新年も明けて、平成最後の2019年一発目の海外旅行をお正月もしくはこの冬の時期に計画している方も多いかと思います。最近は年末年始は日本で過ごし、三が日が終わった4日以降に有給で海外に行く人もいるようです。有給がとりやすくなってきたのはいいことですね。
今回紹介するのは、2019年冬のハノイ旅行のすすめ。ハノイといえば世界遺産のハロン湾は欠かせない観光スポットですが、実はこの時期におすすめしたいのは、もう1つのボートツアーが楽しめるニンビン省の方。もしハロン湾しか知らないと、現地で大変なトラブルが発生するかもしれませんよ。
実は日本の冬はハノイも冬となる
東南アジアに位置するベトナムですが、全国どこでも常夏というわけではありません。ハノイはホーチミンに次ぐ日本人に人気の観光地ですが、北部に位置しているため、実はこの時期は日本と同様に冬の季節となります。とはいえ日本のように雪が降ることはありませんし、日中の晴れ間がのぞく間は、半袖で過ごすこともできます。
市内観光であれば寒くなってきたら洋服店で長袖やジャケットを買えばいいだけの話ですが、ハロン湾やニンビン省など遠くの観光地に行ってしまうと、そこで衣類を調達することはできません。2時間から3時間寒いボートツアーとなるので、景色どころではなくなってしまいます。遠方に向かう予定のある方は、必ず長袖を持っていくようにしましょう。
ハノイの冬は雨の心配はありません!
冬のハノイ(1月~3月)の降水量は、日本と比べるとおよそ3分1程度しかありません。降水日数も10日前後なので、3日1度降るか降らないかといったところ。雨の心配はそれほどする必要はありません。また、雨が降るのは朝の早いうちや昼下がり、深夜など、ある程度時間が決まっているため、忙しく観光する日中や夜はほとんど雨に降られないはずです。
冬のハノイ市内観光。おすすめの過ごし方
2019年も例年通り朝晩はかなり冷え込む日が多くあります。また、日中でも太陽が隠れていれば、気温は10度前後まで落ち込み、「本当に東南アジアなの?」と驚く冷え込みに襲われるかもしれません。そんなときは、「スパ」を楽しんでみてはいかがですか。
「市内観光をしていたけど、寒くて我慢できなくなった」、「雨が降ってきて、ちょっと長引きそう」と言ったケースもこの時期は考えられます。その際はスパでやり過ごすのはいかがでしょうか。ただし、安マッサージ店はおすすめできません。空調完備はなく、埃っぽい部屋で扇風機がついているだけのところがほとんどだからです。
2時間コースで予算1万円前後の高級スパであれば、サウナやジャグジーも楽しめるほか、個室部屋で恋人や友人と貸し切りでマッサージを楽しむこともできます。
もし4つ星、5つ星の高級ホテルに宿泊しているのであれば、思い切ってアウトドア観光は夜に回して、1日ホテルライフに時間を費やすのもおすすめです。むしろ欧米人旅行者に多い過ごし方ですね。ハノイの4つ星、5つ星であれば、プール、フィットネスジム、キッズクラブ、レストラン、カフェ、バー、スパなどが営業しているので、1日居ても飽きません。
世界遺産はハロン湾は運航停止の可能性も!
ハロン湾といえばハノイ旅行最大の観光地としても名高いですね。大型客船に乗って湾内を周遊するクルージングツアーは、一生に一度は体験したい時間をおくることができます。しかし、1月から3月の冬の時期は、霧もやが非常に多く、濃霧となった場合は停船となる可能性が高いです。湖上の霧は陸とは比べられないくらい深く、濃く、広範囲にわたるため、船同士がぶつかってしまうことがあります。「せっかく楽しみにしてたのに、当日停船って旅行会社から連絡があった」といったトラブルに遭うことも十分考えられます。
そこでおすすめしたいのがニンビン省の「チャンアン複合景観」。もちろんこちらも世界遺産です。チャンアンでは手漕ぎボートに乗って周遊するので、濃霧による停船もありませんし、多くの観光客は、「霧がかったチャンアンの景色は本当に山水画のように美しい」と絶賛しています。
2019年もハノイ旅行は人気が予想される!
ここ数年、ベトナムに訪れる日本人旅行者は毎年増加中。いままでタイやインドネシア、フィリピン、マレーシアといった東南アジアを旅行していた人に、やっと注目されはじめたといった感じです。2019年もハノイは人気の渡航先として挙げられるので、ハノイ旅行を計画している方は、是非ここで解説した注意事項やおすすめの過ごし方を参考にしてみてください。