ニャチャンといえばベトナム中南部沿岸地域に位置するビーチリゾート地。ベトナム人はもちろん、外国人にとっても人気の観光地で、特に欧米人のメッカとなっています。近年は日本人旅行者の間でも知られてきていますが、そのニャチャン旅行ではどんな料理を押さえておけばいいのでしょうか。ここではおすすめしたい料理を10品ご紹介します。
目次
① ウニ(Nhum)
まず最初にご紹介したいのはこちら。海鮮食堂やシーフードレストラン、ボートツアーなどで必ずといっていいほどメニューにある定番の海鮮グルメ。日本のウニとは種類が違うようで、1つあたりの身の量は少なめ。それでも値段は1つ100円程度で食べることができます。もちろん生のまま食べることができます。
② ネムヌン(Nem Nuong)
豚肉のすり身をレモングラスや竹串に固めてさつま揚げのように揚げたものをライスペーパーに包んで食べるのがネムヌンの特徴。一般的には生春巻きの一種ですが、このさつま揚げを具にするのはニャチャンならでは。食堂、屋台、レストランとどこでも食べることができ、いずれも自分で巻くスタイルが基本。ベトナムらしさを存分に楽しんでください。
③ 海老(Tom)
ベトナム産の海老は日本にも大量に輸出されているのはご存知ですか。ベトナム全体で輸出される海老のうち、約2割が日本へ出荷されるほど。ニャチャンでは小ぶりのものから大振りのロブスターまで食べることができます。値段も日本と比べると安いですし、食べ方も蒸し、焼き、炒めなどがあります。おすすめはベトナム人が大好きなXao Me(サオメー)。「タマリンド炒め」となります。
④ バーキア(Ba khia)
沿岸地域は魚介の佃煮がグルメの一つに挙げられますが、その中でも一押しなのが、バーキアと呼ばれる小さなカニの佃煮です。カニ一匹を丸ごと佃煮にしているのは日本では見かけませんし、ベトナムの薄味に慣れてきたときに食べると、がつんとくる濃厚な味わいがクセになります。ただし唐辛子も入っているのでちょっと辛めです。食べ歩きもできますので、是非1つ試食してみてください。
⑤ バインカン(Banh Can)
「市内観光中にちょっと小腹が空いた」そんな時に食べたいのが、こちらのバインカン。日本のガイドブックなどではベトナム風たこ焼きなどと紹介されることもありますが、実際は材料から味まで異なります。ただし粉もの特有の食べやすさはあるので、薄いヌクマムに浸して口に運べば、5個くらいはぺろっと食べてしまいます。
⑥ ブンスア(Bun Sua)
北部名物のフォーと対をなす南部名物のブン。ニャチャンではあっさりスープとブンにクラゲを具にしたブースアが名物の1つ。ちなみにクラゲはベトナムでは一般的な食材でスーパーでも普通に手に入ります。やわらかくもコリッとした食感は日本人には新しいはず。こちらも試してほしい一品です。
⑦ ダンタン(Danh Thanh)
ベトナム人が揃って答えるニャチャンの代表名物の1つ。どうやらここニャチャンでしか売っていない飲み物のようです。このダンタンは言ってみれば炭酸水。ほぼ無味無臭ですが、炭酸ののど越しとほのかな苦味があるのが特徴。主にベトナム女性に支持されていますが、日本人旅行者の間では賛否両論のよう。是非実際飲んで確かめてみて。
⑧ フォー(Pho)
北部発祥のフォーですが、おそらく日本人の間では最も知られているベトナムグルメでしょう。ニャチャン名物ではありませんが、初めてのベトナム旅行者であればしっかりと押さえておきたいところ。町中には人気のお店もいくつかありますが、大抵はホテルの朝食ビュッフェにありますし、その場で作ってくれるので味もおいしいです。
⑨ バインミー(Banh Mi)
ベトナム版サンドウィッチ。こちらもフォーと同等の人気を誇るグルメの一つで、現地人は主に朝食で嗜みます。生地となるパンはフランスパンですが、非常に柔らかいのが特徴。具はお店によってさまざまですが、基本は玉子、トマト、野菜類など。また日本ではなじみ薄いパテもたくさん塗られていて、欧米から伝わった食文化であることを実感できます。
⑩ チェー(Che)
ベトナムの伝統スイーツのチェー。アジア好き女子の憧れの1つでもあるのではないでしょうか。チェーは甘味全般を指しますが、さまざまな具材を器に入れて、砂糖水やココナッツミルクをたっぷりとかけて食べるのが王道。具によってメニューが変わるので、お店によっては数十種類用意しているところもざら。是非いろいろなチェーを試してみてください。
ベトナム&ニャチャン名物を堪能
初めてのベトナム旅行者はニャチャン名物はもちろん、全国区の王道料理も食べ逃しがないように。ここで紹介した料理の内何品かはホテルの朝食でも食べられる可能性が高いので、そこで押さえておくのもいいでしょう。