ダナンの市内中心に建つ「ダナン大聖堂」。カトリック教徒にとっては格式高いキリスト教会であり、毎日ミサの時間には多くの信者が集まり、ここで聖歌を合唱します。

また、観光スポットとしても定番となっていて、ピンク色の外観は写真撮影でも映えます。旅行者は是非立ち寄ってほしい「ダナン大聖堂」をご紹介します。

アクセス

場所はハン市場から徒歩すぐの場所。チャム彫刻博物館のある南へ向かう途中にあり、市場から徒歩3分以内に着きます。正門は閉まっている場合が多く、その場合は裏側から回って入場してください。基本的に観光スポットとしての色が濃いので、神聖な雰囲気はあるものの、誰でも気軽に入ることができます。

写真撮影のメッカ。貴重な思い出を作ろう

外観写真。御覧の通り全体がピンクに塗られているユニークな教会です。背後には近代的なオフィスビルが聳え、その歴史ある教会とのギャップもまた楽しめます。

インスタ映えする写真を撮ろうとするのは、近年世界中の流行りですね。ダナンには多々写真映えするスポットがありますが、ダナン大聖堂もその内の一つ。世界中の観光客が正面に集まり撮影に興じています。ちなみにこのスポットはツアー団体が訪れるルートの定番でもあるので、時間によっては大変混雑します。

ダナン大聖堂は通常は閉館していて中に入ることはできません。敷地内に入るのは自由のため、外観や外回りを散策することはできます。

もし中に入りたいのであれば、ミサの時間に再び訪れてください。ミサは平日2回、日曜は5回ありますので、いずれの時間でも中に入れます。

ただし、ミサがはじまってしまうと厳かな雰囲気に包まれて写真を撮ることはためらわれます。また、ミサ中もしくは寸前の時間になると、教徒たちが教会の中に入りきらないで外まで溢れかえります。ゆっくりと写真撮影をしたいのであれば、ミサがはじまる15分から30分程度前に訪れて、門が開いたと同時に教徒がくるまで撮影を楽しんでください。

ルルドの聖母がある貴重な教会

教会裏手に回ると、岩場に囲まれたこちらの聖母マリア像を見ることができます。正面には像を拝めるようにベンチが並んでいて、どことなく特別な雰囲気があります。こちらは、ルルドの聖母をイメージして造られたもの。

ルルドはフランスにある小さな町。聖母マリアが現実世界に姿を現した最初の町とも呼ばれています。そのルルドに伝わるマリア像は、世界各国で建てられていて、日本でも長崎で見ることができます。人口の2割はカトリック教徒のベトナムですが、なかなかルルドの聖母マリア像を見ることはないため、知っている人にとっては、このダナン大聖堂はかなり貴重なスポットのようです。

観光の要所なので、是非立ち寄ってみて

ダナン大聖堂はダナン観光における要所。バクダン市場を散歩したのち、ハン市場、ダナン大聖堂、チャム彫刻博物館と南下していくのが定番のルートとなります。教会に興味がない方も、撮影スポットを探しているならばおすすめできる名所です。是非訪れてみてください。