ホイアンと言えば世界遺産の旧市街の散策が観光の見どころです。しかし、今回紹介するのは世界遺産から少し離れた場所にある「タンハー村」。ベトナムの伝統とも言える陶器職人が多数いる村で、旧市街から近いため観光客用に開け放たれています。誰でも気軽に行くことができるので、興味ある方は是非タンハー村を探索してみてください。
ツアーと個人、両方行ける
タンハー村へ行く方法は2つ。1つはツアーに参加する方法。ツアーで行く場合は、近くにある木彫りの村も一緒に行くことになります。その時間がない方は個人で行くといいでしょう。個人の場合はバクダン通りに停泊している小舟の船主と交渉することになります。ツアーと同じくらいの値段をふっかけられるので、うまく交渉してみてください。
入場券&無料ろくろ体験
タンハー村に到着すると、まずはチケット売り場で入場券を購入します。入場券は3万5000ドン(175円)と格安。ちなみに、観光客は無料で陶器体験をすることができますが、基本はこの入場料に体験料も含まれていると考えてください。ですので、せっかく来たのだから積極的にろくろを回していきましょう。
最初は町の探索をしよう
陶器づくりはタンハー観光の最大のハイライトとなるので、その前にちょっと村を散策してみるといいでしょう。タンハー村に暮らすほとんどの住民は陶器づくりに従事ていて、そこかしこに陶器を釜土で焼いている光景や、焼き物を販売しているお店を見ることができます。
タンハー村の職人が作った陶器はホイアンやダナンをはじめ、ベトナム全国の雑貨店や問屋、卸売り市場に運ばれます。バッチャン焼きと似たような模様もありますが、こちらで作られたものはバッチャン焼きではないので注意してください。
御覧のようなユニークな焼き物も。飾っておきたくなるお土産ですね。およそ5万~10万ドン程度で買うことができます。
子供も大人も楽しめる焼き物体験!
陶器作り体験は子供から大人まで参加は自由。お皿やお茶碗を希望される方はろくろを回す体験ができますし、置物、飾り物などを希望の方は、自分で好きな形に粘土を作る作業を体験することができます。
焼き物の型が完成したあとは、乾燥させて素焼き、模様入れ、色塗り、本焼きといった工程を経て完成します。時間がかかるため、観光客が体験できるのは最初の成形のみ。滞在日数に余裕があれば、本焼きしたものを無料で貰うことができます。
ホイアン旧市街で多くの露天商が売っているこちら。実はこれもここタンハー村で作られたものです。この小さな人形の焼き物は笛。いろいろな動物や形をしたものが売られていますし、1個当たりは100円ちょっと安いので、子供は大喜び。ホイアンでは昔から知られているお土産雑貨の1つです。
参加型ツアーに興味がある旅行者におすすめ!
タンハー村はガイドブックや観光情報サイトにはあまり紹介されていないようですが、旧市街にあるツアーデスクに行くと、必ずおすすめされる定番観光地でもあります。タンハー村だけの観光であれば半日もかかりませんので、是非思い出作りに足を運んでみてください。