しみ方を紹介します。
現地オプショナルツアー選びや現地観光時の参考にしてください。
目次
1.ポストカードに見る絶景を鑑賞「ハンムアの登頂」
ニンビン省のチャンアンから車で15分足らず走ったところにある「ハンムア/Hang Mua」は、絶景を鑑賞できる登頂が人気の観光スポットです。
売店や宿泊施設、レストラン等も併設している広い敷地内の最奥部にハンムアはあり、およそ500段の石段を登ったところにある祠堂から見る風景は絶景そのもの。ハノイの町角で売られているニンビン省のポストカードの写真にも使われています。
ただし、登頂はかなりの急こう配が続きます。ゆっくり上ると30分以上掛かるので、動きやすい服装やスニーカーで臨むのが良いでしょう。
ハンムアは世界遺産ではありませんが、チャンアンのある観光エリア内のため、チャンアンやタムコックと併せて行く現地ツアーが催行されています。
2.世界遺産ホアルーで「水牛乗り体験」
チャンアンやタムコックの現地ツアーと併せて行く定番の「ホアルー」。ユネスコ世界遺産に登録された“チャンアン複合景観”はホアルーも含まれています。
ホアルー観光の要所はベトナムの初代皇帝が眠る廟となりますが、その周辺は広場のようになっていて、現地人の素朴な生活の様子を垣間見ることができます。
広場では農家の人が水牛と散歩している風景が日常で、一部の現地ツアーでは水牛乗り体験が可能。個人で来た場合も水牛主と交渉することで乗らせてもらうことができます。
3.「バイディン寺」で東南アジア最大級の大仏を拝む
チャンアンのボート乗り場から車で約20分走った先に広がる「バイディン寺/Bai Dinh」複数の寺院が集まる複合寺院であり、またその周辺の森林すべて敷地とのこと。総面積は約700ヘクタールでディズニーランド10個分というとてつもない広さです。
そのバイディン寺では、東南アジア最大級の黄金の大仏が観光の見どころとなっています大仏を拝むには数百段の石段や急こう配の坂を歩かなければなりませんが、途中までは電気カート(有料)を利用できます。
こちらの大仏は全長10m、重さ100トン。日本にも当然これを凌ぐ大仏は幾つかありますが、ご覧のような眩しいほどの黄金の巨大な大仏は滅多にないのでは。
また、その他総敷地面積や仏像が並ぶ回廊の長さなどもアジア最大級とされています。バイディン寺はチャンアンと併せてツアーで行くことができます。
4.ニンビン省のタムコック周辺で1泊2日観光
チャンアンが世界遺産に指定される以前は、ニンビン省観光の要所となっていた「タムコック/Tam Coc」。現在でも欧米人を中心にチャンアンよりも高い人気を誇っていますが、タムコック周辺はちょっとした宿泊エリアとなっていて、日本人旅行者でも満足できるリゾートホテルやレストランが集まっています。
現状はバックパッカーが多く集うエリアとして知られているので、2度目以降のベトナム旅行者は一度現地宿泊体験してみるのもおすすめです。2億4000万年の歴史を肌で感じる忘れられないベトナム旅行になるはずです。
5.「ニンビン省名物料理」に舌鼓
ニンビン省に訪れるハノイ旅行者は、旧市街でハノイ及び北部の名物料理は押さえていることでしょう。フォーやブンチャー、チャーカーラーボン、ブンダウマントムなどはガイドブックにも掲載されている王道料理です。
一方でニンビン省では、以下が名物として知られています。
- ヤギ肉料理(鍋&焼き肉)
- おこげ(Com chay Ninh Binh)
- バインクオン(Banh cuon)
- 豚の発酵肉(Nem chua Ninh Binh)
上記の中で日本人の舌に合うのはおこげとバインクオン。ヤギ肉自体は美味ですが、つけダレにクセがあったり、豚の発酵肉は酸味が強いのでベトナムに長く住んでいる日本人でも食べられない人は多くいます。
おこげやバインクオンはハノイ市街のレストランでも食べられますが、ニンビン省のそれは独特な調理法を用いているので、是非現地で押さえていってください。
まとめ:ニンビン省観光は計画的に。ツアーを選ぶポイント
今回はニンビン省現地の楽しみ方を紹介しました。ニンビン省行きの定番ツアーはチャンアン+ホアルーですが、昨今はニンビン省の観光知名度も上がってきたため、他の組み合わせも増えてきました。ニンビン省でどのような時間を過ごしたいのかを同行者と話し合い、現地の理想の行動計画に合致する現地ツアーを探してみるのがおすすめです。