日本では地区や町の名前などの名称と番地を合わせて住所が構成されていますが、ベトナムでは通りの名称と番地の組み合わせとなります。ですので、ベトナム旅行をする上で「〇〇のお店に行きたい」と考えるならば、まずはそのお店の住所に記載されている通りの名前を確認する必要があります。
そこで、今回は初めてハノイに行く旅行者ならば、必ずお世話になるだろう最重要な通りを10個ご紹介します。いずれもショッピングやグルメに欠かせないトラベルストリートなので、是非押さえておきましょう。
目次
① ニャートー通り
日本人女性の中で最も人気が高いお洒落ストリート。お土産に相応しい雑貨店が並んでいて、中には日本人経営のお店もあります。旅行者向けのベトナム料理レストランもあるので、ここでショッピングがてら半日程度過ごすことも可能。ニャートーとは教会のことで、正面に聳えるハノイ大教会が通りの由来です。
② アウチウ通り
ハノイ大教会の脇を通るアウチウ通り。一昔前は下町風情漂うエリアでしたが、ここ数年でお洒落なカフェやレストラン、ツアーデスクにホテルなどが建て続けにオープン。若年層の旅行者はこのエリアのホテルに泊まる人も多いです。トリップアドバイザーで上位にランクインしているレストランやカフェもあります。
③ ゴーフィン通り
バックパッカーストリートとして知られているゴーフィン通り。車は入れない小道ですが、その両側にはびっしりとお店が並んでいます。バックパッカーが求めるすべてがここにあり、1泊10ドル以下の安宿からファストフード店、ベトナム料理食堂、ナイトバー、オープンカフェ、ランドリーなどなど。ただ歩くだけで、なんだかディープなアジアの世界に足を踏み入れた気分になれます。
④ バーチウ通り
女性博物館が象徴のバーチウ通りはホアンキエム湖南部に位置する通り。数年前までは周辺も含めてローカルエリアでしたが、昨今は旅行者の行動エリアが広がったため、お洒落なカフェや雑貨店、高級レストランなども建つようになりました。また、徒歩圏内でホム市場やホアロー収容所など、観光の要所に行くこともできるのも魅力。
⑤ ディンティンホアン通り
ホアンキエム湖東部を南北に走るディンティンホアン通り。ディンティンホアンとはニンビン省のホアルーの初代皇帝の名。旧市街と並び、おそらく旅行者が最も行き交う通りの一つとなります。道幅は広く、遊歩道では家族連れも多く散歩し、現地人の暮らしの様子も見ることができます。また、北側には水上人形劇場があり、さらに北へ歩くと旧市街へ入ります。
⑥ ハンハン通り&バオカン通り
ホアンキエム湖西部にある旧市街との中間を走る道。ハンハン通りとさらに繋がるバオカン通りを一緒に覚えておきましょう。日本人に人気のスパや欧米人御用達のカフェなどが並んでいます。雑貨店も複数あり、いずれも品質の高いお土産品ばかり買うことができます。旧市街からもホアンキエム湖からも徒歩すぐのため、この界隈に滞在するのもおすすめです。
⑦ トゥーホアコンチュア通り
ハノイ市北部に位置するタイ湖。東部の湖沿いは旅行者向けの観光名所が多く、鎮国寺、青空市場、高級スパ、フレンチなどが並び、シェラトンやインターコンチネンタルといった高級ホテルもあります。旧市街やホアンキエム湖と比較すると行き交う人は少なく、ほのぼのとしたハノイらしい時間をおくることができるでしょう。
⑧ マーマイ通り
ホアンキエム湖のディンティンホアン通りと並び、最も旅行者が活発に行き交う通りがこちらのマーマイ通り。昼間は雑貨店やレストランを楽しみ、夜は道端に広がる屋台食堂で鍋や鉄板焼きなどを堪能することができます。旧市街の古き雰囲気が残る一方で、旅行者に特化した町作りがされています。
⑨ ターヒエン通り
昼間は人の気配が少ない閑静な通りですが、夜になると一大繁華街と変貌します。数十の食堂や屋台が夜のみ営業を開始し、道端にテーブル席を置いて売り子が客引きします。ハノイではナイトマーケットは週末しか開催しませんので、平日の夜はここで楽しむのがいいでしょう。
⑩ ハンガイ通り
ハノイのシルクロードと呼ばれるハンガイ通り。中小のアパレル店が100以上並び、朝から晩まで旅行者が行き交う人気の道。多くのお店でシルク製品とオーダーメイドを扱っているのが特徴。シルク製品は日本で買うよりも数割安く、また、オーダーメイドは既製品と値段はほとんど変わらないため、時間が許すならば1~2着新調してみてはいかがでしょうか。
通りを知って、市内観光をより有意義に
ハノイは旅行者の行動範囲が広いため、充実した市内観光をおくるためには道をしっかりと押さえておくのがポイント。今回紹介した10個の道は日本人にとってのメインストリートばかりですので、多くの時間を市内観光に割けない場合は、これらの道を優先して散策するといいでしょう。