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ダナン国際空港から市内までのアクセス方法

ダナンはベトナム中部の都市で、ハノイ、ホーチミンに次ぐ大都市。南にホイアン、ミーソン遺跡、北にフエ、フォンニャケバンと4つの世界遺産を持つ中部では、世界遺産巡り旅行の際、ここダナンを拠点とすることになります。ダナン自体もビーチが広がる港町の側面をもち、ハノイやホーチミンのような喧騒もないので、ゆっくりとしたビーチライフを過ごすことができるでしょう。


今回は、初めてダナン旅行をされる方向けに、ダナン国際空港からの移動手段、および、市内の移動に関してご紹介したいと思います。

空港から市街地へ移動

空港は2011年にリニューアルした

ダナン空港は小さい規模で、国際線も国内線も同じターミナルにあります。ホーチミンから成田へ行く場合は、ダナン経由だと若干値段が割安になるのはちょっとした豆知識です。

ダナン国際空港の到着ロビーを出たあと、まずはダナンの市街地へ行くことかと思いますが、これはタクシー1択。バスは少し歩いたところにあるのですが、時間が不明なのと、旅行者はどこで降りるか分からないので、乗りこなすのは難しいでしょう。また、シャトルバスはホイアン→ダナン空港のみとなっており、空港から市街地へのシャトルバスはないことも覚えておいてください。

タクシーだと空いていれば10万ドン〜20万ドンの間で宿泊ホテルに行くことができますので、それほど高くはつきません。空港自体が市街地からそう離れていないので、悩まずタクシーを選んでください。

所要時間:30分
料金:20〜30万ドン(目的地による)

タクシー会社に注意

ベトナムでは「マイリン」と「ビナサン」というタクシー会社が最も安全で信頼できるといわれていて、ベトナム人もこちらを選びます。できる限り、この二つのタクシーを使いましょう。また、どのタクシーにも言えることですが、乗ったらまずはメーターがゼロになっているかをチェックしてください。そして、降りるときは荷物の持ち忘れに注意してください。タクシーに忘れてしまったら、まず返ってはきません。

ベトナム第三の都市「ダナン」

のどかな風景が広がる

南北に走るバクダン通りの傍に広がるのはハン川。南シナ海に続く広大な川で、ダナンの歴史とともにありました。ダナンは十数年前までは、旅行客もほとんど来ない田舎町でした。しかし、近年は政府が都市開発に着手し、各種インフラが整備されました。もともと周辺には世界遺産が4つも眠る観光資源に恵まれた地域なので、現在では世界遺産を巡る旅行客が多く訪れる一大経済都市へと成長しました。

リゾートとしてのダナン

ダナンは単なる世界遺産都市への中継地点ではなく、ダナン自体も美しいビーチを持つリゾートエリアです。ただし、まだまだ観光インフラは不十分で、ホテルの数も少な目。市街地のホテルは少々値が張り、返って世界遺産のホイアンで宿をとる方が安く済むこともざらにあります。

リゾート開発会社、ヴィンパール社が建てた高級リゾートホテル

ダナンに宿泊するのであれば、ビーチ近くに建つラグジュアリーホテルがおすすめ。思い切って贅沢なホテルを満喫しましょう。ただし、リゾートホテルは市街地にはありませんので、ちょっとアクセスに不便かもしれません。ホテルで1日過ごすと考える方が賢明でしょう。

ダナン市街地の移動方法を解説!

タクシー:ベトナム旅行者の移動手段として、最も有効なのがタクシー。ダナン市街地を歩いていれば、すぐにタクシーを捕まえることができます。また、郊外エリアに行く場合は、1日タクシーをチャーターすることも可能です。バナヒルズや五行山といった、離れにある観光スポットへ行く場合は、タクシーの運転手と往復の料金を交渉した方が、メーターで行くよりも安く済みます。

バス:ローカルバスは市内を網羅していますが、大きなバスターミナルがない上、旅行者はどこで降りるのか分かりません。ダナン市街地のめぼしい観光スポットは、すべて徒歩圏内にあるので、バスに乗る機会はまずないといっていいでしょう。

バイクタクシー:町を歩いていると、声をかけてくるバイク乗りのおじさんがいます。こちらはバイクタクシー。事前に目的地を告げて、料金を交渉します。中には観光スポットを巡ってくれるガイドの役を買ってくる人もいますが、こちらはぼったくられる可能性が高いので断ってください。

