ベトナムの首都ハノイは、世界遺産のある旅先として日本人旅行者に人気がありますが、ベトナム人の間ではグルメの町としても知られています。
旅行者の中にはハノイ名物を期待している人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はハノイ市内で旅行者に足を運んでほしいお店エリアやレストランの選び方をご紹介します。
ハノイ市内観光エリア別のお店事情を徹底解説!
ハノイ市内は複数の観光エリアに分かれており、エリアによって楽しめる飲食事情が大きく異なります。ハノイ名物を食べたいのか、ベトナム定番料理を食べたいのか、それとも贅沢なフレンチやイタリアンを食べたいのか、まずは「食の目的」を考えてみるのがいいでしょう。
以下では日本人旅行者が簡単に足を運べる観光エリアとそこで堪能してほしいおすすめ料理を紹介します。
「タイ湖」エリアは人気フレンチ&イタリアンがおすすめ!
ハノイ中心部にあるホアンキエム湖からタクシーで20分ほど北上したところにある「タイ湖」は近年旅行者に人気の観光地です。在住外国人や富裕層のベトナム人が多く暮らし、「ベトナムで最も地価の高い地域」の1つでもあります。インターコンチネンタルやシェラトン、パンパシフィックといった5つ星ホテルもあるので、最近は旅行者が行き交う姿もよく見かけるようになりました。
タイ湖では在住欧米人向けのイタリアンやフレンチのお店が多く、いずれも欧米人が経営しているので味は本物です。現地に優雅に暮らす彼らの生活を垣間見ることもできますが、ディナータイムは予約して行くのがおすすめです。
「ホアンキエム湖周辺」は定番ベトナム料理を楽しんで!旅行者向けのカフェレストランが多数
ハノイ観光の中心であるホアンキエム湖周辺には湖に沿って数多くのカフェやレストランが並んでいます。オープンエアのお店も多く、ホアンキエム湖や旧市街の建物を眺められるレイアウトになっているのが特徴です。
ベトナム人自体はこれらのお店に行くのはカフェ利用程度で、基本は旅行者専用のお店となっています。そのため、レストランもフォーや生春巻きなど、ガイドブックでもお馴染みの定番料理を扱うところがほとんどです。旅行者にとってはお洒落なお店内装が魅力ですが、いずれも値段は外国人価格に設定されているのが残念なところ。
4つ星5つ星ホテルに宿泊していれば、朝食ビュッフェにて定番料理は一通り味わうことができるので、予算を気にする人はあえてここで食べる必要はないかもしれません。
「旧市街」ではハノイ名物を堪能できる!
ハノイ旧市街は世界中の旅行者が訪れる人気の観光地で、ホアンキエム湖から徒歩5分で行くことができるので、同エリア内のホテルに宿泊する旅行者も多くいます。ハノイ旧市街にはさまざまなレストランが集まっているので、旅行者の思い描くお店を探すことができるはずです。
ただし、一般的にはハノイ名物を楽しむのがおすすめ。「フォー」、「揚げ春巻き」、「竹筒の牛肉詰め」、「ブンオック」、「ブンダウマントム」、「チャーカーラーボン」などは必ず押さえておきましょう。
旧市街でお店選びの注意点。「どこ」で食べるかを考える
旧市街でお店を選ぶときは、「高級レストラン」、「大衆食堂」、「カフェレストラン」を選択することにあります。
高級レストランはホテル直営レストランや実業家が経営しているお店が多く、旧市街中央部と北部に点在しています。
大衆食堂はベトナム現地人もよく利用するので、旧市街の中でも観光エリアから少し外れた西部に偏っています。
カフェレストランは旅行者向けのお店が多く、定番料理を食べることができます。トリップアドバイザーのような情報サイトで事前に評価を調べて行くのもおすすめです。
ハノイ市内のレストランは予約してから行くのがおすすめ
ハノイ市内で日本人旅行者が行くレストランは、往々にして現地人からすると高級店となります。お店のオーナーも高級感を演出して差別化を図っているので、このようなお店に行く際は事前に予約をするのがベターです。
予約方法はWebサイトでもできますが、宿泊ホテルのスタッフに代わりに電話して予約してもらうのが確実かもしれません。
まとめ:ハノイ旅行では食べる料理によって行く場所を考えよう
ハノイ旅行では「食の散策」も非常におすすめできる現地の楽しみ方となります。ただし、闇雲に町歩きをしていたら、「自分の食べたい料理がどこのお店もメニューにない」といった事態に陥ることも珍しくありません。
行き当たりばったりでお店を見つけるのも面白いですが、ハノイ旅行では事前に行くお店を決めてから行くのがいいでしょう。