新型コロナも大分落ち着いたベトナムでは、2022年5月頃から国内旅行が急速に回復し、とりわけ中南部高原地帯の「ダラット」がベトナム人にとってのコロナ後最初の観光地として支持されています。日本人にはあまり知られていない観光地ですが、昔から欧米人には人気のリゾート地でした。
ダラットはコロナの渦中も観光開発が拡大し、コロナ前後では観光スポットや楽しみ方も異なる面が多くあります。
そこで、今回は日本人にもおすすめしたいダラット旅行の楽しみ方をご紹介します。
2022年最初のベトナム旅行へ。昼夜問わず賑わう「ダラット」へ行こう
ダラットはホーチミンから寝台バスに乗って6時間で行くことができる高原地帯です。深夜の便に乗ればひと眠りで到着するので、道中はバス旅も楽しんでいってください。
ダラットは新型コロナ以降にベトナム人に最も人気の観光地の1つで、2022年7月時点では、昼夜問わず多くの観光客で市内は賑わっています。
ナイトマーケットや現地ツアーも規制は完全に解除されており、現在はコロナ以前の風景を取り戻しています。
バイクをレンタルして山道を疾走する旅もおもしろい!
ダラット旅行では、タクシーをチャーターしたり、現地ツアーに参加するのもいいですが、ホテルでバイクを借りて町中から郊外まで周遊するのもおすすめです。山岳高原の素朴な田舎風景も見どころですが、ダラットはもともとフランス人に開拓された町となるので、いまでもフランスヴィラやオープンカフェが軒を連ねています。
日本の避暑地や田舎町とはまるで違う風景を目の当たりにすることができるので、市街地だけではなく、是非郊外散策もスケジュールに入れてみてください。
はじめてのダラット旅行ならば山岳リゾートホテルに宿泊しよう
ダラット旅行において、ここ数年で人気急上昇しているのが、「山岳リゾートホテルの宿泊」です。ダラット市内中心部からシャトルバスが運行しているので、そちらに乗ることができれば無料でホテルまで移動することができます(タクシーだと約1000円)。ダラット市街から車で約30分ほど山道を登ると、複数のリゾートホテルに行くことができます。いずれも4つ星から5つ星の高級ホテルとなりますが、ペンションのような美しい見た目が特徴。ホテルによってはゴルフ場や屋外プールが併設しているところもあります。
多少人里離れているので、町観光をひとしきり終えたあとに向かうのがおすすめです。広大な敷地を持つホテル内の散歩をしたり、自家菜園のファームを覗いたり、オープンエアのカフェで自然風景を眺めながらコーヒーブレイクをとってみる時間はいかがでしょうか。コロナ疲れも吹き飛ぶはずです。
新しい観光スポットもたくさん!2022年ダラット旅行は「ファーム」に行こう
2022年以降にダラットを訪れる人におすすめしたい観光スポットが、こちらの「〇〇ファーム」です。野菜やイチゴ、干し柿、マーベリーといったファームに訪れることができます。入場料や自分で収獲するのは無料となり、摘み取った分だけ量り売りで購入することができます。
とりわけダラットではイチゴ狩りが人気で、近年は日本や韓国、アメリカの栽培技術を取り入れた品質のいいイチゴを収獲することができます。また、ファームの中には犬猫やアルパカ、羊といった動物に触れあうことができる場所もあります。ダラット市内中心からタクシーで30分圏内の範囲で10近いファームがあるので、事前にどこへ行くか決めておくといいでしょう。
ダラット旅行のお土産にも最適!「茶畑」へ行こう
ベトナムでも日本同様に日ごろから緑茶を飲む習慣がありますが、ダラット産の茶葉はベトナムで最も品質が高いと評判です。ダラットの郊外には幾つかの茶畑があり、いずれも観光スポットとなっています。茶畑を実際に歩くこともできますし、傍には茶葉の直売店もあるので、ここでしか買えない茶葉をお土産に買うのもおすすめできます。
ダラット市街地の散策では名物堪能&お土産探しが捗る
これまではダラット市街地から多少離れた郊外エリアをご紹介しましたが、市内中心部もコロナ以前と比べると、お洒落なお土産ショップが増えた印象を受けます。お土産ショップではダラットの特産であるコーヒー豆やジャム、ナッツ類、チョコレート等が人気です。
ダラットではバインコットやバンチャンヌンといったB級グルメをはじめ、鶏鍋やネムヌン、猪肉といった名物を楽しむことができます。いずれもダラット市街地のお店で食べることができるので、町歩きのついでに探してみたり、宿泊ホテルのスタッフにおいしいお店を訊ねてみるのもいいかもしれませんね。
ベトナムのダラットをコロナ明け最初の旅先に!
日本人にとってベトナム旅行といえば、ハノイやダナン、ホーチミンが象徴となる観光都市となりますが、コロナ明け最初の旅行はダラットを選んでみてはいかがでしょうか。コロナ前と変わらない観光を楽しむことができますし、高原観光地に流れる独特のゆっくりとした時間は、コロナ禍で忘れていた旅行の醍醐味を思い出させてくれることでしょう。