ベトナム王 スタッフ
旧市街といえば、ハノイ市内における最大規模を誇る観光地。もとはタンロン時代の商業区で、現在もその古き名残が雰囲気や建築物から感じ取ることができ、旅行者に非常に人気のスポットとなっています。しかし、この旧市街をすべて歩くとなると、丸2日から3日ほどかかってしまいます。ハノイ旅行者の多くは、他の名所や博物館、ハロン湾やニンビンといった世界遺産観光も目当てとしているので、時間がいくらあっても足りませんね。
そこで、今回はハノイ旧市街で足を運んでほしいスポットや通りを10個厳選してみました。是非参考にしてみてください。
目次
① マーマイ通り
マーマイ通りの様子ハノイ旧市街で最も観光地化されている通りの1つ。雑貨店、有名レストラン、スパなど、観光客に必要な商店すべてが揃っています。夜には鉄板にアルミホイルを敷いて焼く焼肉屋台も多数出没します。ハノイグルメなので、こちらも押さえておきましょう。
② カウゴー通り
カウゴー通りカウゴー通りは旧市街南部、ホアンキエム湖北部を東西に走る玄関口。古き町並みとコロニアル建築が混在し、ツアーデスクと中級ホテル、老舗食堂が並んでいます。一泊2000円以下の安宿も多数あるので、節約旅行をされる方はこの通り界隈でホテルを見つけるのもいいでしょう。
③ ハンガイ通り
服飾店の多さはハノイ一！観光客向けに特化した服飾店が100近く並ぶハンガイ通り。多くのお店はモダンな装いで冷房も完備しているので、ゆっくりと選ぶことができます。ガイドブックでは「ハノイのシルクロード」と呼ばれているように、ベトナムの特産であるシルク製品を安く手に入れることができることでも有名。オーダーメイドもここで。
④ ハンダウ通り
もちろん値段は交渉ホアンキエム湖東部にあるハンダウ通りは、靴屋が集まる通り。サンダル、ヒール、革靴などいずれも小規模専門店が並んでいます。お店によって種類にそれほど差はありませんので、あとは値段と店主の人柄次第といったところ。また、靴の修理を請け負っているお店もあります。自分の靴がくたびれていたり、壊れている場合は安く直すことができます。どのお店も23時頃までやっているのも魅力です。
⑤ ディンリエット通り
ツアーデスクが並ぶカウゴー通りから縦に繋がるディンリエット通り。短い通りですが、両側には雑貨店、安マッサージ店、老舗食堂、ツアーデスクなどがずらりと並んでいて、こちらも観光のメッカとなっています。そのまま歩くと交差点に当たり、真っ直ぐ進むとターヒエン通り、左に曲がるとナイトマーケットの開催場所に行くことができます。
⑥ ターヒエン通り
一番にぎやかな通りかも昼間は閑静な道。お店の多くはシャッターが閉じていて、ちょっと物寂しい気さえします。しかし、夜になると一変。すべてのお店が営業をはじめ、一大屋台街と変貌を遂げます。店先にテーブル椅子が並べられ、お客はそこに座ってビールやおつまみを食べながら夜の旧市街を楽しむことができます。ナイトマーケットが開催されない平日においては、もっとも開けている場所といっていいでしょう。
⑦ ハンティエック通り
昔から続く商業区を今に見る昔ながらの下町の風景を見たいならば、おすすめしたい通りがこちら。ハンティエック通りはタンロン時代から続く金物の通り。旅行者にとってはお土産になりそうなものはありませんが、ハノイの昔を今に映す通りとして人気です。金物を溶接したり鉄やスチールを打ったりする音で通りは満たされています。
⑧ チャーカー通り
日本人も絶賛するおいしさハノイ名物チャーカーラーボンの名店が並ぶことから名づけられたチャーカー通り。チャーカーラーボンは雷魚をメインとした川魚を油鍋で炒める料理。エビを発酵させたマントム、もしくはヌクマムにつけて食べます。チャーカー通りには老舗の専門店が複数軒並んでいますので、同料理を食べたいときは、ここに訪れるのがいいでしょう。
⑨ ドンスアン市場
市場2階アパレルフロア旧市街及びハノイ市内最大規模の屋内市場。庶民の買い物スポットであり、業者の卸売りの一面もあります。また旅行者向けのお土産雑貨を扱うお店も多数集まっているので、ショッピングも兼ねて観光してみてください。ちなみに、この市場外回りにも注目。大輪を咲かせた花屋や路地に並ぶ屋台、そこに集まるベトナム人など、旧市街ののどかな日常をのぞくことができます。
⑩ ナイトマーケット
ベトナム最大規模のナイトマーケット最後はこちら。週末の金、土、日曜の3日間に開催されるナイトマーケット。金曜と土曜が最もにぎわい、ピークとなる20～22時は大行列となります。規模はベトナムの中でも最大規模で、旧市街入口のハンダオ通りからドンスアン市場までの一本道に、数百と屋台が並んでいます。屋台の多くは雑貨を売るお店なので、メイドインベトナムのお土産はここで手に入れるといいでしょう。
旧市街だけでも数日楽しめる
今回ご紹介した通り以外やスポット以外にも、注目したい場所は幾つもあります。上述したように、1日や2日の滞在中にすべてを回ることはできませんので、日本にいるうちからどこを歩くのかピンポイントで決めて、スケジュールを作っておくといいでしょう。