シクロ:ホーチミンやハノイほど多くは見かけませんが、バクダン通りやチャム彫刻博物館の周辺では、外国人観光客を捕まえて声をかけてくるシクロ乗りがいます。100%観光客用なので、値段はかなり高め。移動手段ではなく、雰囲気を楽しむことに徹してください。

チャム彫刻博物館周辺はシクロが多い

主要ホテルまでのアクセス方法及び所要時間

ダナン市街地で宿泊する場合、ホテルが密集しているエリアは2つのみ。その2つのエリアは対岸同士で、近年造られた橋で繋がっていますので、タクシーで行くことができます。ただし、時間帯によっては一方通行、通行禁止だったりして、迂回しなければならないこともありますので、メーター料金を一概に説明することは難しいです。

バクダンエリア

特産である大理石像が並ぶバクダン通り

ハン川に沿って走るバクダン通りとその周辺がダナンの中心市街地。観光スポットもこの界隈に散らばっています。インターコンチネンタルやブリリアントホテル、バンダホテルなどが人気どころ。空港からはタクシーで20〜30分前後。夕方17時頃は、毎日バクダン通りを中心に渋滞します。夜はバクダン通りと対岸に架かる橋でイルミネーションを鑑賞することができます。

対岸エリア

ローカルな町並みが続く静かなエリア

トンフック橋、ドラゴン橋、タンティーリィ橋、そしてソンハン橋といった複数の橋が対岸と繋いでいます。対岸にはミーケービーチと呼ばれる旅行客御用達のビーチが広がっていて、その周辺にはシーフード食堂が並んでいます。それよりさらに南下すると、ミニホテルからプルマンのような5つ星ホテルまで並ぶエリアがあります。

空港からはタクシーで行くのがベスト。所要時間は30分〜40分程度。夕刻は橋の車両制限がかかりますので、多少前後する可能性があります。

主要観光地までのアクセス方法及び所要時間

ダナンの歴史を学べる博物館

ダナン国際空港から、ダナン市街地および郊外の観光スポットまではタクシーで行くのがベスト。ダナン市街地自体にはそれほど多くの観光スポットはありませんが、すべてホテル近くに点在しているので、チェックインする前に1つか2つ立ち寄るのもいいでしょう、

ダナン国際空港からタクシーで30分圏内

ダナン博物館:ダナンとベトナムの歴史、文化、慣習を学べる近代的な外観の博物館。冠婚葬祭や昔の農具などを模型展示されているので、説明がなくとも楽しんで見学することができます。

ダナン大聖堂:バクダン通りと並行して走るチャンフー通りは旅行者の目抜き通り。その通り沿いにあるダナン大聖堂は、ミサ時は多くのカトリック教徒が教会に集います。外国人観光客も受け入れてくれる寛容さがあるので、ミサを狙って訪れるのもいいでしょう。

チャム彫刻博物館チャンパ王国の発掘品を展示する貴重な博物館。近郊にある世界遺産ミーソン遺跡からの出土品も多くあります。ミーソン遺跡に行く前に、ここである程度チャンパ王国について学習しておくといいでしょう。

ハン市場ダナン博物館とダナン大聖堂の中間地点にある屋内市場。バクダン通りとも接しているため、散歩がてら立ち寄るのもおすすめ。特に早朝は道端にまで露店がはみ出ていて、活気があります。

五行山かつては大理石の一大産地でした。現在でもダナンでは大理石が特産とされています。五行山は観光整備されていますので、誰もが気軽に登山することができます。場所はダナンとホイアンの中間にあります。

ダナン国際空港からタクシーで60分圏内

バナヒルズ標高の高い山の麓に堂々とオープンしたアミューズメントテーマパーク。中世フランスをイメージした街づくりは、ゲームや映画に出てくるファンタジーな雰囲気満載です。

ホイアン1999年に世界遺産に登録された町。ダナン国際空港からは30分〜40分程度行くことができます。ダナンとホイアン双方の観光プランがダナン旅行の王道です。

ダナン大聖堂内部
西洋の雰囲気漂うバナヒルズ
古き良きホイアンの町並み

空港と市内の歩き方

ダナン国際空港からダナン市街地までの道中、立ち寄るところはほぼありませんので、まずは市街地まで直行することをおすすめします。中心エリアの観光スポットでは、チャム彫刻博物館からダナン博物館までが最も遠いですが、それでも徒歩で15分程度。逆に対岸へ行く場合は徒歩では厳しいので、迷わずタクシーを利用してください。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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