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【2018年度】この夏はダナンで!ビーチリゾートとしての歩き方

昨今日本人旅行者に注目されつつあるのが、ベトナム中部のダナン。中部地方といえば、ホイアンやフエといった世界遺産観光がメインでしたが、それもいまや昔の話。

現在ではダナンに広がるビーチリゾートを目当てにやってくる旅行者が非常に多くなってきています。そこで、2018年の夏の海外旅行先でダナンを選んだ方に是非一読してほしい「ビーチリゾートのダナンの歩き方」をご紹介します。

移動の基本はタクシー。バイクは注意が必要

南国の空の下をバイクでひた走るのも

ダナンでの移動は基本的にすべてタクシーを使うことになります。また、ホテルやツアーデスクではバイクをレンタルしているところもありますが、バイクは基本的にベトナムのライセンスが必要な上、運転できるのは自分が保有している外国人ナンバープレートのみとなります。

現在は暗黙の了解で旅行者も簡単にバイクをレンタルできますが、警察に捕まると罰金、最悪バイクを押収される可能性もありますので、自己責任にて利用ください。

ダナンビーチの中でビーチエリアは2つ!

美しいダナンの海を独り占め

ダナン市街地に海が広がるのがダナンの最大の魅力。しかし、ダナンの海といっても、実は砂浜は実に35キロにもわたって続いています。では、「どこで泳げばいいのか」。

ダナンには一般的に2つのビーチエリアがあると言われていて、いずれも外国人旅行者に知られているビーチとなります。

最大の海水浴場ミーケービーチ

ミーケービーチ

「市街地に広がる」と言われているビーチエリアは、「ミーケービーチ」と呼ばれる海。10キロほどのエリアとなり、海水浴シーズンはベトナム人と外国人ともに大勢集まります。ベトナムのビーチリゾートといえば中南部のニャチャンが勝手知ったるところですが、ニャチャンよりはまだ観光地化されていないため、ごみごみとしていないのが魅力でもあります。

ビーチの逆方向を見ると、ホテル群

とはいえ、近年は中級から高級ホテルの建設ラッシュ。海沿いは4つ星、5つ星が占め、少し町中に入ると2つ星から3つ星のミドルクラスのホテルを多く見かけます。中には一泊3000円程度のミニホテルもあります。

ミーケービーチの中でもソンハン橋とロン橋に挟まれたエリアが特に賑わっているので、ホテルを決める際の参考にしてみてください。ダナン大聖堂から同ビーチエリアまでは、タクシーで10分少々で行くことができますので、教会周辺のホテルに宿泊するのも可。ノボテルやバンダホテルなど、4つ星、5つ星がいくつかあります。

人知れずプライベートを楽しむ「ノンヌオックビーチ」

ノンヌオックビーチ

もう1つのビーチエリアはノンヌオックビーチ。チャイナビーチとも呼ばれています。こちらはミーケービーチを南方に進んだ先で、丁度ダナンとホイアンの中間に広がっています。傍には五行山が聳えているので、タクシーで行くときは五行山まで行くのがいいでしょう。

ノンヌオックビーチの特徴は「ビーチ沿いのホテル宿泊者のみ利用可能」というもの。まだノンヌオックビーチが人に知られる前にいち早くここに建てたホテル会社が、勝手に砂浜まで自分たちの区画にしたのがはじまりと言われています。

2つのビーチ。どちらがおすすめ?

ミーケービーチとノンヌオックビーチのどちらがおすすめかというと、これは旅行者がダナンの海に何を求めているのかによって異なります。ビーチリゾートというと、外国人や現地人が大勢いて、パラソルとデッキチェアが並び、行商が寄ってきて海鮮やマッサージを売る。そんな光景を見たいのであれば、ミーケービーチがおすすめ。

一方、誰にも邪魔されないプライベートの空間で恋人やファミリーで贅沢な気分を過ごしたい、と考えているならばノンヌオックビーチ一択となります。

ミーケービーチの海の家事情

必要な物がなんでも手に入る......というわけではないが

ノンヌオックビーチは上述したようにリゾートホテルが区画を管理しているため、行商を含めた商業施設は入ることができません。砂浜に建つ海の家があるのはミーケービーチの方。

日本のような食事もできてロッカーもあるような規模ではなく、小規模の屋台がベトナム版の海の家となります。こちらでは水着やビーチボールなどマリンアイテムの購入、及びココナッツジュースやミネラルウォーターといったドリンクの販売、さらにパラソル&デッキチェアのレンタルなどを受け付けています。デッキチェアのレンタルは時間ではなく1日となり、料金相場は600円~1000円前後。ハイシーズンになると高くなる傾向にあります。

海が見えるレストランでシーフードランチを

人気レストラン「カーボイサン」

ミーケービーチ沿いには海を眺めながらランチができるレストランがあります。冷房が効いた高級レストランはありませんが、南国らしいオープンスタイルのレストラン、もしくはベトナムスタイルで食べる大衆食堂が多数見受けられます。

ここで食べたいのはやはりシーフード。生け簀に飼われている魚介を注文を受けてからさばくので、新鮮そのものです。ただ、値段が時価であったり、エビやカニは意外と値が張るので、物価安のベトナムだからと高を括って、値段を確認しないまま注文するのはやめましょう。

アラカルトホテル内のレストラン

また、海沿いに建つ高級ホテル内のレストランを利用するのも手。特にノンヌオックビーチの海水浴客は、周辺にレストランがないため、無条件で宿泊ホテル内のレストランを利用することになります。

また、これらのリゾートホテルは、いずれも外部からのお客も歓迎してくれるため、ミニホテルに宿泊している方も、「ランチだけは贅沢に」とお考えであれば、リゾートホテルのレストランで食事をするのもいいでしょう。

2つのビーチを双方楽しもう

もしノンヌオックビーチ沿いのホテルに宿泊するのであれば、同ビーチとミーケービーチの双方を楽しむことも可能です。同じ海でも雰囲気や周辺の環境はまるで違うので、楽しみ方も増えるはず。

世界遺産観光もいいですが、せっかく南国リゾートに来たのだから、この夏は海水浴をめいいっぱい満喫していってはいかがでしょうか。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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