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2022年はベトナムビーチリゾートでリラックス!ニャチャン~クイニョンへ行こう

近年はベトナムのビーチリゾートが日本人旅行者の間で話題となっています。2010年頃から各旅行会社が中部ダナンのPRをはじめましたが、もちろんベトナムのビーチリゾート地はダナンだけではありません。ベトナムの中南部沿岸地域には、美しいビーチリゾート地が幾つもあります。そこで、今回は中南部ニャチャンを始点に北上し、終点クイニョンまで日本人でも楽しめるリゾート地をご紹介します。

ベトナムにおけるビーチリゾートの象徴はダナンではなく「ニャチャン」

美しいニャチャンビーチ

日本人の中ではベトナムのビーチリゾートといえば、中部ダナンをイメージする人がほとんどでしょう。しかし、実はダナンが観光開発される前から欧米人に人気だったビーチエリアがあります。

ベトナム中南部「ニャチャン」は、欧米人に知られるアジアの南国ビーチ。欧米人が訪れるベトナム観光地の中で、最もリピート率が高い都市でもあります。子供が楽しめる巨大遊園地や泥温泉、ヒンズー教寺院に岩場の景勝地など、海水浴以外でも楽しめるエンタメスポットが充実しています。

海側は商店の数も多い!

ニャチャンはホーチミンから国内線で僅か1時間で行くことができ、近年は日本の旅行会社でも「ホーチミン+ニャチャン5~6日間の旅」ツアーを催行しているところも珍しくなくなってきました。

2022年7月時点のニャチャンの現地事情

ニャチャンはベトナム人よりも外国人旅行者で賑わっていた町のため、新型コロナの被害も多大なものでした。しかし、2022年以降は欧米人旅行者が徐々に回復し、また5月以降はベトナム人の国内旅行先としても選ばれるようになったため、2022年7月時点ではホテルや航空券代は値上がりを受けています。

一方で現地ツアーも催行されるようになり、ナイトマーケットも戻ってきたため、これからニャチャンへ訪れる人は満足度の高い南国バカンスを満喫できるでしょう。
ただし、注意点が1つ。市街地の旅行者向けのマッサージ店やレストランなどは、いまだ閉店しているところも散見されます。町歩きを楽しむよりは、リゾートホテルの敷地内で過ごすのがポイントです。

>>ニャチャン旅行でマストで行きたい観光スポット10選

ニャチャンからバスで北上「フーイエン」へ

国の文化遺産に登録された溶岩の岩場

ニャチャンからバスで北上すること3時間ほどで到着するのが「フーイエン(Phu Yen)」と呼ばれるリゾート地です。外国人にはあまり知られていない観光地ですが、近年は5つ星のリゾートホテルが立て続けにオープンしベトナム国内で話題となっていました。もともと現地人向けのリゾート地のため、新型コロナの影響もほとんど受けていないのも魅力です。

フーイエンの5つ星ホテル

観光範囲は狭いものの、ベトナムの文化財に登録された溶岩が冷えた岩場の見学や、水上レストランでシーフード料理を堪能することができ、1泊から2泊は十分に楽しむことができます。
また、5つ星ホテルはニャチャンやダナンのホテルよりも広大な敷地を持っているのが特徴で、ほとんどのホテルが海に直結しているので、1日ホテルライフを満喫することもできます。

フーイエンからさらに北上して「クイニョン」へ

港町風情漂うクイニョンの町

フーイエンからクイニョンはバスで僅か2時間の距離。クイニョンはベトナム人やベトナム在住日本人の間では人気のビーチエリアです。ニャチャンやダナンのような華々しさはありませんが、ベトナムらしいローカルな町と潮の香りの中で観光散策を楽しむことができます。

クイニョンもフーイエンと同様に観光スポットは海沿いの景勝地散策に徹するため、新型コロナの影響はほとんど受けていません。

クイニョンビーチとオープンカフェ

こちらはクイニョンの名物観光スポット。海を目前とした砂浜にテーブルチェアを置かれ、ここでトロピカルジュースやアルコール類を食べることができます。夜はたくさんの裸電球に照らされ、かなりロマンティックな雰囲気へと変わります。こちらも新型コロナの影響を受けていませんので、旅行者はいつきても楽しむことができます。

また、クイニョンも昨今は観光開発が進み、4つ星以上の高級ホテルも複数オープンするようになりました。いずれも海沿いの観光エリア中心となるので、ホテル選びに迷うことはないでしょう。

ベトナム中南部ビーチリゾートの旅。どのような旅程がおすすめ?

クイニョンのサンセット

今回ご紹介したベトナム中南部のビーチリゾートエリア「ニャチャン」、「フーイエン」、「クイニョン」はいずれの都市間もバスが運行しています。ただし、日本からの直行便はないため、ダナン、もしくはホーチミン経由で向かうのがおすすめです。また、クイニョンにも国内空港があるため、ホーチミン含む各都市から直接向かうことができます。

ホーチミンを起点とするならば、下記のようなルートはいかがでしょうか。

1日目:(午前)ホーチミン→空路→クイニョン

2日目:(終日)クイニョン観光
3日目:(午前)クイニョン→バス→フーイエン
4日目:(午後)フーイエン→バス→ニャチャン
5~6日目:(終日)ニャチャン観光
6~7日目:(午前)ニャチャン→空路→ホーチミン

上記のような旅程であれば、一週間の南国バカンスの旅を楽しむことができます。もしホーチミンも観光したい場合は、クイニョンかフーインの滞在時間を1日短縮するのもいいでしょう。

次のベトナム旅行は中南部ビーチリゾート地でバカンスを楽しもう

ベトナムは2022年7月時点では、日本人の入国者に関しては既にコロナ前と同様にビザ免除を適用していますので、旅先に選ぶ観光地によっては、コロナ前と極力変わらない観光ができます。
とはいえ、ハノイやホーチミンといった都心は、閉店しているお店も少なくないので、今年ベトナム旅行を計画している方は、ここで紹介した中南部ビーチリゾートを目指してみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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