初めてホーチミンに旅行で訪れた人の中には、「現地でどう過ごせばいいか分からない」、「ツアー以外の現地の楽しみ方が分からない」と頭を抱えている人も多くいます。子供連れファミリーやカップル夫婦は事前に現地の過ごし方を決めておかないと、無駄に時間が過ぎてしまうかもしれません。
そこで、今回は初めてのベトナム旅行者に向けて、ホーチミン市内で何をするのがおすすめなのかをご紹介します。
子連れファミリーはホーチミンで手持ち無沙汰になる?
ホーチミン旅行は「グルメ・ショッピング・スパ」が市内観光の醍醐味となり、いずれも小さな子供が楽しめる過ごし方ではありません。お母さんがスパや買い物を楽しんでいる間、お父さんが子供と一緒にカフェで時間潰しをしている様子もよく見受けられます。
では、ホーチミンの市内観光で子供と一緒に楽しむためにはどこに行けばいいのでしょうか。
子供と行くホーチミン市中心「動植物公園」
旅行者にはあまり知られていませんが、実はホーチミン市の中心部には市内で有名な動植物公園があります。市民劇場からタクシーで5分少々で行くことができ、市が経営しているので入場料も数百円です。「でもあまり期待できなさそう」と思っている人もいるかもしれませんが、世界でも希少種のホワイトタイガーやワニ、カバ、キリン、ゾウ、サイ、熊など大型動物も多くいます。
子供と一緒に楽しめる数少ない観光スポットとなるので、是非ベトナム版動物園を楽しんでいってください。
大人気の「アオショー」は欠かせない!夜のエンタメ
ホーチミン市中心のオペラハウス(市民劇場)で開催される「アオショー」は、元サーカス集団の演者が音と光、竹細工のみでベトナムの伝統と今の歴史の変遷を再現する異色のショー。前売りチケット制で全席指定席となるほか、ショーでは演者は一切声を出さないため、ベトナム語が分からなくとも問題ないですし、アクロバティックな演目はどれも息を呑むばかり。小さな子供も楽しむことができます。
注意点は、アオショーは毎週2~4日(平均3日)の不定期公演となります。期待していたにも関わらず、自分の滞在期間中は公演がないと残念なことにならないために、事前にスケジュールは把握しておくといいでしょう。
公式HP:https://www.luneproduction.com/ao-show
コロナ後に雰囲気一遍。誰もが楽しめる「夜のブイビエン通り」
ブイビエン通りはデタム通り・ファングーラオ通りと併せてバックパッカーエリアとして知られている一大観光エリアです。タイのカオサンを一回り小さくした規模ですが、ホーチミン市内中心にあり、ベンタイン市場から徒歩15分程度で行くことができるので、旅慣れていない人でも気軽に足を運ぶことができるのが魅力です。
新型コロナ期間中は外国人が不在となったため、これまでのお店はほとんどが閉店を余儀なくされました。2023年現在はベトナム現地の若者が楽しめるような飲みバーや南国雰囲気抜群のレストランが建ち並ぶようになりました。以前と比較すると治安も大分良くなっているので、女子同士でも気軽に楽しむことができます。
日中の散策スポット「古アパート巡り」
日中散策で時間を持て余している場合は、「古アパート巡り」を楽しんでみてはいかがでしょうか。ご覧のような古めかしいアパートは、ホーチミン市内のグエンフエ通り、トンタッティエップ通り、パスター通りといった目貫き通りで見かけることができ、いずれもドンコイ通りから歩いていくことができます。
古アパートは誰でも入ることができ、中にはアクセサリー店やアパレル店、マッサージ店、カフェレストランなどが営業しています。ベトナム人の若者の間で流行っていてインスタ映えの写真撮影も可能。最初は少し入るのに勇気が要りますが、ベトナムらしい洒落た時間を過ごすことができますよ。
まとめ:ガイドブックから外れた楽しみ方も考えてみよう
今回紹介した現地の過ごし方の中には、旅行ガイドブックにはない楽しみ方もあります。ネットで探せば最新の現地情報や観光スポット情報も調べることができるので、ホーチミン旅行者はパートナーと一緒により良き思い出を作れる旅のしおりを考えてみてください。