ベトナムのホーチミン旅行で参加する現地ツアーを探している人向けに、「あまり知名度はないが参加者の満足度が非常に高いオプショナルツアー」を紹介します。
定番どころの有名ツアーを避けたい人や、ちょっと変わった現地ツアーを探している旅行者は是非ご参加ください。
定番ツアーより満足度が高い?ホーチミン旅行者はツアーの吟味が必要
日本人にとってのホーチミン旅行の定番ツアーと言えば、昔から「メコンのジャングルクルーズ」や「クチトンネル」、「カオダイ教総本山」などが挙げられ、いずれも20年以上前から旅行者に親しまれています。
しかし、言い替えるとこれらの定番ツアーは昔から現在に至るまで、ツアー内容が全く変わっていないため、海外旅行に行き慣れている日本人にとっては、必ずしも高い満足度を得ることはできないかもしれません。そのため、
・アジア旅行に何度か行っている
・二回目のベトナム旅行
といった旅行者は、以下で紹介する現地ツアーに参加してみると、思いのほか充実した時間をおくれるかもしれません。
午後発でゆっくりと夜まで満喫「メコン蛍鑑賞ツアー」
メコンのジャングルクルーズは朝ホーチミン発の夕方解散となりますが、こちらの「蛍鑑賞ツアー」は午後開催となるので、1日潰れることがありません。また、昼下がりにメコンに到着したあとは、蛍の時間まで通常のジャングルクルーズツアーと同じ工程を周ることができます。
時間によってココナッツキャンディー工房などはありませんが、ボートで雄大なメコン川を疾走できるので満足度が落ちることはありません。
何よりも日が沈み空がオレンジ色から紫、黒へとグラデーションを描いて変わる様子は非現実的で息を呑む絶景と言えます。ホーチミン旅行の全旅程の中で一番思い出に残る時間とはなるはずです。
2024年注目の郊外リゾートツアー「ムイネー」白い砂丘をジープで疾走!
これまでホーチミンから車で5時間強掛かっていた砂丘と海のリゾート地「ムイネー」ですが、2024年以降は高速道路が開通して2~3時間で行けるようになりました。まだまだ日本人にとっては知名度が低いエリアですが、ホーチミン在住者の中では、旅行会社勤務の人も含め「リゾート地の中ではムイネーがベトナムで一番好き」と太鼓判を押す人が大勢います。
ムイネーの現地ツアーでは、妖精の渓流や漁船の風景(フィッシャービレッジ)を周り、ハイライトとなるのは「白い砂丘をジープで疾走」します。追加料金を払えばバギーに乗ることも可能です(ツアーによって対応は異なる)。なにより圧倒されるのは「くっきりと映る地平線」。地平線を遮るものがない状態で空を見上げると、「空が落ちてきそう」な感覚に陥ります。是非体験してください。
ホーチミン市内で一押し!「バイクツアー」
昨今欧米人旅行者の間で人気となっている「ホーチミン市内を走るバイクツアー」が日本人旅行者にも知られてきました。参加者の多くが欧米人となるので、基本はガイド&ドライバーも英語対応となりますが、皆さん学生だったりと若いので、こちらはカタコトの英語でも、むしろカタコトすら喋れなくともまったく問題ありません。
バイクツアーを催行しているところは何社かありますが、大きく分けると「市内観光スポット(統一会堂や博物館)をバイクで巡る」、「市内のローカルエリア(チョロン含む)をバイクで巡る」、「夜発で屋台などをバイクで巡る」ツアーが一般的です。その中でもおすすめはローカルエリアのバイクツアー。ガイドブックには載っていないエリアに行くので、雑多な東南アジアらしいベトナム時間を満喫できます。
定番のナイトディナークルーズツアーは「高級客船」がおすすめ!
ホーチミン夜発の「サイゴン川ディナークルーズ」はメコンツアーと並ぶ定番で、昔から人気のツアーです。しかし、ここでおすすめしたいのは、「ワンランク上の豪華客船」への参加です。ディナークルーズ船は複数の種類があり、現在日本人旅行者に一番の人気は「インドシナ号」となります。
インドシナ号は少数民族の伝統舞踊やベトナム民謡などを鑑賞できるのが魅力ですが、小型ジャンク船となるため、少し狭い印象です。一方で昨今はそれほど料金は変わらずに大型客船に乗ることもできるようになりましたので、物価安の東南アジアでしか実現が難しい優雅なディナークルーズを体験してほしいところです。
まとめ:ホーチミン旅行の現地ツアーはよく吟味して選ぼう
ホーチミンの観光エリアは狭く、また観光地に行ける電車がないため、旅行者にとっては現地ツアーの重要度が非常に高いことを覚えておいてください。近年はホーチミンでも新しいツアーが増えているので、現地ツアーを選ぶときは一緒に行くパートナーとよく吟味して選ぶようにしてください。