ホーチミン市郊外にあるスイティエン公園。公園といえども、訪れるとびっくり。ディズニーランド以上の敷地面積を誇る巨大テーマパークです。数年前までは知る人ぞ知る現地人向けの遊園地でしたが、最近は国内外で注目される観光スポットに成長。また、日本では有名ユーチューバーが訪れて公開した動画が大反響。今後さらに人気度を増す観光地となることが期待されます。
そこで、今回はスイティエン公園を楽しむために押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
① フリーパスよりも都度チケットを購入
スイティエン公園はフリーパスとアトラクション毎に都度購入する2パターンを選ぶことができます。入場料は別途かかり、2019年8月時点で大人12万ドン、子供6万ドンとなっております。厳密にいえばフリーパスの他にも十数のアトラクションを利用できるプランなどがあるのですが、実際半日で回れるのは4~5つ程度。
日中のホーチミンは非常に暑いですし、園内には冷房の効いた施設がありませんので、1日回ろうとする必要はありません。アトラクションは1つにつき3~6万ドン程度で利用することができます。日本円に換算すると150~300円と安いので、フリーパスを買う必要性はないと言えるでしょう。
② 最大のハイライトであるワニ釣りを楽しむ
数々のユーチューブやネットサイトで話題となっているのが、こちらのアトラクション。「ワニ釣り」というものです。釣り竿の先端に肉を紐で縛り、これをワニの近くにそっと垂らします。あとはワニが食いつく瞬間に竿を引き上げてワニをもてあそぶというのが遊び方。もちろん安全に配慮して柵もありますので、引っ張られて池に落ちる心配はありません。
ただしワニに食われたときの竿を引く力はとんでもなく強いので、最初はびっくりしてしまうでしょう!このワニ釣りは、ベトナムのテーマパークではしばしば見られるアトラクション。このスイティエン公園だけで数千のワニが飼育されているとのことだから驚きです。日本では体験できないことだと思うので、是非マストで挑戦してみてください。
③ 普通のアトラクションではなく、スイティエン公園独自のアトラクションを
スイティエン公園には大きく分けて「仏教に由来したアトラクション」と「普通の定番アトラクション」の2種があります。後者は観覧車やジェットコースター、バイキングにゴーカートといった、日本人にとってもありふれたもの。しかし、せっかく話題のスイティエン公園に来たのだから、ここでしか体験できないアトラクションを満喫していってほしいものです。
冒頭でお伝えしましたが、スイティエン公園は別名仏教テーマパーク。人が死んで裁判にかけられ、地獄に落ちるまでの過程をアトラクションで再現しています。仏教系アトラクションはすべて屋内のウォークスルー型、もしくはライド型となりますが、いずれもお化け屋敷のように辺りは薄暗く、模型が参加客を脅かしにかかります。ただし一つのアトラクションの所要時間は5分もかかりませんし、それほど怖いものでもありませんので子供でも十分楽しむことができるはずです。
④ インスタ・フェイスブック撮影に徹するのもあり
ワニ釣りに次ぐもう1つのスイティエン公園の名物となっているのがこちら。園内の要所に建てられた巨大なモニュメントや仏像は、すべて仏教に関連したもの。大きな獅子や地球の上に立つ如来像など、インスタ映えするものばかりなので、一緒に写真を撮ってインスタグラムやフェイスブックに投稿してみるのはいかがでしょうか。
⑤ 時間がない方向け!電動カートをチャーター
もし「時間がないけど、一周すべて回りたい」、「子供がいるから長時間歩くのはしんどい」という方がいれば、おすすめなのがこちらの「電動カートのチャーター」です。御覧のカートを運転手付きで時間貸しをしており、園内を一周するプランもあれば、好きなところまで運んでもらい、アトラクションを体験している間は運転手には傍で待機してもらうプライベートプランもあります。値段は少々高く1時間で3000円前後しますが、団体で借りればお得に利用することができます。
世界で話題のスイティエン公園を楽しもう
「世界の遊園地12選」にも選出されたスイティエン公園は、日本では体感できないアトラクションを満喫することができます。限られた滞在時間を有効に使いたいと考えている旅行者も多いことでしょうが、半日程度でかまいませんので、スイティエン公園に時間を割いてみてはいかがでしょうか。なおホーチミン市街地からスイティエン公園までは、タクシーかバスで1時間以内で行くことができます。