ベトナム南部ホーチミンに来たら、絶対に押さえてほしいベトナムグルメを紹介します。初めてのホーチミン旅行者は、ここで紹介する名物料理を一つでも多く食べていってください。
目次
- 1. ホーチミンのソウルフード「ブン・ティッ・ヌン/Bun Thit Nuong」
- 2.ベトナム南部名物「バインセオ/Banh Xeo」
- 3.日本人にとっても意外と新しいベトナムグルメ「エビ焼き/Tom Nuong Muoi Ot」
- 4.ベトナム家庭の味を体験「カー・コー・トー/Ca Kho To」
- 5.ベトナム中南部名物グルメ「チャーカー/Cha Ca」
- 6.近年ホーチミンで話題の「ソフトシェルクラブ/Cua Lot」
- 7.ベトナム式炒飯の中でも一押しがコレ「コムチエンカーマン/Com Chien Ca Man」
- 8.生春巻きよりもおすすめ!「揚げ春巻き/Cha Gio」
- 9.見たことない料理が盛りだくさん!「貝料理/Mon Oc」
- 10.ベトナム人の朝食の定番「バインセオ/Banh Xeo」
- まとめ:ホーチミンでベトナムグルメの食べ歩き。おすすめのコツは
1. ホーチミンのソウルフード「ブン・ティッ・ヌン/Bun Thit Nuong」
ベトナムの麺料理と言えばフォーが有名ですが、実はフォーは北部名物で、南部の米粉麺と言えばこちらの「ブン」。フォーの麺とは切り麺と押し出し麺の違いがあり、縮れているのがブンの特徴です。
ブン・ティッ・ヌン/Bun Thit Nuongはブンに少量の薄口ヌクマムを浸した南部料理で、具材は豚バラ肉や揚げ春巻きが主流。ハノイやダナンといったホーチミン以外の地域ではそれほど食べられていないので、ホーチミン旅行で絶対に押さえておきましょう。
2.ベトナム南部名物「バインセオ/Banh Xeo」
こちらもガイドブックではお馴染みの料理となる「バインセオ」。ベトナム風お好み焼きなどと紹介されることが多いですが、実際は見た目も味もまったく違います。バインセオは南部の名物料理で、米粉を溶いた液体にウコンを入れて黄色に着色し、フライパンに薄く敷いて生地を作ります。
具はエビやバラ肉、野菜など種類が豊富。屋台だと手のひらサイズで一枚50円前後、レストランだと大皿で500円前後となります。基本は屋台&食堂料理という認識が良いでしょう。
3.日本人にとっても意外と新しいベトナムグルメ「エビ焼き/Tom Nuong Muoi Ot」
こちらはエビを一本素焼きして、塩と唐辛子で味付けしたベトナム海鮮グルメ。海鮮レストランや大衆居酒屋では間違いなくメニューにある定番料理です。
丸ごとかじることができ、多少ピリ辛ですが、あまり日本人も普段口にしない味わいを体験することができます。
4.ベトナム家庭の味を体験「カー・コー・トー/Ca Kho To」
こちらもベトナム全土で食べられる家庭料理となりますが、メコン川で獲れた魚を使うため南部料理という認識です。ヌクマムを絡めて土鍋でじっくりと煮た料理で、日本の煮込み料理を彷彿とさせるベトナムグルメです。
レストランよりも食堂で食べるのがおすすめ。200円前後で食べることができます。
5.ベトナム中南部名物グルメ「チャーカー/Cha Ca」
チャーカーはベトナム中南部沿岸地域の名物とされている、魚介のすり身を揚げた大衆グルメの1つ。ベトナム人にとっては揚げてあるものがスーパーで買えるので、お手軽料理の1つとなります。
味わいは味の濃いさつま揚げ、といった風。スパイスに胡椒が効いているので、お酒の肴にもおすすめできます。
6.近年ホーチミンで話題の「ソフトシェルクラブ/Cua Lot」
こちらは近年メニューに載せるベトナム料理店が増えてきた「ソフトシェルクラブ」です。天ぷらのように小麦粉で揚げるお店と、シンプルな素揚げのお店があり、おすすめは後者。
皮は甲羅を含めて非常に柔らかいのが特徴で、丸ごと食べられるのが特徴です。一皿1000~1500円程度と若干高いですが、カニという価値あるベトナム料理なので、一度は体験していってほしいところです。
7.ベトナム式炒飯の中でも一押しがコレ「コムチエンカーマン/Com Chien Ca Man」
炒飯と言えば日本でもお馴染みですが、古くから中国と関係の深いベトナムでも、炒飯は庶民の間にしっかりと根付いています。海鮮炒飯や肉炒飯、ニンニク炒飯に野菜炒飯など種類が豊富なのが特徴です。
その中でも日本人旅行者に是非食べてほしいのが、コムチエンカーマンという小魚を塩漬けにした調味料をベースにした炒飯です。ほどよく塩辛い食感が美味です。
8.生春巻きよりもおすすめ!「揚げ春巻き/Cha Gio」
ベトナム料理の代表として生春巻きがあります。生春巻きはレタスのほか青葉やドクダミなど複数の葉を敷くため、青臭くて食べづらいと敬遠する人もいます。一方で揚げ春巻きは子供からお年寄りまで美味しく食べられますし、ライスペーパーを使っているので日本の春巻きとも食感が異なります。
ベトナム料理店であればどこのお店でも提供しているので、幾つかのお店を回って食べ比べしてみるのも良いでしょう。
9.見たことない料理が盛りだくさん!「貝料理/Mon Oc」
ベトナムでは貝料理が非常に人気で、特に女性層に支持されています。種類も多く、日本では見たことがない貝も豊富にあります。ココナッツミルクで和えたものやヌクマムと空心菜炒めなど、調理法もバラエティに富んでいます。大衆食堂であらかた食べることができるので、是非一度足を運んでみてください。
10.ベトナム人の朝食の定番「バインセオ/Banh Xeo」
日本でも都内を中心に人気のバインセオ。ベトナム人にとっては朝食の定番となり、屋台で100円前後で食べられる手軽さがあります。最近はバインセオ専門のお店や旅行者の人気店などが出てきて、行列ができるところも多くなってきました。
バインセオはフランスパンのようなパンにたっぷりのパテと複数種のハムを混ぜたフランス由来のサンドウィッチ。お店によって挟む具材もソースも違うので、是非いろいろと食べ比べしてください。
まとめ:ホーチミンでベトナムグルメの食べ歩き。おすすめのコツは
ホーチミン旅行では観光地巡りやスパ、ツアーなどが定番の楽しみ方ですが、是非グルメの梯子も実践していってください。また、グルメ旅を成功させるコツは、「食べる場所を選ぶ」ことです。上述したように、同じバインセオでも食堂とレストランでは10倍ほど値段が変わることも良くあります。
すべてをレストランで食べるのではなく、屋台や食堂、宿泊ホテルの朝食ビュッフェなど、食べる場所を吟味することで、よりコスパの高いグルメ旅を楽しむことができるでしょう。